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灰猫
「ぐがっ…ぐがっ…」ドッグの寝息が途切れるとしんとした。
「・・・そうだっドッグばかりに大変な思いさせる訳にはいかねっぞ 今度は俺がベラを捕まえに行って来る。ドッグに話しても反対するだろうな。置き手紙してこっ」
エロスはドッグの書斎に駆け出した。机の上によじ上って電子ペーパーに電子ペンで伝言を残そうとした。□コ□コ□コ□コ…何してんのって?
□を描いてんだよ…文句ある?
『ベラを捜しに行って来□。』
「これでよしっ」ドッグ…必ずベラをやっつけて呪い解くからね。
早くドッグとHできるように…やんっ。
ぽっぽっぽっ…妄想暴走中のエロ鹿。
机の上から飛び降りて勢いよく駆け足でドッグの眠る寝台へ直行する。
「ちゅっ…行ってきます。ドッグ」ぐっすり寝入るドッグの頬にキスをしてエロ鹿は天国の出口へ急いだ。
グリーンマンがドアの向こうに駆け込もうとする標札が出口の目印である。
雲の隙間からロープをたらして地上に降りたエロ鹿は大気圏突入と同時に女の姿に変身した。
ロープが足りなくて結局地上に落ちてしまった。
その下にはバイト帰り夜道をとぼとぼ歩く男がいた。
「ずどんっ」
「痛っ」不運にもエロスの下敷きになる男。
「あっごめん」
「うわっな、何だっ」
変身したばかりのエロスは素裸である。
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