なんや____
『ええ!信ちゃん主将なったんや!』
「そやねん」
『そーなんやぁ!信ちゃんにピッタリやなぁ!』
「そうか?俺でええんかって思うけどなぁ」
『うん!信ちゃんいつも何事も一生懸命って感じやし信ちゃんの言う事めちゃくちゃ説得力あるもん!
小学校の時のな!運動会の時も……』
昔の話をしたり、今の話をして盛り上がる。
なんや全然____
昔みたいに話できるやんか____
『せやけどほんま、信ちゃんガタイよくなったなぁ!
昔私より背ぇも低かったのになぁ』
「ははは、バレーで鍛えとるからなぁ
触ってみるか?筋肉」
『ええの?』
「ええよ」
信ちゃんの腕を触る。
『わ〜……ほんまやめっちゃかたぁ……』
めっちゃ筋肉ついとるし、
男の子って感じやし……
なんせ……
「ははは、触りすぎや」
そう言って笑う信ちゃん……。
かっこよすぎや!!!!!!
触ってると思わず我に返る。
バッ
急に思わず手を離してしまった。
「ん、どしたん?」
そう言って顔をのぞきこんでくるのを
全力で
『今!見んといて!ほんま!!』
顔を隠す。
「なんやー?」
ニシシと笑う信ちゃんは、私の手をどかそうとする。
『わっ///』
私の力及ばず簡単に____
照れているのが、
バレてしまった。
『もうッ///ほんま、見んといてって言うたやん……』
そう言って、
チラッと
信ちゃんの方を見ると____
『あれ?』
「……ッッ///」
『なんで信ちゃんも顔真っ赤なん?』
ミーンミーン……
蝉が鳴く。
ドッドッドッドッ……
私の心臓の音の方がうるさいんじゃないだろうか。
信ちゃんに掴まれた腕____
心臓の鼓動が信ちゃんの手から伝わってしまいそうだ。
真っ赤な顔の私たちは見つめ合い____
信ちゃんが私をゆっくり引き寄せる____
ああこのままキスする流れでは……?
思わず目を閉じる____
と
「信ちゃん、信ちゃん!」
信ちゃんのおばあちゃんが後ろから呼ぶ。
コメント
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オバアチャァアアアン!!