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お湯
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おこめ。@さぶ
46
💎. 視点
ピロン 。
朝、スマホの通知音で目を覚ました。
どうせ、あれだろう。
この音を聞くとストレスでおかしくなりそう。
僕はスマホの画面を見ず、布団から出る。
💎「けほっ、」
数日前から、喉に違和感があった。
息を吸うだけで少し痛い。
声を出そうとすると、喉の奥がざらついているような感覚がする。
それでも、僕は気にしなかった。
今日は6人でダンス練習とレコーディングがある。
みんなが集まる日なのだから、元気にしていなければいけない。
💎「よし、今日も元気にいこー!」
誰もいない部屋で声を出してみる。
少しかすれていた。
💎「…ちょっと寝起きなだけ!」
自分に言い聞かせて、僕はスタジオへ向かった。
💎「おはよー!」
スタジオの扉を開けた瞬間、少しかすれた声が響いた。
🐤「…….いむ、声どうしたの?」
最初に気づいたのは、りうちゃんだった。
💎「え?ちょっと寝起きなだけだよ!」
🐇「もう昼やけど。」
初兎ちゃんが時計を見ながら言う。
💎「昨日、寝る前に歌ってたからかな。ほら、僕って努力家だしさ?」
🐇「自分で言うんや。」
💎「初兎ちゃん、そこは褒めるところだよ。」
🐇「はいはい、エライエライ。」
初兎ちゃんが適当に拍手すると、僕は大げさに胸を張った。
🤪「朝から元気やな、あほとけ。」
いふくんが荷物を置きながら言った。
💎「いふくんおはよう!今日も僕に会えて嬉しそうだね!」
🤪「声がかすれてても、うるささは変わらんな。」
💎「それ、褒めてる?」
🤪「1ミリも褒めてへん。」
💎「ツンデレなんだね。いふくんって!」
🤪「殴るぞ。」
いふくんはそう言いながら、少しだけ笑った。
ないちゃんが予定表を確認する。
🍣「今日はダンスを確認してから、全員分の収録。いむ、喉がつらかったらちゃんと言ってね?」
💎「大丈夫だよ。ムードメーカーの僕が休んだら、誰が場を明るくするの?」
🦁「自分でムードメーカーって言うんやな。」
アニキが笑う。
🦁「でも、無理はしたらあかんで。」
💎「アニキまで心配しないで。ちょっとかすれてるだけだって!」
僕はそう言って、両手を叩いた。
💎「よし、今日も楽しくいこう!」
🍣「その前に水飲んで(笑)」
ないちゃんにペットボトルを渡される。
💎「はーい!」
みんなの前では、いつも通り笑っていた。
ダンス練習が始まると、僕はできるだけ明るく振る舞った。
振りを間違えたら冗談でごまかし、空気が重くなればすぐに話題を変える。
僕が笑えば、りうちゃんも笑う。
初兎ちゃんも、アニキも、ないちゃんも笑ってくれる。
僕が元気でいれば、練習は楽しく進む。
そう思っていた。
🤪「ほとけ、そこ一拍早いで。」
いふくんが鏡越しに言った。
💎「え、ほんと?」
🤪「ほんと。昨日もそこ間違えてたやろ。」
💎「そうだっけ?」
🤪「そうやわ。覚えとけあほ。」
💎「いふくんって意外と僕のこと見てるんだね。」
🤪「練習やから見てるだけ。」
💎「でた、ツンデレ。」
僕が笑うと、いふくんは呆れたように息を吐いた。
🤪「ほとけ、そこから一歩下がって。」
💎「はいはい、いふ先生。」
🤪「先生ちゃうわ。」
💎「でも、教えるの上手いよ?(笑)」
🤪「褒めても何も出えへんぞ。」
💎「じゃあ、あとでジュース買って!」
🤪「いや逆やろ。」
💎「頑張ってるんだからいいでしょ!!!」
🤪「意味分からん」
りうちゃんが笑いながら、僕たちの間に入った。
🐤「2人とも仲いいんだか悪いんだか(笑)」
💎「いふくんが僕に絡んでくるの!」
🤪「ほとけが勝手に絡んでるだけやろ。」
🍣「はい、そこまでー。」
ないちゃんが手を叩く。
🍣「次の振りいくよー。」
音楽が流れ、僕たちはもう一度踊り始めた。
喉は痛かったけれど、動いている間は気にならなかった。
練習の休憩中、いふくんが一人でスマホを見ていた。
僕が近づくと、いふくんはすぐに画面を伏せた。
💎「いふくん、どうしたの?」
🤪「何もない。ほとけは練習戻れ。」
