【脅威と知恵は合わないようです】
⚠軍パロ等注意、なんでも許せる方向け⚠
⚠微腐描写(Dキス等)あります⚠
【zm視点】
嘘や、絶対に嘘、エミさんがあんな事本当に思ってる訳ない
頭では分かっている、信じている、だけど
“もし離れて行ってしまったら?”
いやや
考えたくない、
zm)エーミール、
さっき放った冷たく圧のある声、何しとるんやろ、俺
行って欲しくない 引き止めたいはずなのに突き放すような言い方
サイテーやな
シャオロン以外で初めて俺の事を“脅威”って言わんかった奴やのに
俺を俺として、ゾムとして見てくれていたのに
em)ゾムさん、?
俺を、 認めてくれて、慰めてくれて、怒ってくれて
一緒に、
歩幅を合わせて歩んでくれたのに……
先輩と楽しそうに曲を奏でるだけで嫉妬して、不貞腐れて
後輩とコミュニケーションをとり、作戦を練っているだけなのに理不尽に怒った態度をとったり、
試験中もその事が頭から離れないで、
判断を間違えて、負けて、
それにエミさんは一度たりとも俺を【這い寄る脅威】なんて呼ばなかった、
一度も、一度たりとも、
エミさんの中の俺はずっと【ゾム】だった
なのに……
em)ゾムさん!!
いきなり名前を呼ばれ意識が引き戻される
はっとしてエミさんを見ると悲しそうな、不安そうな顔をしていた
zm)、あ……なんや
em)あっ、いや、ボーッとしていらっしゃったので
em)……それに、
エーミールはハンカチを俺の頬にあてて言う
em)泣いて、いるので……
zm)……え?
【em視点】
部屋に戻り、ゾムさんからお叱りを受けるかと思っていたら黙り込んでしまった
何度か話しかけるも無視、
そんなに怒らせてしまったのかと自責の念が積もる中ふとゾムさんを見ると、泣いていた
泣いていたのだ…ゾムさんが
em)ゾムさん!!
先程とは違う強く訴えるような声でそう言うと彼はハッとしたように涙を頬に伝わせたまま、こちらを見つめた
ハンカチを取り出し、涙を拭うようにゾムさんの頬に当てるとぽつりぽつりと彼はさっきから悶々と頭に渦巻いていた自身の過去を、私に対する感情を話し始めた
em)そう……だったんですね、
話終わったあと、部屋に流れた沈黙を破るようにそう言うとゾムさんの表情は疲れきったような、少し後悔しているような、そんな 言い表しにくい顔をしていた
em)……ゾムさん、
zm)……ん、なんや
em)私、ゾムさんが好きです、
zm)……え?
em)ゾムさんの私には無い肉体系の技術も、珈琲の色の癖毛も、宝石のような、夏の葉のような緑の瞳も、私に対して思ってくれている感情の数々も、
em)全部好きです、大好きです!
口からスラスラと溢れ出ていく私の、彼への思い
尊敬や信頼、賞賛の言葉は止まることなく溢れ出ては言葉にしていく
手馴れの軍人も目を見張る程のナイフさばき、
実践での戦歴は誰も越えられない壁になっている、
自分の事をよく話してくれて、私の話も聞いてくれる、 私なんかに気を使ってくれて、我儘も聞いてくれる、さすがにあの量の昼食は食べられないけど一緒にご飯を食べてくれる
私と一緒に過ごしてくれる、私を私として見てくれる、私の気持ちを分かって、共感してくれる、私に優しい言葉をかけてくれる
溢れ出る言葉を全て吐き出し、少し息が荒れながらゾムさんを見つめて笑う
em)それに!ゾムさんは何処まで行ってもゾムさんです!
em)“脅威”なんて所詮呼び名です!
驚いたような表情、
それと共に垣間見えるゾムさんの年相応の笑顔と頬を伝う涙、
em)どうですか!私のゾムさんへの思い、分かってくれました?
そう問うとゾムさんは袖で涙を拭い笑いながら言う
zm)ッ……ふはッ、おう!嫌という程にな!
特徴的な歯が見えるくらいに大きく笑った彼の目は少し腫れていて、でもそれ以上に
光を放つように輝いていた
その後、大先生との事についてはしっかりとお叱りを受け少し遅めの夕飯を食べて、シャワーを浴び、課題を終わらせた
する事が終わり眠ろうとベットに体を預け、寝転がるとそこにはゾムさんが居た
em)うぉ!?ビックリした!なんで私の部屋に、
zm)エミさん、エミさん、聞いてや
zm)俺なエミさんの事大好きなんよ
かぁっと顔が暑くなる
em)ッ……それはッ…私も……です///
改めて言うとやはり子恥ずかしい
口角を少し上げ恥ずかしさを抱えながらそう言うとゾムさんの顔がずいっと近ずいてきた
em)ッッ!?ゾ、ゾムさん!?
zm)な、ならさ……俺と…つ、
em)……つ?
zm)つ、付き合ってくれんッ?
