使えないと思い込んでいたが、携帯電話は使えるのだろうか。
不機嫌そうに振り返る金髪に、その疑問を投げてみる。
「ああ、言ってなかったっけ。一応使えるぜ」
「使える? だったら」
「飛びつくなよ。使えるのは俺達の間でだけだ。家族とかダチとかには連絡出来ない。アプリでも通話でもダメ」
やはりそうなのか。
目に見えて 落胆(らくたん)したのがわかったのだろう、金髪は声を上げて笑った。
「お前の考えることなんて、みんな考えるに決まってんだろ」
むっとして顔を上げると、金髪はこめかみを何度か指で押しこむようにしてからにやりと笑う。
「スーツみたいにおつむに自信があったかな。ごめんごめん」
「あんた、嫌な言い方ばかりするよな。なんでそんなに 喧嘩腰(けんかごし)なんだよ」
「素だ。いちいち理由が必要か」
ぐっと言葉を飲み込むと、金髪は空になったペッ*************
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コメント
2件
金髪ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!