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今日は文化祭当日です!!
一日目は学校生徒の公開日で、明日は一般公開の日!
まぜ兄とぷり兄が絶対行く!って言ってたから、
緊張と楽しみがちょっとずつある。
他の3人は両日来るって言ってたから
楽しんでくれたらいいなぁ。
あっきぃ「ふわぁ〜…。おはよぉ」
まぜた「あっきぃ、おはよ」
ぷりっつ「ご飯出来てるで〜」
あっと「今日から文化祭か〜」
ちぐさ「最後だからみんな気合入ってるよね!」
けちゃ「あっきぃ、絶対行くから待っててね!?」
あっきぃ「わかったって!今日だけでいいから来るの!」
まぜた「俺もぷりも学校休んでも行くからな」
あっきぃ「うん!ぷり兄とまぜ兄楽しみにしてる!」
「あと、ちぐ兄とあと兄もね!!」
ぷりっつ「おん!早く明日になんねーかなー」
ちぐさ「ぜっっっっったい売り上げ1位にするかね!」
あっと「俺たちのクラスも来いよ?」
あっきぃ「もちろん!!準備中からクオリティ凄そうだったもん!」
けちゃ「ねぇ、ぼくはーー!?!?」
学校に行くと、校門は華やかに飾られていた。
廊下も中庭もいつもとは違ってなんか不思議な感じ。
教室に入ると飾りが、昨日までと全然違う。
(……ほんとに文化祭なんだ)
少し緊張して、鞄を持つ手に力が入る。
クラス委員「会計、最終確認するよー」
あっきぃ「うん。えっと……ここがこうで……」
数字を追いながら、深呼吸。
(大丈夫。無理しない)
放送「それでは、文化祭スタートです!!」
教室の外が一気に賑やかになる。
(人、多い……)
少しだけ、胸がきゅっとする。
クラスメイトA「あっきぃ、ここ座っていいよ」
あっきぃ「え、でも——」
クラスメイトB「立ちっぱなし禁止」
あっきぃ「…ありがとう」
有無を言わせない感じで言われて
俺は近くの椅子に座った。
しばらくして忙しいお昼の時間帯になった。
お金の受け渡し、確認、呼び込みの声。
クラスメイトC「次、お願い!」
あっきぃ「はーい!」
一つずつ、ちゃんとやる。
(前みたいに、全部抱えなくていい)
お客さんの波が落ち着き少しだけ静かになった。
あっきぃ(みんな、今頃なにしてるんだろ)
ちぐ兄はクレープ屋さんで、あと兄はお化け屋敷。
けちゃ兄は中庭で焼き鳥屋さんだったはず。
来てないって分かってるのに、
背中に“いる感覚”が残ってる。
(……変なの)
15時頃になると、お客さんが増えてきた。
また列が伸びて、会計が詰まる。
あっきぃ「…俺、もう少し早くやるかr——」
クラスメイトA「ストップ」
あっきぃ「え?」
クラスメイトA「昨日言ったでしょ」
あっきぃ「……うん」
その一言で、止まれる。
(止めてもらえるって、ありがたい)
しばらくして、クラス委員が声を上げた。
クラス委員「よし、交代入ろう!」
あっきぃ「え、もう?」
クラスメイトB「結構時間経ったしなぁ」
席を立つ時、少しだけふらつく。
クラスメイトC「ほら、ゆっくり」
自然に支えられる。
休憩中
椅子に座って、教室を見回す。
笑ってる人、忙しそうな人、写真撮ってる人。
(俺、ちゃんとここにいる)
前に出てないけど、
逃げてもいない。
放送「本日の文化祭は終了しました。お気をつけてお帰りください」
クラス委員「お疲れさま!」
クラスメイトA「いやー、疲れたーー」
モブB「でも、楽しかったね!」
拍手が起きる。
(……やり切った)
クラス委員「まだ、明日もあるから準備しよー!」
モブC「今日の反省活かしてもっと良くしよ」
クラスメイトA「あっきぃ」
あっきぃ「なに?」
クラスメイトA「今日、無理してなかったよね」
あっきぃ「……。うん」
クラスメイトB「それが一番」
帰り道。
お兄ちゃんたちはまだ時間がかかるそうで、
俺は一人で帰っていた。
え?心配されないのかって?
お兄ちゃんが手を抜くわけないじゃん。
兄弟グループのLINEでみんな参加してる通話がつながっている。
夕方の空を見上げる。
(守られてるから、立てた)
(甘えてきたから、できた)
(……それって、悪くない)
小さく息を吐いて、歩き出す。