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暗い屋敷の中を歩く。
自分の足音しか、聞こえない。
こんな時に考える。
自分はどうすれば良かったのだろう。
どうすればべるちゃんを救えたのだろう。
俺があの立場に居ながら。
そんな自分が不甲斐ない。
ああ、この世界って本当に_
エ「…真逆貴方から出てくるとはね」
凸もり。
エ「いや‥」
”ユダ”
凸「‥そうして何が悪い。」
エ「いや、驚いただけよ。」
”あなたはこちら側の裏切りを選ぶのね。”
凸「…やっぱりさ、俺は皆を裏切れない。」
あの夢の世界で見た手紙の内容。
「あなたこそユダに相応しい。」
最初は何の意味かわからなかった。
でも放送を聞いてわかった
ああ、俺は皆を裏切るんだなって。
そうするしか道は無いのかなって。
だって_
「ユダを演じきれば貴方だけ無事に帰してあげる。」
その、言葉に釣られてしまったから。
だからべるちゃんは見過ごしてしまった。
本当は助けれた。
エースからそう、聞いていたから。
だから次に狙われる人も分かっていた_
うたちゃん。
君だよ。
だからあの日、俺はうたちゃんと一緒にいた。
エ「‥貴方のせいでうたいを狙えなかった。この始末をどうする気?」
刀を構えてくる。
凸「‥それは悪かった、なッ!」
こちらから攻撃を仕掛ける
エ「っ!?」
ドドドドドドドッ
エ「この量の銃を何処で、ッ!?」
凸「あんたらがくれたんだろ」
エリスは刀捌きで精一杯みたいだ。その隙に_
ドスッ
エ「…」
短刀が_
凸「カハッ…」
俺の脇腹に深く刺さって。
エ「やっぱり、貴方は危険だ。」
それこそ”ユダ”に相応しかったのに。
凸「ははっ‥うるせぇ」
”俺は皆を裏切りたくなかった_ただそれだけだ。”
エ「…そう。残念。」
そう言いながらエリスは去っていく
凸「‥トドメを刺さないのか」
エ「いずれ死ぬじゃない。」
コツコツ…
お前がやらかしたことは二つある。
一つは俺をユダに指名したことだ。
そして二つ目は_
う「凸さんッ!!」
俺が伝えていたことを、知らなかったことだ。
第十二話_ユダの正体。
フォロワー52人ありがとうございます!!!!
コメント
2件
当たったぁ! ほぼ当たったぁ! さて今回最後に凸さんがこの情報を伝えていることって言ってたあたり誰かに凸さんが裏切り者って情報は、言ってそうまぁ多分うたいさんかなぁ夜一緒にいたしなぁ さぁ凸さんまた生き返ってくれ!