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ダイアン「よっこらせ。」・
立ち上がった
「ボッ、ボッ…。」・ふたつの黒い炎が
壁から飛び出し、フィルに
向かっていった
ダイアン「危ねぇ!!」・ふたつの
黒い炎に気づき、フィルの方へ
走り出した
フィル「!?」・ふたつの黒い炎を見た
「ボボゥッ!」
ダイアン「ぐっ…!」・フィルを
かばって、ふたつの黒い炎を
その身に受けた
フィル「ダイアンさん!」・ダイアンを
見て叫んだ
シノビー「はっはっはっ!!その炎は、
いかに強靭な精神でも
耐えられんぞ(高笑)!!」・床に
寝そべったまま言った
バイス「ふん!」・シノビーの体に
渾身の頭突きを与えた
「パン!」・シノビーの体は、粉々に
砕け散った
シノビー「・・・・・。」・ほうけた
ダイアン「ぐっ、うう…。」・全身を
おおう炎に苦しみだした
フィル「うーん。この炎も邪気だと
すれば…。」・必死で考えている
シノビー「オレの体…。」・悲しげな
表情で呟いた
語り手「以後、シノビーは
頭部だけになります。」
フィル「そうだ!これなら…!」・手を
振りかざし、ダイアンを
引っぱたこうとした
「ガシッ!」・ダイアンは、フィルの
腕をつかんだ
ダイアン「グゥ…。」・心臓を
えぐり出すかのような眼で、フィルを
見た
「ゾッ…!」・フィルは、あまりの
恐怖に、いしゅくした
バイス「何やってんだ?」・動こうと
しない、ふたりを見て疑問に思った
ダイアン「ガァッ!!」・フィルの腕を
引っ張って、壁の方へ投げ飛ばした
「ドッ!」
フィル「うーん…。」・壁際で
眼を回している
「バシュッ!」・フィルの頭から、
邪気が抜けた
バイス「おっ、なんか出た。」・
気絶中の、フィルを見ながら言った
シノビー「まぁ、いい。体は、あとで
なんとかなる。それよりも、このまま
同士討ちをさせて…。」・下を見ながら
、ぶつぶつと言い始めた
ぷー吉「んー…!」・4本の足を床に
つけたまま、背伸びした
「ピシャーン!!」
語り手「ダイアンの頭上に、カミナリが
落ちた。」
ぷー吉「ほえ?」・ダイアンの方を見た
ダイアン「っ…!?」・やや上を
向いたまま帯電している
「バシュッ!」・ダイアンからも、
邪気が抜けた
バイス「おっ、こっちも、
なんか出た(楽)。」・ダイアンを
見て言った
「ドタッ。」・ダイアンは床に倒れた
シノビー「おっと、そんなことより、
とばっちりを受けるかもしれん。
とりあえず、上に…。」・宙に
浮き始めた
「ガシッ!」・シノビーの動きが
止まった
バイス「よっ。」・シノビーを
ほうり投げた
「ゴツ!」・シノビーは、壁に激突した
シノビー「うーん…。」・床の上で眼を
回している
バイス「なんも出ねぇ。」・シノビーを
見ながら言った
語り手「バイスは、シノビーからも、
邪気が出ると思っていた(笑)。」
ダイアン「オレとしたことが、邪気に
取りつかれるとは…。」・上体を
起こして、右手で自身の顔に触れた
バイス「これ、どうすっか。」・
気絶中の、シノビーをかぶった
ダイアン「ところで、戦況は、
どうなっているんだ?」・周囲を
見回した
「トントン。」
ダイアン「ん?」・右下を向いた
ぷー吉「ふあ。」・ダイアンに紙を
差し出した
ダイアン「・・・・・。」・ぷー吉から
紙を受け取った
シノビー「はっ!」・眼を覚ました
ダイアン「なるほど…。」・紙を
見ながら、うなずいた
シノビー「おい、何やってんだ!?
