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環達は矢三郎に案内され連れて行かれたのは商店街の裏側にあるアパートだった

「矢三郎くん、此処に如意ヶ嶽薬師坊様が居るのかな?」

矢三郎

「はい、ご案内致します」

矢三郎はアパートに入り、赤玉の部屋の前まで連れて行くとこう言った

矢三郎

「すいませんが少し待って頂けますか?、先生の部屋の片付けやお話しをしなくてはなりませんので」

鏡夜

「構わないよ、急に訪ねたのは此方だ」

矢三郎

「ありがとうございます」

と矢三郎は言うとドアを開けて入って行った

数分後、矢三郎がドアを開けた

矢三郎

「お待たせいたしました、どうぞ御上がり下さい」

「お邪魔します」

環達は玄関で靴を脱いで部屋の中に入るとテーブルの前に一人のおじちゃんが環達を出迎えこう言った

おじさん

「何者だ」

そうおじさんが言うと環達は正座をし頭を下げて自己紹介した

「七不思議が一番目、首魁、環」

鏡夜

「同じく、七不思議が二番目、副首魁、鏡夜と申します」

おじさん

「何ゆえ参った」

「下鴨矢三郎から俺達が天狗だと勘違いされてると噂さてれいると聞きまして」

鏡夜

「我が天狗ではないと、大天狗、如意ヶ嶽薬師坊様に説明と挨拶に参りました」

そう環達が言うと赤玉に環が猫に貰った赤玉ポートワインと電気ブランのお酒を差し出した

「つまらないものですが、献上品でございます」

「どうぞ、お召し上がりくださいませ」

と環が言うと赤玉はワインをコックをあけてガラスのコップに注いで飲んだ

そして、電気ブランの酒をコップに注ぎ環達の前に出しこう言った

赤玉

「儂の事は赤玉と呼べ、貴様らの話しを聞いてやろう、、飲め」

「ありがとうごさます、、ですが、私がお酒を飲んでも宜しいでしょうか、鏡夜はお酒は飲めますが弱く、お許し下さい」

赤玉

「許そう」

鏡夜

「ありがとうございます」

そして、環がお酒を飲み、自分達は怪異であり天狗ではないと説明した

無論、陸達と空達は霊とも

赤玉

「お前達は天狗ではなく、怪異であったのか」

「はい、ですか何処の誰だか知りませんか俺達を天狗だと勘違いし、噂をしたらしいのです」

鏡夜

「ですので、天狗ではないと訂正をと思った次第です」

そう環達が言うと矢三郎は言った

矢三郎

「先生、もし首魁様達が天狗だったら弁天様に喧嘩仕掛けますよ、でぼろ負けします」

「矢三郎くん?、ぼろ負けは言い過ぎかな?」

矢三郎

「失言失礼しました」

赤玉

「だが、今の弁天には環、お主らは会わない方が良い」

と赤玉が言うと鏡夜が何故かと聞くとこう答えた

赤玉

「今、弁天は機嫌が余りよくない、昨日儂に会いに来たが機嫌が悪かったからの」

矢三郎

「もしや、またあれですか、」

赤玉

「うむ、あれじゃあな」

「あの、失礼ですが、、あれとは?」

環が聞くと矢三郎が教えてくれた

矢三郎

「はい、実は弁天様は昔食べたケーキを食べたがるため不定期に私共めにそのケーキを作らせているのです」

赤玉

「儂も食べたい事があるがとても美味しかったわい、口の中に残る味や食感などが今でも覚えておる」

鏡夜

「そうですか、、ケーキなら作ったお店に行けば宜しいのでは?」

赤玉

「店など知らん、儂と弁天はある女の子からそのケーキを貰い食べたからの、何処のケーキ店なのか知らん」

鏡夜

「そうですか、、」

と環達が話していると突然ドアが開き一人の男の子が入ってきた

男の子

「矢三郎兄さん!」

「え?、君は誰かな?」

環が聞くと矢三郎が答えた

矢三郎

