俺は至って普通な大学生だ。
今は彼女と同棲している。
そんな彼女は酒が苦手であまり酒は飲まなかったのだがなんせ今日は付き合って一年目の記念日だから珍しく一緒に酒を嗜んでいた。
彼女は酔ってきたのか
「風にあたりたいな、、、」
と言ったのでベランダに行き夜風にあたると不意にある事件の事を思い出した。
犯人は女性ばかりを狙う少し薄汚れた服を着た所謂ホームレスという類の殺人鬼だそうだ。
そんなことを考えていると突然彼女が
「ねぇあれ何、、、」
そう言われて指がさす方向を見ると薄汚れた服を着た男が女性を殺害している現場だった。
彼女は
「け、警察呼ばなきゃ」
と震えた手でスマホをいじっていた、でも手が震えているせいかスマホを落としてしまったようだ。
だが今俺たちが居るのは三階だスマホ落とした音なんて聞こえるはずか無いのだか奴はこちらに振り返りまるでニチャァという効果音がつきそうなやっと見つけたという顔でこちらを見た。
もしかして俺の彼女を狙っているのではと思い彼女の方を向いたらとても震えておりもう一度殺人鬼の方を向くと奴は居なくなっていた。
彼女が震えながら立ち奴が居た方を見て
「逃げたのかな、、、だとしたらもう安心だね」
と言うが俺は万が一のことを考え鍵を締めに行ったするとピンポンと聞き慣れたチャイムの音がした
「宅配でーす。荷物お届けにあがりました。」
という声がしたためドアを開けた。
ドアを開けた時に気づい俺も彼女も最近ネットで買い物なんてしてない。
気づくと奴は部屋に侵入しており彼女は倒れていた。
状況の整理が出来ないが確かな事は彼女は奴に殺されたということだ。
すると奴はこちらに向き直り突然走り出し俺を刺した。
その時に見えた顔には見覚えがあった。
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