静かな昼下がり、悠真が仕事で外出していた日。久々に家のインターホンが鳴り、晴人はぎこちなく玄関を開けた。
「……はる? お前、大丈夫か? 最近、連絡つかないし……」
そこには大学時代の友人、智也が立っていた。
驚きながらも少しだけ談笑を交わす。
「……なんか、痩せた? 顔色も……」
(そんなことない。俺は……ちゃんと飼われてる……)
どこか心配そうな智也の眼差しを受けながらも、晴人は小さく笑って言った。
「もう、昔とは違うからさ」
それは、悲しさと諦めと、どこか誇らしさが混ざった声だった。
⸻
――夕方、帰宅した悠真
「ただいま」
部屋のドアが開いた瞬間、空気が変わった。
「……誰か、来てたね」
晴人の身体がびくりと跳ねた。
「……た、たまたま……大学の友達で……心配して、って……」
「名前は?」
「……智也」
「……ああ。あの男か」
悠真の笑みが、皮膚の下でぞわぞわと這うような、冷たくて危険なものに変わった。
「僕が留守中に、他の男を家に上げたってこと?」
「そ、そんなつもりじゃ……! ほんの少し話しただけで……!」
「“話しただけ”。……そう言えば、他人を許していいのか?」
悠真が静かに歩み寄る。
その瞳に理性はなかった。
「……罰が必要だね。僕のペットなのに、他人に匂いを移すなんて」
⸻
束縛の夜
晴人はすぐに首輪をつけられ、ソファの背もたれに両手を縛り付けられた。
後ろ手の拘束、目隠し、足は開かされたまま床に跪かされる。
「――“君が誰のものか”、身体に刻み込んでやる」
ズリュッと脱がされた下着の奥には、すでに怯えと興奮が混ざった滲み。
悠真の舌が、冷たく這う。
「アイツに見せた顔より、もっと歪ませてやる」
パンッ!
尻を平手で叩かれ、涙を滲ませながら喘ぐ晴人。
「いっ……あっ、ひっ……っ、ゆ、うま……っ!」
「名前を呼ぶな。そんな権利、お前にない」
ズブリ――と硬く勃ち上がったものが、一気に深く突き刺さる。
「んっっ、あ゛っ、うあっ……っ!!」
「誰の身体? 誰の躾けを受けてる?」
「ゆ、うまのっ……っ、僕の全部、ゆ、うまのものぉ……っ!!」
パンパンと響く打ちつける音、荒く上下する腰。
快楽と羞恥と所有の印を、ぐちゃぐちゃに混ぜて刻み込まれていく。
「指一本、他人に触れさせるな。見られるのも許さない。……君は僕だけのものだ」
「し、してない……っ、でも、嬉しい……っ! 壊して、壊して……俺を、全部……っ!!」
ズチュ、ズチュと淫らな音が部屋に響き、体液が滴る。
目隠し越しに熱い唇が頬に触れ、甘く囁かれる。
「……もう二度と、誰にも見せないように。僕がずっと閉じ込めて、飼ってあげるよ」
「うん、うんっ……俺、もう……外なんていらない……悠真だけ、悠真だけ……っ!!」
最後の突き上げで、喉奥からひきつれた喘ぎが洩れた。
白濁が奥に流れ込み、晴人は全身を痙攣させながら達していた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!