絞り出したように吐き出された声は裏返りそうで、少し震えていて、
顔を見れば頬から耳まで赤くなっている
それを見てふっと笑いが零れ、勿論、と答えれば彼は今まで見た事ないくらい嬉しそうに笑った
zm)エミさん!な、目ぇ瞑っててや!
em)?
em)分かりました、はい、これでいいでッ
ふに、
唇に柔らかい感覚、
いきなり訪れた感覚に思わず目を開けるとゾムさんの綺麗な緑の瞳が瞼の隙間からこちらを見ていた
まだ目を開けちゃダメ、
そう言うように目を手で覆われる
再び暗くなった視界のせいで意識が唇に向く
長い、
少し息が苦しくなり思わずベットシーツを握りしめるとゾムさんの手と唇が退かされた
em)ん、ふぁッはぁッ…ゾムさん!?な、な、なにしてッ…///
zm)ん〜?エミさん顔真っ赤やね
em)そ、そうじゃなくてッ!
em)そのッ…き、キス……とかはもう少し段階踏んでから……ッ!
em)それにッ!私達はまだ学生で、そ、その…ッそういう事は……ッ
zm)……エミさんちょっとうるさいで、
再び唇に柔らかい感覚が訪れ
ぐい、と寝転んでいた姿勢から座らされた
私を逃がさないようにと頭の後ろに手が添えられる
相変わらず長い、
息が続かずシーツを握るも今度は離してはくれない、
もう息が続かない、とゾムさんの胸元を叩くと一瞬、唇が離された
em)ん、ふはッ…んむッ!?
息を軽く吸うとまたもや唇が触れ合う
酸素を取り込もうと思わず開けた口に彼の舌が入り込む
em)ッ……ん、ふぁッ…んんッ……ぅ
自分の吐息と口の中を犯される水音で部屋が包まれる
口の中を余すことなく犯される感覚、イタズラのように奥に舌が入ってきたり、私の舌と絡ませたり、
ゾムさんの好きなように、満足するまで行われたキスという行為
ようやく唇が離れ、力無く開かれた私の口からは文句も言えない
zm)ふはッ、エミさん、可愛かったで♡
em)ッ……
zm)……なぁエミさん、俺、コッチもしたいんやけど
スルリと下腹を触られる、
おもわず声が出てしまった、自分でも分かる、今私はものすごい赤面してるだろう
zm)な、?ええ?エミさん、
em)だ、駄目、です!
zm)なんでや…?
なんでって……
まだ心の準備できてないし、キスもはじめてしたし、
なにより……
em)せ、せっかくゾムさんとするならちゃんと……準備…してから……が……よくて……///
言いながら恥ずかしくなってきた……
やっぱり私はこういうの向いてないな…
私が何とか自分の気持ちを伝えると
じゃあまた今度、と耳まで赤くし、他方向を向いて言いゾムさんは布団を被った
いやここ私の部屋……
em)ゾムさ〜ん、ここ私の部屋ですけど……
zm)えーやん、エミさんもおいで〜暖かいで
仕方なく布団を被るとゾムさんに抱き寄せられた
em)えっ!?あっ…ゾムさん!?
zm)はよ寝よ……エミさん、おやすみ
em)お、おやすみなさい……ませ……
心臓が痛いくらいに鳴ってる、うるさい、
ゾムさんは全く動じてないし……私だけ?
余裕があるな…
…………
今日は寝れなさそう……ですね、
深夜、
そのままぐっすり眠れる訳もなくゾムさんに抱えられながらバクバクと動く心臓を抑え眠れるように、彼を起こさないように、目を閉じ続ける
zm)……えみ…さ……
耳元で聞こえた彼の声、
起こしてしまったかと不安になるが寝ている
どうやら寝言、らしい
zm)えみ…………さ…
em)ふふッ…はーい?
随分幼く見えた彼の呼び掛けに答えるように返事すればゾムさんの表情が柔らかくなっていく
zm)…えみ…さ…
zm)おれの……エミ…さ…ん
em)ッ///!?
また顔に熱がこもる
恥ずかしさと嬉しさで頬が緩みニヤニヤと笑ってしまう
独占欲ならゾムさんもかなりありそうだけど私も私だな……
…………
どうせ寝てるし、バレない…よね?
em)んッ、チュ
ゾムさんの頬に唇が触れる
流石に唇にはできなかった
ゾムさんは気づかず寝ているみたいだし、ヨシ!
おやすみなさい、私のゾムさん、
呟くように小声でそう言うと私は布団を深く被り、瞳を閉じた
だいぶ遅い更新になってしまい申し訳ないです…流石に行為は早いかなぁ〜って書いてませんけど今後絶対書くと思うので苦手な方は注意お願いします
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