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灰猫
エロシカ相関図(体長163cm、天国ではドッグはビッグ、巨人族だからね。俺は小さく見えてもそうでもない)
ヽ(・_ヽ)ソノハナシハ (ノ_・)ノコッチニオイトイテ 、
「何だって何が?」きょとん。
「何がって、すわっ裸…ぼぼぼ僕が痴漢だと思われるっとととにかく服を着て下さいっ」眼のやりどころがない。
「あっ着替え持ってくるの忘れてた」
「はっもしかして君記憶喪失?きっと何かの事件に巻き込まれた人だとか…僕は関わりたくない。警察呼ぼう…いや待てよ警察に何てこの状況を説明したらいいんだっ。やっぱり僕が疑われる…」
「ぽかぁん」余所ごとのように男を見るエロス。
「しょうがない。ほほほら、こここれを着て下さい」男は自分の着てた襯衣を脱いでエロスに渡した。
とりあえず裸で行かせる訳にはいかない。
戸外はまだ寒い。
自分の使命は果たしたと男は、 「変な女だ…今のうちに逃げよう早く逃げよう」と繰り返した。
「あっ待てよ」エロスは仔犬の様にすたすた男の後をつける。
「な、何でついてくるんですか」
「俺、虫を捜してんだ。ベラって名前知らないか。すんごい怖い顔してるから直ぐにわかるよ」
「し知りませんっ交番で尋ねたらいいでしょう」
「交番ってぇなぁに?」
「交番も知らないんですか」
「うっぬぅ」白襯衣に素足の光沢っぽい姿のエロス。
「ノーパン…そうか確かにこのままじゃヤバい」
「ヤバいって何ぁに」きょとん。
「僕の家まで着たら下の洋袴を貸してあげます。もう少しまともな格好してから行って下さい」
「うっぬっ」 辿り着いた先は時代錯誤のボロアパートだった。
階段軋む音が闇夜に響く。猫の肉球すらギシギシ云っている。
余程のことだ。
「うわっ汚ったなっドッグの部屋より酷い」 エロスは散らかる部屋の片隅に眼が止った。
「ん…これ…」
「ギターです。ギターも知らないんですか」まさかとは思うが、
「知ってるよ。ドッグが上手いんだ」
そうですか。「ドッグって」
「俺の彼氏ぃ」
「彼氏いんだ」内心がっかり。
「うっぬっ」
「今夜は喧嘩でもしたんですか」ホテルからでも追い出されたか?
「どうして」
「裸で外歩いてたし」とういうか僕の上に墜ちたような…。
「俺空から落ちただけだよ」
「空…」やっぱり。やヤバそうなやつだな…早く追い帰そう。それが最善策だ。う、うん。
「とにかく僕は明日朝早いんです」こんなやつがいて眠れるか。悄然た何かが反応したら困る。
「どうして」
「って君に関係ないでしょう」
「ある」
「どうしてっ」なんだこの図々しい態度はっ。
「俺今夜ここに泊まるから」
「えっ…て僕は男ですよ。見ず知らずの女性を家に泊める訳には」
「おまえ女みたいな事言うんだな」
「・・・」言葉も出ない。手も出ない。足も出ない。残念。
「心配するな襲ったりしない」反応しないで。
「そう言う心配じゃないっ」本当に襲うなよっ責任持てんっ。
「朝早いんだろぉ。早く寝たらぁ」
「いちいちむかつくっ…もう勝手にして下さいっ」
「うっぬっそうする」
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