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あっと視点


入学式の翌日。


「あっと様よー!」

「お会い出来て光栄です」

「あっとさん!その….す、好きです!付き合ってください!」


どうしてこうなったのだろう。でも、八百八比丘尼は、美形だと聞いたことがある。その影響だろう。げんに中学生でも同じ目にあった。あの時は大変だったな。そう思っているとちぐさが登校している姿が見えた。


「あ!ちぐさ様も来たわ〜!」

「めっちゃイケメン・・・」

「お付き合い出来たらな〜」


まだ俺よりはましかは分からないが、やはり、人魚の一族だから、相当美形だ。

でも、なぜ入学式から1日しか経ってないのにこれほど噂になっているのだろう?あ、確かちぐさと俺、新入生代表挨拶したっけ?だからだろうか。こんなに早く噂になったのは。面倒なんなよな。こんなに女子にチヤホヤされるのは。これからどうしようか・・・

ちぐさといるのが1番当主、お父様が望んでいる、もしかしたら人魚の一族の当主も望んでいるのかもしれない。まあ、いざとなったらしよう。そう誓った。


ちぐさ視点


入学式の翌日。


俺は、早々に女子、いや、少し男子もいるなかで付きまとわれていた。面倒だ。中学生の時は、陰キャで過ごしていたが今は違う。八百八比丘尼の一族―あっとくんと過ごさなければならない。それが当主、お母様の命令だから。


「あ!ちぐさ様も来たわ〜!」

「めっちゃイケメン・・・」

「お付き合い出来たらな〜」


・・・やっぱり、人魚の一族は相当美形だから当然チヤホヤされる。まあ、想定内だったけど。そして、あっとくんもチヤホヤされてる。まあ、八百八比丘尼の一族も美形だから、仕方がない。こうなる運命なのだ。確か、お母様が言ってたな。


「私ね、家が人魚の一族って結構美形じゃない?だから結構モテたのよ。あの頃は大変だったわ〜。ナンパされるのは当たり前、毎日告白されるのも当たり前、そんな感じで学生を過ごしていたわ〜」

「でもね、私には婚約者がいてね〜普通に告白は断るという前当主がね〜言ってたの〜」

「だから、私は、告白全部振ったわ」

「ふふっ、なんですか?それ」

「全部本当よ。じゃないとあなたは生まれなかったのよ 」

「それもそうですね」


あの後、お母様と笑ったな〜。お母様、過去のことを話すときちょっと口調軽くなるから喋りやすい。また、過去話聞きたいな〜。・・・って駄目駄目今、付きまとわれてるんだった。あっとくんも大変そうだな〜。まあ、俺の方が苦労するか。初めてだし、こういうの。あ、あとで話さないとあっとくんが可哀想。

HRが始まる前か後にあっとくんと話そうそう思ったちぐさだった。

人魚を食う一族の俺は・・・

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