💎「また冷たいなあ。」
🤪「いつものことやろ。」
💎「いふくん、今日ちょっと怖いよ?」
🤪「ほとけがうるさいからや。」
💎「僕はムードメーカーなの!」
🤪「自分で言うな」
僕は笑って、いふくんの隣を離れた。
いふくんも笑っていたけど、少し硬い笑顔だったのは気の所為だろう。
ピロン 。
その直後、僕のスマホが震えた。
今朝と同じく、メッセージが届いている。
まただ、また…。
『最近、少し目立ちすぎじゃないですか?』
続けて、もう一通。
『他のメンバーの場所まで奪っていることに気づいていますか?』
僕は画面を見つめた。
手のひらが、少し冷たくなる。
最近ずっと届くメッセージ。
確かに、僕はよく話す。
歌うことも、踊ることも好きだ。
褒めてもらえると嬉しくて、つい前に出てしまう。
でも、それが誰かを苦しめているのなら 。
🐇「いむくん?」
初兎ちゃんに呼ばれて、僕は慌てて画面を閉じた。
🐇「どうしたん?」
💎「ううん、何でもないよ」
🐇「ほんまに?」
💎「大丈夫。初兎ちゃん、心配しすぎ!」
笑ってみせると、初兎ちゃんはまだ不安そうに僕を見た。
🐇「無理はあかんで」
💎「うん。ありがとう、初兎ちゃん!」
僕はスマホをポケットにしまった。
ダンス練習が終わり、レコーディングが始まった。
🍣「いむ、先に歌える?」
ないちゃんに声をかけられ、僕はすぐに立ち上がった。
💎「もちろん。任せて!」
マイクの前に立つ。
一回目、声が裏返った。
「すみません、もう一度お願いします」
二回目、途中で咳が出た。
「いむさん、少し休みますか?」
スタッフさんが心配そうに聞く。
💎「大丈夫です!ちょっと喉があれですけど歌えます!!」
僕は笑って答えた。
ブースの外で、りうちゃんが不安そうに僕を見ていた。
🐤「いむ、ほんとに大丈夫?」
💎「大丈夫だよ、りうちゃん。そんな顔しないで!笑お!」
🐤「でも…….」
💎「僕が元気じゃないと、みんなも元気になれないでしょ?」
冗談のつもりで言ったのに、ないちゃんの表情が曇った。
🍣「いむ、休むことも仕事だからね?」
💎「分かってるって!」
僕は親指を立てた。
💎「次はいけるよ。」
三回目、歌い出しの音が出なかった。
喉の奥がひどく痛む。
💎「ッッ…」
🤪「ほとけ、無理すんな。」
いふくんが、ブースの外から低い声で言った。
💎「いふくんが心配してくれるなんて珍しいね」
🤪「心配ちゃう。収録が終わらへんから言ってるだけや」
💎「はいはい、ツンデレね。」
僕は笑ってみせた。
その笑顔を作るだけでも、喉が痛かった。
四回目。
五回目。
何度歌い直しても、声は安定しなかった。
それでも、僕はマイクから離れなかった。
僕が止まったら、みんなの時間を奪ってしまう。
僕が歌えなかったら、また誰かに迷惑をかける。
そう思って、何度も声を出した。
💎「もう一度、お願いします、!」
自分でそう言った瞬間、激しい咳が込み上げてきた。
🐤「いむ!」
りうちゃんの声が聞こえた。
僕は口元を押さえた。
手のひらに、赤いものが落ちる。
みんなが駆け寄ってきた。
ないちゃんがスタッフに指示を出し、アニキが僕の背中を支えた。
🐇「いむくん、吐血してる…….」
初兎ちゃんの声が震えている。
🦁「ほとけ、ゆっくり息しいや。」
アニキの声が聞こえた。
僕は大丈夫だと伝えようとした。
でも、喉から出たのは、かすかな息だけだった。
🍣「いむ、…?」
ないちゃんの声が遠く聞こえる。
🍣「いむ、俺の声聞こえる?」
僕は必死に頷いた。
🍣「返事してみて。ゆっくりでいいから。」
僕は口を開いた。
もう大丈夫、平気だよ、と伝えたかった。
けれど、声は出なかった。
何度試しても、空気が漏れるだけだった。
いつもなら、僕が笑って、僕が話して、僕がみんなを明るくする。
でも今は、何もできない。
僕の笑顔も、元気な声も、いつもの冗談も。
その瞬間、全部が消えた。
おひさの小説。やばいな。
ほかもやらないけないんに。👉👈
んでチャットノベルよりこっちのが書きやすいですはい。
ありがとうございました (?
あとシアンという単語が好きです。(?
あとハートください。ハート一番好きです(?
コメント
36件
…好き。本当に。マジで小説好き
まって3000文字えぐい、すご