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nk.side
俺には付き合ってる人がいる。シャークんという彼は、全てが可愛くて愛しかった。
ただ現状、しゃけは俺を避けている。
……なんで? 少し前まではずっと隣に居てくれてたのに。
しかも何を思ってか、俺の代わりはぶるーくだった。まぁ、しゃけからしたらただの友人ではあるけど…。ぶるーく、絶対しゃけのこと狙ってるよね?
nk(付き合ってるのは俺なのに、)
そんな事を考えてると、ふと考えが浮かんだ。客観的に見たら有り得ない行動でも、しゃけが心配して俺の元に戻ってきてくれるなら最早この考えでさえもいいアイデアだと思ってしまう。
早速、俺は試してみることにした
まずは手始めに、あいつと同じものを身につけてみる。1つ、2つ、……3つ。
気付いてくれるかなぁ…?
そう思っていると、狙い通りにしゃけが声を掛けてくれた。
sh「なかむ……?最近、好み変わった…?」
「それぶるーくと同じの持ってる、」
きっかけを逃さないように注意をしながら返す。
nk「そ…、そうなんだ、知らなかった…」
我ながら名演技だ。今日はこの辺にして少しずつこっちに気を戻してもらう。それと一緒にぶるーくとの関わりも、ね……?
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じっくり時間をかけたおかげで、だんだんしゃけもこっちに戻ってきてくれていた。
それでも俺は、ぶるーくの存在が邪魔だった。
度の過ぎた俺の行動は、身体の至る所に傷を付けたり、しまいには自分で自分にキスマを付けて惑わしたりする事に変わっていた。
しゃけ自身も、変わりつつある俺にはとっくに気が付いていて、今では何をするにも一緒だった。そんなしゃけが言った。
sh「なかむ…、それって痣とリスカ痕と…..キスマ、?」
傷付いたような、悔しいような悲しいような、何とも取りにくい表情を露わにする。
そりゃあそうなるだろう。付き合っている相手が、自分の知らないうちにキスマなんて付けているんだから。
身体の傷だってそう。少し前の俺からは、とてもじゃないけど想像ができない。
nk(あと一押し……)
nk「…ごめんね、こんなになるまで言えなくて….、」
「無理やり、、」
何か言われる前に、俺はあいつに目を向けてわざと小さな声で言う。
完璧だ。あとはしゃけが嵌ってくれれば…
sh「ぶるーくが……?」
nk「そう…、前にしゃけとぶるーくが話してたから、その事について聞いてみたらその日からちょっとずつ……」
「ずっと黙っててごめん…。俺、しゃけが好きで大切だから、嫌われたくないと思ったら言えなくて…」
しゃけはなんて返してくれるのだろう。
sh「……そう、なんだ…。…..分かった。俺が、一生をかけてなかむのこと守るから」
「一生をかけて」かぁ…..
……堕ちてくれた、♡