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「うーん、胸と脚で落ちないってことは……陽一さん、お尻派?」
鏡の前で、自慢のヒップを突き出してみる。 週3のジム通いで鍛え上げた、私の自信作だ。我ながら、いい形。これならきっと落ちるはず。
今日のデートには、二つの目的がある。一つ目は、私のストレス(主に溜まりに溜まった性欲)の発散。そして二つ目。こっちが本命だ。名付けて──『陽一さん野獣化プロジェクト』。
ネットの記事で読んだのだ。『筋トレをするとテストステロン(男性ホルモン)が分泌され、性欲が増進する』と。
草食系男子の陽一さんを、ホルモンレベルから肉食系に変えるには、これしかない。一緒に汗を流し、私の身体のラインを見せつけ、さらに筋トレでホルモンをドバドバ出させる。
そうすれば今夜あたり、彼の方からガバッと来てくれるかもしれない。
(ふふふ……待っててね陽一さん。スクワットで下半身を追い込んで、今夜こそ私を襲いたくなるように仕向けてあげる……♡)
私は邪な下心を隠し、待ち合わせ場所へと向かった。