「私の弟、矢四郎です」

と矢三郎か言っていると矢四郎が言った

矢四郎

「矢三郎兄さん!助けて!弁天様が家に来てて、未来ちゃんを!」

「!、矢四郎くん!未来に何かあったのかい!?」

矢四郎

「うん!、弁天様が突然未来ちゃんを見て何でか怒ってるの!」

矢三郎

「え!?、わ、分かった直ぐ行く!先生私達ら此にて失礼します!」

と矢三郎達は赤玉に言ってアパートを急いで出て行った


神社

環達が神社に戻るとそこには一人の女性が猫に手首を掴まれている場面だった

鏡夜

「矢三郎くん、猫が掴んでいる女性は、、」

「まさか、、弁天と言う人かい?」

と環が聞くと矢三郎は頷いた

すると、猫が環達に気づくと弁天から手を放し弁天は空へに浮いた

そして、猫は弁天に言った

「次はねぇ、からなくそ人間」

「まぁ、お前は俺には勝てねぇがな?」

と猫が言うと弁天は顔をしかめて飛んで行った

環達は猫の元に向かうと猫が止めた

「此方こねぇー、方が良いぜ?」

「ジジイが空間で地面の下に海に繋がる空間あるからな?」

そう猫が言うと弁天が立っていた地面の下にには海が広がっていた

矢三郎

「これ元に戻せる?」

「おう、パチン」

猫が指を鳴らしたと同時に海は消え元の地面に戻った

矢四郎

「す、凄い!」

矢三郎

「だな、、、」

矢三郎達が感心していると環が言った

「猫!、未来達は無事なのか?!、矢四郎くんから未来が何故か怒られていると聞いたのだが、、」

「あぁ、その件な、、実は、、」

と猫が話していると森の方から陸達がやって来て、未来が猫に抱きしめた

未来

「猫さん!!大丈夫!?」

「おう、大丈夫だ、ジジイ達は」

「此方も大丈夫じゃあ、、首魁様!いつお戻りに!」

「ついさっきだ、、それより俺達が居ない間に何があった、弁天様と猫が何故戦っていた」

と環が聞くと矢一郎が教えてくれた

矢一郎

「実は、、」


数時間前

「っ、、、此方!」

桃仙

「残念!、、ほい、上がり!」

「また、、負けた、、」

矢一郎

「陸は本当に弱いんだな」

矢一郎

「これでもう、、、5連敗だったか?」

玉瀾

「いいえ、十連敗よ」

未来

「あはは!!お兄ちゃん本当にババ抜き弱くてワロス!」

「うっー!、うるさい!!!」

「もう一回!」

と陸達が陸に言うわれババ抜きをしようしているのを遠くから見ている猫と犬は苦笑いした

「ありゃあ、陸が一抜けしねぇーと終わんねぇーな」

「ほほ、陸は負けず嫌いだからの」

「時と空は呆れて、寝たし」

と猫は膝で寝ている時と空を見て言うと犬はこう言った

「じゃあが、陸達は楽しそうじゃあそれで良かろう」

「まぁ、、そうだな、、、」

と猫達が話しながら陸達を見ていると庭から一人の男の子が現れた

「?、お前、、、矢一郎が言ってた四男の矢四郎か?」

矢四郎

「あ、はい!矢四郎と言います!」

「そんなに畏まらなくても良いぞ、矢一郎殿達と遊んで来なさい」

矢四郎

「はい!」

矢四郎は猫達から離れて矢一郎達の元に向かい共に遊び始めた

猫達はそれを確認して外を見ようと空を見るとそこには一人の女性がいた

「、、おい、、ジジイ、、」

猫がそう言うと犬が矢一郎に聞いた

「矢一郎殿、、弁天様とはどのような方ですか?」

矢一郎

「どうしたのですか?急に」

「教えて下さい」

矢一郎

「え?、そうですね、、短髪で空を飛べて、赤玉先生が拐ってこられた人ですが、、」

と矢一郎が答えると犬が言った

「おや、ならあの女性の方は弁天様ですか」

「いや、はや、驚きました」

「まさか、直ぐに会えるとは」

