テラーノベル
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___……
くちゅっ…ちゅ…
静まり返った寝室で、キスをしながら丁寧に元貴の服を脱がせる
離れた唇を上から順に、額、鼻先、頬と軽く伝わせて再びキスをしてから首筋に顔を埋めた
「っ……ふっ、」と小さく反応していた元貴が、 急にプロ意識が戻ったように「…あ、まって、若井、、見えるとこには付けないで」と慌てたように言う
「うん、わかってる、大丈夫だよ」と優しく伝え、再び首筋に顔を埋めた
安心したように、俺に身を委ねる元貴
身体の上から下までキスをしながら濡らした舌を這わせ、また上に戻ってくると、
最初は小さく喘ぎながら、はっ…はっ…、と息をしていた元貴の呼吸が、ふぅう…ふぅぅ…、と熱くあがっていた
ぴちゃっ…
ぢうぅっ…
火照った身体の鎖骨の下の、ギリギリ服が覆うであろうところに唇を押しつけ跡をつけた
元貴の秘部に指を挿れてかき混ぜながら時間をかけて至る所に俺の印をつけていく
元貴に挿れていた指を引き抜いて密着させていた身体を離し、
元貴の両手首を押さえ付けながら全体が見えるように距離をとり、見下ろした
出不精な上に、普段から美容に気を遣っている元貴の、滑らかで真っ白な肌に俺が付けた跡がくっきりと浮かび上がっていて、元貴の強烈な色気が容赦なく俺を襲った
反射的に
「やっ、…//」と小さく抵抗して身をよじった、元貴の華奢な身体の曲線が猛烈に…色っぽくて……
変態と思われようが、構わず元貴を舐めるようにまじまじと見つめた
「……元貴…めちゃくちゃ綺麗、、、、。」
声が、掠れる
俺の……元貴………。
元貴は心底惚れ惚れする程に綺麗だった
俺の熱っぽい視線に、目に涙をブワッと溜めて顔を赤くし、横を向いて視線をそらして
「ヤメテ…」と小さくこぼす
羞恥心を煽るように再度告げた
「俺の目、見て…元貴……綺麗だよ……」
元貴がとてつもない羞恥で小刻みに震えながらも従って、俺の目を見つめる
目線を逸らす事で必死に守っていた泣けなしの自尊心でさえも俺に奪われて、
抵抗できずに、無理矢理俺に視姦される自分自身に興奮を覚えているようだった
___変態的な元貴に、心底欲情する。
「…っ…」
征服欲がこの上なく満たされていき、どこも刺激されてないのにゾクっ、と身体が震える
俺のモノがもう爆発寸前だった
「はぁっ……元貴……もう、入れてい…?……」
早る気持ちを抑えつつ、元貴を抑えつけていた拘束を解いて再び身体を密着させ、元貴の額にキスを落とす
元貴もだいぶ出来上がっていて、恐らく大丈夫であろうと思った
了解を取る言葉の返事をまたずベッドサイドにおいてあるゴムに手をのばす
……むくっ
元貴が突然、起き上がった
まだ熱の冷めない瞳で真っ直ぐに俺の目を見つめている
「……?…、 どうしたの?」
「……」
何かあって、ここでやめたいと言われるかもと不安になった
俺が変態すぎて怒った…?
準備足りなかったんかな…、…?
………
何にせよ、ここで止められるのはさすがに本気できつかった
だけど、、
先程の痴情に、目線を合わせられない程に照れていた元貴が、俺の目を見て何か伝えようとしている
ふぅーーっと息を吐き、
あぐらをかいてなんとか自分を落ち着かせる
元貴の手を取り、「ん……?」と優しく聞いた
「……したいんでしょ…、マーキング、…?」
「…ナカに……だせば…」
「これからも、つけなくて…いい、…」
照れを隠すように、必死に何でもない普通の事を言う様なテンションを取り繕って、元貴が少し視線を落としてふいっとそっぽを向く
「ぇっ…」
まさかの言葉に思考が追いつかなくて一瞬フリーズしたが、即座に言葉の意味を理解して、元貴の爆弾発言に、さすがに俺の顔も真っ赤になった
「っ………」
沈黙に耐えられなかったのか、何も答えない俺に不安になったのか、
元貴がシーツをキュッとつかんで
「…別にいいなら…いいけど………」と呟く
俺は元貴の気が変わらない内に、即座に
「い//…いっ…いやっ…いくないよっ?!…全然いくないっ‼︎」と答えた
俺の裏返ってしまった声に、俯き加減の元貴が
「ふははっ」
と笑って一瞬だけちらっとこっちを見てくれたけど、俺と目が合うとすぐにぱっとまた視線をそらした
…なんか………
なんかさ、元貴、嬉しそうじゃない…!?
コメント
6件
ひとつひとつの描写が丁寧で、拝読中、妖艶な大森さんがめちゃくちゃ脳内再生されました……♡
2人が可愛い過ぎます!! mtkくんの中にかわいらしさといやらしさが混在していて最高です‥!