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「………?」
誰かに呼ばれた気がして、目を開けるが…
当然ながら、誰も居ない
『……た…しょ…た!』
頭の中で、誰かが自分を呼んでいる…
「誰?もしかして、ショウタ?」
宮舘から、名前だけは聞かされている
俺の、もう1人の副人格…
『翔太!あぁ…やっと話せた…初めまして。ショウタです』
突然、ちゃんと声が聞こえて来て
驚いて、ベッドから起き上がる
『大丈夫?けして悪いモノではないから、安心して…』
「あぁ…えっと…俺は、どう話せば…」
思わず声が出てしまい、思わずショウタに笑われた
『翔太って天然?可愛いよね…。涼太と阿部ちゃんの気持ちが分かる気がするよ…』
「何それ。涼太は分かるけど…何で、阿部ちゃん?」
『あぁ、そうだね…。俺、最近阿部ちゃんと仲良いから…』
慌てて誤魔化すショウタに、翔太は…なんとも言えない顔をする
「それで、俺はどうしたら話せるの?今は、普通に声出しちゃってるけど…」
『頭の中で、考えるだけで…ちゃんと俺に伝わるから。声は出さなくて、大丈夫』
『え〜っと…聞こえてる?』
『勿論、ちゃんと聞こえてるよ』
『俺は、初めましてだけど…ショウタは、俺の事… 前から見てくれてるんだよね?』
これも宮舘から聞いた話だが…
俺を目を通して、ショウタには全部見えてるらしい
『そうだね…。もしかして、翔太も全部見てたい感じ?』
『その方が、後で涼太に聞かなくて良いし…楽ちんかなぁって…』
『良いよ。それなら、見せてあげる。………って、2人だけだと分からないけど、ちゃんと見える様にしておいたから』
『うん。分かった。ありがとう』
『本当に翔太…素直だよね…いや、我慢強いって言うべきか…。だから、俺が生まれたんだよ…』
『えっ…それってどう言う事?』
『良いから今日は、もうお休み。明日に響くといけないから…。睡眠不足は、美容の大敵です』
『はいはい、分かりました。次会う時にはちゃんと教えてね』
『また機会があったらね…』
そう言った渡辺はが目を閉じると
やはり、疲れが溜まっていたのか…すぐに夢の中へと落ちていった…
第二章
【完】
コメント
21件
ショーーターーー😍😍😍 なかなか来れない間にまたもや展開にドキドキです💕 やっぱりショウタええ子やぁ😭 続き楽しみに待ってます!!いつも素敵なお話ありがとう♥️


最初、悪そうなやつ? とか思ってごめんねショウタ