はなせ!」・バイスに気づき、
暴れ出した
ダイアン「黄色の犬っコロ。
そのバカ(シノビー)を黙らせろ。
」・紙を見たまま、バイスに言った
バイス「ほい。」
「ゴツ。」
シノビー「うーん…。」・眼を回した
ダイアン「さて、とどめを刺すとするか
。」・紙をしまって立ち上がった
ぷー吉「くしゅん!」・
おすわりしながら、くしゃみをした
「カチーン。」・シノビーは凍りついた
「ビクッ!」・シノビー(凍)の近くに
居た、バイスは、ビックリした
ダイアン「ん?」・シノビー(凍)の
方を見た
バイス「おどかすな(怒)!?」
語り手「バイスは、シノビー(凍)を
引っぱたいた。」
「ガン!ガン、ガン…!」
語り手「シノビー(凍)は、
ゆっくりと回転しながら、壁に
ぶつかり始めた。」
ダイアン「こりゃ、都合がいいや(笑)
。」・周りを警戒しながら、ぷー吉の
頭をワシづかみした
「ゴー…。」・ダイアンの、
うしろから、シノビー(凍)が
突っ込んでくる
「ポイッ。」・ダイアンは、ぷー吉を
宙にほうった
ダイアン「おらぁっ!!」・
振り向いて、シノビー(凍)に、
こぶしを当てた
「ゴッ、ボボン!!」
語り手「シノビー(凍)は、粉々に
砕け、蒸発した。」
「シュー…ン。」・青白い炎は
消え去り、部屋も明るくなった
「カチ。」・扉は解錠された
「ポフッ。」・ぷー吉は、ダイアンの
頭上に落ちた
フィル「どうなったんですか…?」・
頭をおさえながら、ダイアンの、
ところに来た
ダイアン「おう、兄ちゃん。たった今、
終わったところだぜ(笑顔)。」・
こぶしを引っ込めて、フィルを見た
「カタ。ウィー…。」・床下から、
台座が、ふたつ現れた
ぷー吉「ふあ。」・ダイアンの
頭上から、台座の方を指した
フィル「・・・・・。」・ぷー吉の
指す方を見た
ダイアン「台座か。」・フィルに、
つられて台座の方を向いた
フィル「これって…。」・ダイアンを
見て、台座を指した
ダイアン「あぁ。」・うなずいた
語り手「片方の台座には、黄土色の
球体が置いてある。」
ダイアン「確か、この辺りだったような
…。」・ぷー吉を降ろし、シノビーに、
ほうり投げた球体を探し始めた
バイス「・・・・・。」・ダイアンに
背を向けて、なにやら、
ゴソゴソしている
ダイアン「なぁ、犬っコロ。球体を
見なかったか?」・バイスの、うしろに
立って訊いた
「ピクッ。」・バイスの動きが、
一瞬、止まった
ダイアン「こっちに転がったと
思ったんだが…。」・頭を触りながら、
周りを見た
気の強い少女のようなバイス「これは、
アタイのモノだよ(怒)!欲しけりゃ、
ほかをあたりな!!」・ダイアンを
威圧した(しかも、クチ紅つき)
語り手「バイスは、球体を
はなそうとしない(笑)。」
ダイアン「・・・・・。」・バイスの
変わりようを見て固まった
フィル「まだ邪気が残ってる…。」・
おかしくなった、バイスを
見ながら呟いた
「トコトコ…。」・ぷー吉は、バイスに
近づいた
少女のようなバイス「なっ、なんだよ…
。」・ぷー吉を警戒した
ぷー吉「コチョコチョ…。」・バイスを
くすぐった
少女のようなバイス「ぶっひゃひゃひゃ
!!!」・大笑いした
「バシュッ!」・バイスから邪気が
抜けた
バイス「何すんだ(怒)!?」・球体を
はなして、ぷー吉を見た
ダイアン「こういう、やり方も
あるのか…。」・犬たちを見て言った
ぷー吉「ふあ。台座に置く。」・球体を
ひろって、フィルに渡した
フィル「ありがと…。」・ぷー吉に、
お礼を言った
「コト…。」・フィルは、何もない方の
台座に球体を置いた
「フオン…。」・球体たちは、ちょっと
浮いた
「カタカタカタ…。」・台座と台座の、
あいだの床が落ちて、階段になった
バイス「おっ、なんだ?」・ダイアンに
抱かれながら4本の足をバタバタさせた
ダイアン「お前は、これを
落としてからな。」・バイスのクチ紅を
ハンカチで拭き取った
『階段の先で…』
フィル「消滅ボタン?」・正面の壁に
書かれた文字を読んだ
語り手「文字の下には、野球の
球くらいの大きさのボタンがある。」
バイス「ほかに、なんもね。」・小さな
空間の中をきょろきょろした
ぷー吉「・・・・・。」・バイスの隣で
、赤色のボタンをボーッと見ている
ダイアン「ここに何か書いてあるぞ。
」・立て札を見ながら、フィルに言った
立て札の文字「この消滅ボタンは、
地下施設をなかったことに
するボタンです。なお、押したあとは、
地上へ戻しますので、そのまま、
お待ちください。」
フィル「ふーん。」・ダイアンの方を
見ている
バイス「押していいか?」・フィルに
訊いた
フィル「どうぞ。」・バイスを見て
答えた
バイス「ふん!」・消滅ボタンに
頭突きをした