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僕はまだ学校に行っていない。行く気になれない。僕はベッドにうずくまり、一人でボーッとする。そうしていると、1日が終わっている。そんな毎日…学校には連絡している。先生からは、
「来れるようになってから来なさい。クラスは貴方の事を待っています。」
と言われた。先生の口調は至って冷静だが、声音からとても心配していたのが読み取れた。こんな生活を何日も続けていたある日。宅配便が届いた。それは、父親からの手紙と母さんが残していたと見られる手帳だった。手紙には手帳の説明。そして、手帳には…
『拓馬の成長日記』
そんな文字が書かれていた。僕には、その字に見覚えがあった。それもそのはず…母さんの字だ。その手帳は、僕が初めて立った日から始まっていた…