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コメント
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もう毎回毎回最高です🥺💖 毎日のご褒美みたいに読ませてもらってます✊🏻💞 書き方とかがち好みです🫶🏻︎💕︎︎ これからも頑張ってください‼️ 唐突ですみませんが、良かったら仲良くして欲しいです🎀🙌🏻 お友達とか、作っていなかったらすみません🙏🏻💦
mtor
so × rs
28日目
―――
rs 視点
「 はぁ…… 」
疲れた。
今日は朝から夜までずっと事務所にいた。こんなことは今までになかったせいか、いつもより歩くペースも遅いような気がした。重い足を1歩ずつ動かして、家に向かう。歩くのでさえしんどくて、足を止めたくなる。
でも、帰ったら心音がいる。心音に会う、これだけを目標にしてちまちまと歩く。
「 …家まだかな 」
家までの距離も遠く感じた。はやく、はやく。足を動かせ俺。
「 ぁ゛ぁ〜…… 」
誰もいない夜の道に、自分の溜息だけが鳴る。
ふと、下を向いていた頭を前に向けると、そこには見慣れた景色。家がもうすぐだ、心音に会える。下がりきっていた気分が少し上がったような気がした。
「 もうすぐ…… 」
さっきより、歩く速度を早くする。
数分歩いていると、もうそこは玄関だった。
家は電気がついていて、心音がいるってすぐにわかった。
―― ガチャ
ドアを開けると、そこには心音がいて。
「 なんでそこいんの……?笑 」
俺がそう聞くと、心音は「ロゼのこと待ってたんだよ」って、手を広げて言ってくる。
抱きついて、いいってことだ。
俺は玄関でカバンを落として、心音に抱きつく。
心音の腕の中に入った瞬間、
張り詰めていた力が一気に抜けた。
「 しおん、…… 」
「 疲れたね、よしよし 」
頭を優しく撫でられる。少し恥ずかしかったけど、うれしくて。心音がいるから、俺の人生に明かりがつく。
「 ぅ……っ 」
気づけば目に涙が滲んでいた。
心音がいるって、幸せなことなんだなって、ふと実感する。
「 ……っ 」
俺は黙り込んだ。心音の肩に頭を埋めて。
涙が出そうだったけど、心音の服を涙で濡らす訳にも行かず。
「 ロゼ……? 」
「 ……っ 」
やさしく背中を撫でられて、さらにうれしくなる。やめて、それ以上されると泣いちゃうから。
「 本当にお疲れ様。ご飯作ってあるよ 」
「 ……っうぅ、…… 」
なんて俺は幸せ者なんだろうか。帰ったらすぐ目の前に心音がいて、抱きしめられて、頭と背中を撫でられて、ご飯も用意されてて。いま、世界で一番幸せなのは俺だって思った。この幸せを越えられるものなんてない。
「 え、ロゼ泣いてる、? 」
「 ぐす、っ……ぅ、 」
「 もしかして、俺に抱きしめられるの嫌だった? 」
いや、そんなわけないだろ。と涙を流しながらもつっこむ。どうにかして誤解を解かないと。と思い、震えた声で言った。
「 ……っしおんがいるって、っしあわせだなって……おもって… 」
「 ふふ、笑 」
また頭を優しく撫でられる。心音の手は暖かくて、気持ちよくて。
「 俺もロゼがいるから幸せだよ 」
「 ……!いっしょ、だね… 」
「 うん、いっしょ 」
うれしさでいっぱいになった。多分俺はこいつから抜け出せないんだろうな。まあ、抜け出すつもりもないけど。
「 今日は疲れた分、俺が沢山甘やかしてあげるからね 」
「 うん、……ありがとしおん 」
頑張ってよかったなって、心から思った。これも、心音のお陰。