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その日はとても爽やかな日だった

天狗に拐われた一人の少女が拐った天狗と川辺を散歩していた時だった

拐われた少女は川辺で一人遊んでいる女の子を見つけて声を掛けた

何をしているのと、すると少女はこう答えた川の魚を見て遊んでたのだと

拐った天狗はそれを見て楽しいのかと聞くと女の子はこう返した

女の子

「楽しいよ、だってお魚さん達は群れで行動するでしょう?、その動きや形が面白いの」

女の子

「おじいちゃんやお姉さんも見てみれば良いよ、まぁ、面白いと思うか思わないから人それぞれだけどね」

そう女の子は言って二人にリュックからケーキを出し渡した

女の子は上げると二人に渡し、走って何処かに行ってしまった

残された二人は女の子から貰ったケーキを食べた

食べたケーキはとても美味しく食べ終わった後でも口の中に食べた味が残った

そして、二人は女の子が眺めていた川の魚を見た

二人が見た魚はとてもキレイだった


環がドアを開けるとそこは何処かの工事だった

「あれ?、環さん、ドア間違えましたか?」

そう陸が環に聞くと環は首を傾げた

「あれ?、場所間違えたか?」

「えっと、、此処は何処だ?」

環達はドアから出でて此処が何処か探そうとしていると前から二人の青年達がやって来た

しかも、顔が似ている

陸達は分かった、あ、この人達双子だと

すると赤いズボンを履いた青年が環達に言った

赤いズボンの青年

「お前達!、何者だ!」

赤いズボンの青年

「不法侵入だぞ!」

「あ、、その、、ごめんね、、えっと、、」

「えっと、、すいませんが此処は何処、、」

と陸が言おうとすると青いズボンを履いた青年が矢三郎を指差し言った

青いズボンの青年

「あ!、矢三郎!!お前どうやって此処にきた!」

青いズボンの青年

「まさか!、夷川への宣戦布告でもしに来たのか!」

「は?、矢三郎コイツらの事知っての?」

猫が聞くと矢三郎は頷き教えてくれた

矢三郎

「コイツらは、俺の従兄弟の銀閣、銀閣本名は呉二郎、呉三郎だ」

「どちらが兄で弟ですか?」

矢三郎

「金閣が兄、銀閣が弟」

鏡夜

「そうか」

と環達が話していると金閣が言った

金閣

「おい!、僕らの事を忘れるな!」

金閣

「矢三郎!どうやって此処まで来た!それとコイツらは誰だ!」

銀閣

「兄さん!、コイツらもしかしたら矢三郎の手下かもよ!、だってほら!あの黄色パーカーを着た奴!ヤンキーだよ!」

「あ”ぁ”?」

金閣

「だよな!、それに青色パーカーの奴はヤンキーのパリしだ!」

「ほぉ?」

「犬!、猫!、落ち着け!!!」

未来

「気持ちは分かるけども!!」

そう陸達が止めていたのに金閣達は言っては行けない事をとうとう言ってしまった

金閣、銀閣

「「犬、猫何でダサイ名前だねぇー」」

そして、犬と猫は笑顔で環に言った

「首魁」

「首魁様、、」

猫、犬

「「コイツら(この者達)」」

猫、犬

「殺っても良いか?(宜しいですか?)」

「良いよ!ってストップ!ストップ!」

環は猫と犬を止め、矢三郎に事情説明を頼んだ