と犬は弁天の方を見て言うと矢一郎は犬が見ている方を見た

すると、矢一郎は直ぐさま立ちやがり弁天に頭を下げ言った

矢一郎

「べ、弁天様!、ご挨拶が遅れて申し訳ありません!」

矢一郎

「き、気づくのか遅くなり!」

そう矢一郎が言っていると弁天は言った

弁天

「良いのよ、矢一郎、たまたま通っただけなのも、、それに噂の天狗達が来てるいると風の噂で聞いたものだから、見にきたの」

弁天

「けど、、会えたのは護衛の方だったみたいね」

弁天

「残念だわ」

矢一郎

「そ、そうですか、ですが噂の天狗なら矢三郎と共に赤玉先生の元に挨拶しに行っておりますので赤玉先生の元に向かえば、、」

弁天

「あら、お師匠様の元にいるのなら、、護衛の方が此処にいるのは可笑しいわね」

弁天

「噂の子供がいるのでしょう?、見たいわね」

そう言って弁天は地面におり、矢一郎達の元に歩く

陸と未来は矢一郎の後ろから出てきて弁天の前に出た

弁天

「あら、貴方達が噂の子供?」

「はい、初めて弁天様、俺は陸と言います」

と陸が自己紹介し未来が次自己紹介しようと弁天の前に出おうとすると突然弁天が未来の前に来て顔をじっと見つめた

未来

「え、、あ、、あの、、弁天様、、わ、私の顔に何か、、、」

弁天

「、、、、よ、、やく、、」

未来

「え?、、あの、、」

弁天

「漸く、、見つけたわ、、あのときのケーキまたくれないかしら?」

未来

「え、、ケーキ?、くれる?、、なんの、、」

そう未来が言うと弁天は未来の胸ぐらを掴みこう言った

弁天

「覚えてないの?なら、、思い出させるまで」

弁天はそう言うと未来を掴んだまま外に向かい空へ飛ぼうすると

「おいおい、何処に連れて行く気だ?弁天さんよ?」

猫が現れ、弁天から未来を取り戻したあと犬に言った

「ジジイ、陸達と狸共避難させろ、、で地面海と繋げ」

「分かった、、」

そうして、犬は矢一郎達と陸達を避難させたあと地面を海と繋げた

そして、残ったのは猫と弁天のみ

すると、弁天が口を開いた

弁天

「そこを退きなさい、怪我するわよ」

「は!、怪我だぁ?、、此方のセリフだわ、、天狗の力に溺れてる哀れな女が」

弁天

「その言葉後悔させてあげるわ」

弁天はそう言うと懐から扇子を出した

その扇子には表に風神の絵、裏に雷神の絵が書かれた扇子だった

猫はその扇子に見覚えがあった

前に環から風神雷神の扇子は仰げばその効果を出すと

(っか、あれ確か天狗の持ち物だったような、、、赤玉ってやつあげたな)

猫がそう思っていると弁天は風神の絵を方を仰いだ

すると強い大風がきたが猫はそれを片手で飛ばし弁天に返した

弁天はその大風を天狗風で空へ飛ばした

弁天

「あの風を片手で飛ばす何てね」

「は!、お前ばかだな、、お前はもう俺に捕まってんだよ」

そう猫が言うと弁天の前に突然猫が現れ弁天の手首を掴んだ

そして、そこへ環達が現れ


矢一郎

「それで、今の状況になっていて」

矢一郎が説明すると鏡夜が未来に聞いた

鏡夜

「未来、、弁天様とは初めて会ったんだな?」

未来

「初めてだよ!、仮に会ってたらちゃんと覚えてるよ!」

矢四郎

「けど、弁天様は未来ちゃんの事知ってたよ?、何処かで会ったとか、、無いかな?」

環達も同様に聞くと未来は思い出せないと言った

玉瀾

「そうなのね、、けど弁天様のあの様子だと未来ちゃんと弁天様は必ず会ってるはず」

桃仙

「けど、未来ちゃんは覚えてないのよね、、困ったわ」

「ですよね、、うーん、、何か手掛かりがないと、、、」

鏡夜

「何か未来と弁天様を繋げる物があれば、、、」

そう環達が話していると

???

