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「じゃーん!みてください!この新衣装!!」
その声に振り向くと、そこには肌面積の多い、際どいところをせめてせめてせめまくったような衣装に身を包んだ彼女、宝鐘マリンがいた。
…いや、これはほぼ身を包めてない。
返事をするよりも先に、自分が着ていた上着をかけて綺麗な肌を少しでも隠す。
「…な、なにすんだ!せっかくの肌が見えなくなっちゃったじゃん!」
彼女はわたしが上着をかけた意味を全くもって理解していないようで、だけど上着をぎゅっと握りながらこちらへ視線を送ってきた
「さむそうぺこな」
「はぁ!?他にないんか!?ぺこら!可愛いとかエロいとか!」
エロいは褒め言葉なのだろうか?まあ彼女にとっては褒め言葉なのだろう。エロいのはもちろん可愛いぺこだけどな。まあわたしことぺこーらの視線は揺れている胸にしか注がれていないわけだが。真ん中の方に大きく穴が空いていて、そのたわわに実ったものの割れ目がバッチリ見えている。
その視線に気づかれてしまったのか、バッと胸を隠し、このむっつりすけべ兎!!と言われてしまった。
「むっつりじゃねぇぺこ」
「胸ガン見しといてよく否定できましたね!!このエロ兎!」
「そんな衣装きてるマリンが悪くね?」
「開きなおった上に人のせいにするんか!?」
その言葉は無視。衣装を改まってしっかりみてみるとちゃんと可愛いし、マリンらしさが出ている。だけど、やっぱり肌面積が多すぎる。目線に困るし、ぺこーらの上着で隠れてるとはいえ、見えている谷間もへそも太もももぺこーらの理性に大ダメージを与えてくるには変わりない。
「…その衣装、一味のみんなに見せるぺこなの?」
「うん!もう枠立ててるし!はやく見せたいな〜」
「…みるの、ぺこーらが最初?」
「うーん、仕立ててもらった方にはみてもらったしあれだけど…ホロメンの中だとぺこらが初めてかも!」
「ふーん…」
「聞いといてなんだその反応」
新衣装だし、可愛いし。一味達みんなにお披露目するのは当たり前だと思う。だけど”みせたくない”なんて思ってしまうのはしょうがないぺこよね?
「だめぺこ」
「え?」
「それお披露目しちゃダメ」
「え?あ、もしかして?ぺこちゃん独占欲かな?」
「このマリンの魅力的なボディーに見惚れて他の人に見せたくなくなっちゃいました〜?」
「そうだけど」
腕に胸を押し当てながら、ぺこーらが否定してくると思って発してくるその言葉を肯定する。
「へ、?//////」
一瞬にしてりんごみたいに真っ赤になるマリン。身体も固まって、ぺこらから離れる。
その腕を掴んで引き戻す。バランスを崩してぺこらの上に乗っかってくるマリンをしっかり受け止めて、その瞳をみつめる
「あ、えと…?ぺこちゃん?」
さっきまでぐいぐい押してきてたのに、こっちから少し押すとこれだ。ぺこーらの腕の中にすっぽり収まって上目遣いしてくるマリンにぺこーらの理性はいよいよ壊れてしまいそうだ。
「…マリン」
「はい、?」
「その衣装、ぺこーら以外に見せたくないぺこ」
「…っはい、」
「ぺこーらだけの衣装にしてくれるぺこ?」
「…はい」
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「マリンちゃん、そういえば新衣装お披露目配信するって前言ってなかったけ?」
「あ〜、あれは……ちょっと色々あって…?」
「可愛かったぺこよ」
「ちょ、ぺこら!?」
この兎はだめだ。独占欲が強すぎる…………