そして、矢三郎が金閣達に環達の事を教えると金閣が環に聞いた

金閣

「おい、お前本当に天狗じゃあないのか」

金閣

「証拠を見せてもらおうか」

そう金閣が言うので環は他人には見えないようにしていた白杖代を二人に見せた

すると、二人は白杖代を見て悲鳴を上げた

金閣、銀閣

「「ギャアー!!!、人魂!!!」」

矢三郎

「凄いな、人魂ってこんなに怖いんだな」

「俺も初めてこんなに悲鳴上げられたよ」

そう環達が戸惑っていると一人の少女と一人の青年がやって来た

少女

「うるさい!、なに悲鳴あげてんのさ!部屋まで聞こえてるんだ!阿呆兄貴!」

青年

「何の騒ぎた、呉二郎、呉三郎」

鏡夜

「今度は誰だ、、」

矢三郎

「呉一郎さんと海星です」

呉一郎

「矢三郎くん!とその人達は?」

海星

「はぁ!?、何で此処に矢三郎あんたが、、って!人魂!?!?!?」

「え?、、あ」

海星

「こ、此方くんなぁぁぁぁ!!!!!」

十分後

未来

「海星お姉ちゃん、、落ち着いた?」

海星

「う、うん、ありがとう」

「良かったです」

あの後、矢三郎が呉一郎達に環達の事と何故此処に居るのか説明し騒ぎは収まった

しかし、海星と金閣達は環と鏡夜を怖がった

(白杖代と黒杖代が現れたので)

それを陸達が大丈夫だと落ち着かせ漸く一段落を着い所だ

「えっと、、改めてまして初めて七不思議のリーダー、、首魁の環と言います」

鏡夜

「同じく、七不思議の副リーダー、副首魁の鏡夜と言います」

呉一郎

「私は夷川家長男、呉一郎と言います」

呉一郎

「そして、阿呆な弟達の呉二郎と呉三郎、、そして、、」

海星

「妹との、、海星です」

「金閣くん、金閣くん、海星さんごめんね、驚かせてしまって」

「けど、金閣くん達が証拠出せと言ったんだから俺を責めないでね?」

そう環が釘を座すと金閣達は何も言えない

矢三郎

「呉一郎さん、首魁様達を家へ連れて行きたいのでそろそろ失礼します」

そう矢三郎が言うと呉一郎はそうかと言って環達を玄関へ案内し見送った

工事から出たあと陸が矢三郎が夷川家について聞いた

「あの、、矢三郎さん、、夷川家とどんな関係なんですか?」

矢三郎

「え、あぁ、夷川家と俺の家下鴨家は因縁の中なんだよ、、って言ってももう因縁も無くなったんだけどね」

未来

「何で因縁になって、無くなったの?」

矢三郎

「あー、我らの父と夷川の父は兄弟で、、その中が悪かったと言うか、、」

「あー、何となく分かったわ、お前らの父親とさっきの子供らの父親との間に何らかのいざごさがあったけど、解決したってかんじ?」

矢三郎

「まぁ、そんな感じ」

未来

「へぇー」

そう陸達が話していると人が沢山いる商店街に出た

「凄い人だな、、、」

鏡夜

「そうだな、、陸達と猫達は此処に居ろ」

「何でだよ」

矢三郎

「この辺に俺の兄貴が居るかも知れないんだ、見つけたら戻ってくるから」

そう矢三郎が言うと猫達は頷き環達を見送った

数分後

「ふぁ、、暇だなー」

未来

「かれこれ、、えっと、、」

「30分だな」

「空と時は眠ってしまったの、、」

「だなー、首魁達遅すぎだろ」

と猫達が言いながら待っていると

???

