【ci side】
ci「…眠い………」
独りごとをつぶやきながら食堂へと足を運ぶ。
食堂に着くと、トントンとシャオロンがいて…いや、他にもいたようだ。
sn「あ、チーノくん…」
いつもは医務室にいるぺ神と総統グルッペンもいた。
珍しい…。
しかし、そんな珍しさとは裏腹に空気はとてつもなく重かった。
ci「ど、どうしたん?」
sn「……チーノくんもショッピくんと仲良かったよね」
ぺ神がそう俺に対して質問する。
俺は頷いた。
正直とても仲良かったかと聞かれれば、どうか分からないが少なくとも俺は仲が良いと思っていた。
先ほども言った通りショッピはどうだか分からないが…。
gr「そうか…」
グルッペンはそう呟いて一枚の紙を俺に渡した。
すぐに渡された紙を読む。
その手紙はS国からのものだった。
内容を要約するとこうだ。
「ショッピはS国の奴らによって攫われた、取り返すには複数あるS国の要求こたえること。」
「宣戦布告はしてはいけない、布告を行った瞬間、ショッピの首をはねること。」
要求とはW国の資源を半分S国に送る事や、S国との友好関係、条約を結ぶ事。
その他にも複数個、要求が書かれていた。
流石に戦闘狂のグルッペンも、自分の言葉に一人の命がかかっていると思うと、すぐに宣戦布告は出来ないらしい。
ci「……どう、するんですか」
俺は震えた声で質問をする事しか出来なかった。
もしグルッペンが宣戦布告をしないのであれば、きっと俺は外交官として条約などを結びに行くとなるだろう。
しかし、宣戦布告をするとなれば…俺は足手まといでしかないのだ。
いや、ありえない。グルッペンが人の命を無視して宣戦布告するわけがない。
しかし、じゃあ条約など結ぶこととなるのだろうか。
一応少しはS国と関わりがあるらしいものの、いきなりショッピを人質にする奴らと条約を結ぶのだろうか……
グルッペンが何を考えているんだろう……
シーンとなった食堂にバンっと音を立てて、扉を開き、ロボロが入ってきた。
rbr「監視カメラに映像残っとったわ、見ている限りきっと怖すぎて身体動かす事ができんかったんやろうな」
ロボロは小さいノートパソコンを机の上に置いて、映像を開始する。
そこには医務室にいたショッピを攫うS国の兵士の姿があった。
gr「……こればかりは俺一人の意見で行うわけにはいかない。トントン、会議を開いてくれ」
トントンがインカムで全幹部へ報告をする。
ふと静かなシャオロンの顔を見ると、シャオロンの顔は青白く、まるで死人のように絶望しているように見えた。
✂︎—–㋖㋷㋣㋷線—–✂︎
はい、あの~お久しぶりです。
テスト、模試がようやく終わり、ようやく時間が取れるようになりました。
更新遅くてまことに申し訳ありません。
もうここから一気にガガガーっと(?)更新していこうと思っているので、飽きずに見てください💦
コメント
7件
雪柊さん、テストお疲れ様です!自分もちょうどテスト期間が終わってご褒美として夜中見させて頂いてます!(*´˘`*)ホントにドキドキが止まらない作品を毎晩ありがとうございます🥹!続き楽しみしてます!長くなってしもた、💦🙇♂️
テストお疲れ様です! 自分、あと約3週間後に期末テストがあるので雪柊さんの作品みて勉強のやる気を出します💪