「母上と、、、おやお客さんかい?」

「今度は誰だ?」

と陸が声の主の方を見るとそこには気だるげそうな青年がいた

桃仙

「あら、矢二郎どうしたの?」

「え?、矢二郎って、、事は、、」

矢二郎

「初めまして、下鴨が次男下鴨矢二郎です宜しくお願い致します」

「宜しく」

矢一郎

「それより、矢二郎どうした、何か用か?」

矢二郎

「あぁ、母上から頼まれていた写真はの復元ができたとお店から電話があって取りに行ってな、それを届けに来たんだよ」

と矢二郎はバックから写真を一枚桃仙に渡すと桃仙はあ!!と声を出して環と鏡夜に言った

桃仙

「環さん!、鏡夜さん!私やっぱり昔総さんと未来ちゃんに会ってるわ!」

「え!?、本当ですか???!」

桃仙

「これを見てちょうだい!」

桃仙はそう言うと矢二郎から貰った写真を見せた

その写真には一人の女の子が狸二匹を抱きしめている写真だ

だか、狸を抱きしめている女の子は環達がよく知っている子だった

環、鏡夜

「「未来!?」」

そう未来だ、陸は見せて下さいと写真を見せて貰うと間違いなく自身の妹であった

猫達も確認すると間違いなく未来だと確信し猫が未来に写真を見せた

「未来、、これ見て思い出せないか?」

未来

「えー、、、って、あ!、この夫婦狸なら未来覚えてるよ!なんか雌の方の狸さんが震えてるのよく覚えてるよ!」

「やっぱかって!いつ京都に行った??!この写真の日にちと年見るにこの年は環さん達と出会ってて、猫達と空達とはまだ会ってないよな?」

そう陸が聞くと未来はこう答えた

未来

「確か、、光お兄ちゃんと馨お兄ちゃんに京都でお兄ちゃんには内緒で遊んでおいでよ、って言う言われて2日ぐらい遊びにきた記憶が、、」

「未来、後でその件でお話しがあります」

鏡夜

「逃げるなよ?」

未来

「はい、、、」

未来

「って、、まって、、まさか!この夫婦狸!」

桃仙

「そうよ!、あの時の夫婦狸は私と、亡くなった総さんよ」

未来

「亡くなった、、、そうなんですね、、ですけど、、よくこの写真見つけられましたねたしかこれ、未来が帰る前にとった写真だよね」

桃仙

「えぇ、総さんの知り合いの狸に撮ってもってたのよ、けど蔵に閉まってたから汚れとか虫食いが酷くてね、修理に出してたのよ」

と桃仙が言うと猫が未来に聞きた

「なぁ、未来、京都に来たときコイツら以外本当に会って話してねぇのか?よく思い出せ」

「何でも良いから」

未来

「えー、そう言うわれてもなー」

と未来が言っていると

???

「弁天の事なら覚えてないなら、儂の事は覚えているか」

環達は声の聞こえた方を見るとそこには杖を持って立っている赤玉がいた

「え?、、赤玉さん!」

矢三郎

「赤玉先生!、何故此方に!」

赤玉

「お前達が出ていった後、弁天が儂の元に来てな、、自分達の事を覚えていないと言いに来た、、、儂の事なる覚えているはずと思ってな」

そう赤玉は言うと未来は赤玉の姿をじっくりと見た

すると、未来はあ!!と言ってからこう言った

未来

「思い出した!!、川辺でお魚見てた時に長い髪のお姉ちゃんと一緒にいたおじちゃんだ!」

赤玉

「そうじゃあ、、そして長い髪やお姉ちゃんとは、、弁天じゃあ」

赤玉が教えると猫が未来に言った

「未来!、お前何でもコイツの事は思い出すのに弁天は思いださねぇーんだ!」

未来

「だ、だって!雰囲気とか違ったし!、髪も長かったし!」

未来

「そ、それに!、あんなしゃべり方じゃあなかったし!!」

「だからってな!!」

「そこまでだ!、その話しは後にして今はケーキの事と弁天様の機嫌を戻さないと!」

鏡夜

「そのためには、未来にケーキのお店を教えて貰いたいんだが?」

と鏡夜が聞くと未来は言った

未来

「あのケーキ、妖バーのおじいさんから貰ったケーキだから、頼めば作ってくれるよ」

「そうか!なら直ぐにマスターに頼んで作って貰おう!!、で弁天様の機嫌を直す!」

「ですね、矢三郎さんすいませんが弁天様と如意ヶ嶽薬師坊さんを未来と初めてあった場所にお連れて、、いや連れてきて下さい」

矢三郎

「オッケー」

そうして、環達は弁天様を機嫌を直すために動いた

三章終わり


最終章開始

少年少女の怪異の七不思議2

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