「あの、あなた達は環くん達のお連れの方で合ってるかしら?」

「え?」

陸達が前を見るとそこには一人の女性がおり陸達にそう言うと猫が聞いた

「お前誰だ、、何故首魁の事を知ってる」

そう猫が言うと女性は答えた

玉瀾

「私は下鴨玉瀾、矢三郎くんの義姉よ」

「義姉と言う事は、、矢三郎さんのお兄さんの妻ですか」

玉瀾

「えぇ、矢一郎さんから迎えに行って欲しいと頼まれて来ました」

「そうでしたか、、猫よ、、」

「分かったよ、、玉瀾って言ったか?首魁達の所に連れて行ってくれ」

玉瀾

「えぇ」

猫達は玉瀾と共に商店街から出ていき

着いたのは神社だった

猫達は玉瀾に此方よと連れて行かれたのは何処かの部屋で中に入るとそこには環達が一人の若旦那風の男の人と若い女性がいた

「あ!、環さん達!」

「陸達来たのか、玉瀾さんありがとうございました」

玉瀾

「良いのよ」

未来

「環お兄ちゃん、そこにいる人達は?」

未来がそう聞くと環が教えてくれた

「この人は、下鴨矢一郎さん」

「京都内に居る狸達を束ねる、偽右衞門だよ」

矢一郎

「初めて、弟が色々と済まなかった」

「いえいえ、良いんですよ」

「そして、矢一郎くん達の母君、桃仙さん」

桃仙

「初めまして、矢三郎がお世話になりました」

未来

「別に良いよ!楽しかったから!」

そう未来が桃仙に言うと桃仙は未来の顔を見つめた

未来

「え、えっと、、桃仙おばさん、未来の顔に何か付いてる?」

桃仙

「ごめんなさい、、未来ちゃんと何処かであった事があるような気がして」

未来

「え?、未来と桃仙おばさん今日が初めて会うよ?」

桃仙

「そう、、」

と未来と桃仙が話していると矢一郎が環に言った

矢一郎

「環さん、その話しは矢三郎から聞きました、天狗ではなく怪異と言った者だと」

矢一郎

「ですが、狸達は天狗だと思っており余りよく思って居ないのです、それに赤玉先生や弁天様や二代目様も余りと言うより嫌っておりまして」

「赤玉先生?、弁天様?二代目様?とは誰ですか?」

環がそう聞くと矢一郎が教えてくれた

矢一郎

「赤玉先生とは大天狗、如意ヶ嶽薬師坊様です、そして、その息子、、二代目様です」

矢一郎

「そして、、弁天様は、、人間でありながら天狗の力を持ち狸界で恐れられているお方です」

鏡夜

「人間?と言う事は弁天は名前ではなく本名は、、」

矢三郎

「本名は鈴木と申します」

「そうですが、、その赤玉先生と言う方に会えませんか?お話しがしたいのですが、、」

矢三郎

「首魁様、副首魁様私との会話覚えていますか?、、合わせたい人が居ると」

鏡夜

「言っていたね、、赤玉先生と、、」

「なるほどね、矢三郎くん、如意ヶ嶽薬師坊様の居場所は何処か分かるかな?」

矢三郎

「はい、向かいますか?」

「うん、そうしないと誤解したまま何かなりかけないからね」

そう環が言うと猫が俺達は?と聞くと鏡夜が言った

鏡夜

「お前達は此処にいろで陸達と遊んでろ」

「了解ーって、そうそう首魁ー、如意ヶ嶽薬師坊って奴所行くんならこれ持ってくんね?、買い過ぎたからよー」

そう言って、猫が空間を切ってあるものを環に渡した

「これは、、赤玉ポートワイン?」

「おうー、首魁達が来んのおせーから昼飯食ってる時、旨そうなワイン見つけてよー」

「そんで、30本ぐらい買ったのはいものの置くところが無くてさー」

「無かったと言うより、散らかってて置けなかったんだろうが」

「黙れ、まぁ一本置けなくてそれ持ってけ」

「それと、電気ブラン?っていう酒もあるからよ、好きなだけ持ってけ」

と猫が言うと環はワインと電気ブランの酒を空間から取り袋に入れた

「よし、これで良いかな」

「じゃあ、行ってくるよ」

「行ってらっしゃいませ」

こうして、環達は赤玉先生事、大天狗に会いに行った

矢一郎

「矢三郎達が戻ってくるまで、そうだな、、トランプでもしよう」

「と、トランプ?、、別に将棋でも良いですよ?俺と犬と空は」

未来

「お兄ちゃん、トランプやりたくないだけでしょう?、絶対に負けるから」

「カチン、誰が負けるだって?、、上等だ!トランプで負かしてやる!」

「ありゃ、陸やろう、まんまと煽りやられたな」

玉瀾

「ですけど、子供ならなおさら可愛いですね」

「ほほ、矢一郎殿、桃仙殿もやりませんか?人数は多い方が楽しいですからね」

矢一郎

「そうですね、ではお言葉に甘えて」

桃仙

「じゃあ、トランプ配るわね」

こうして、陸達は下鴨一同とトランプを始めた

二章終わり


三章開始

少年少女の怪異の七不思議2

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