体だけを起こされたさゆり。
当てられたオムツが気になり自然と視線がそちらに向く。
!!!
モコモコで大きすぎるほどに大きくなった下半身!
(マ、ママ……)
何か言いたげなさゆり。
しかし言葉がうまく出てこない。
母(何か言うことはある?)
そうは言われても何をどう言えばいいかわからない。
母(さぁ、オムツだけ買わせてもらいましょ)
急いでいるのかさゆりをおいて店内に戻っていく母。
小さくなっていく背中をただ眺めることしかできなかった。
追いかけるさゆり。
オムツのせいで走りにくく、歩くことも困難になる。
かろうじて追いついたさおりは母とパンツタイプのオムツの前にいた。
(どれにするの?)
そんなことを言われてもこの歳でオムツを買うのに抵抗があり、選ぶことができない。
(いいわ、コレとコレにしましょ)
そう言いながらオムツを2パックとり
(それにしてもたくさん種類あるのね)
(大人のおむつしてる人ってそんなに多いのかしら)
つぶやきなからも体はお会計の方向に向かっていた。
ピ!
ピ!
レジを打つ店員。
布おむつの厚さがさゆりの脚を閉じることを困難にしていた。
〇〇〇円です。
母がお金を支払おうとしていたところ
(お支払いですね)
(ありがとうございます)
(!あ!)
と何かにきなった店員は
(このオムツは夜のおねしょ用なんですけと、お嬢様おねしょはされてないとの事でしたので)
よくパッケージを見ると
「ナイトパンツ」
と書いてあった。
ふたつのうちの1つは昼間も使えるようだったが、店員が見つけたのは夜のおねしょ用オムツだった。
(あ、そうだったんですか?)
(でもコレいただきます)
(おねしょしちゃっても困るから使わせます)
母がそう言うと
(わかりました、ありがとうございます)
(他にも種類ありますので次の機会にお願いします)
お店を出る2人。
買ったものを車に詰め込み、助手席に座るさゆり。
布おむつの感触が慣れなく気持ちいいものではない。
自宅に着いた頃、辺りは真っ暗で長く買い物をしていたことを語っていた。
(布おむつはどう?そろそろ慣れた?)
そんなことを平然と言ってくる母に苛立ちを隠せない。
(………………)
苛立ちはするもののおもらしでオムツを濡らしてしまっているので、言い返すこともできない…
(お風呂入るでしょ!)
(いっぱいおもらししたからお風呂でキレイにしてきなさい)
いっぱいおもらしって…
とは思いながらもその通りなのが反論出来なくさせていた。
かといって、布おむつを父親に見られたくないさゆりはお風呂へ行くことにした。
が、
(まって!)
(オムツ外さなきゃ!)
急に腕を捕まれ引き止められる。
と同時に
母の手がスカートにかかった瞬間、迷うことなく簡単に脱がされてしまう。
小児用のそのスカートはウエストがゴムなので下に下ろすだけで簡単に脱がせることができた。
(いくつになってもオムツ姿は可愛いものね)
オムツ姿とは言ってもおむつカバーなのだが…
(意外と可愛いおむつカバーだったのね)
母の視線の先には、
「○○くみ」
「おなまえ」
とかいてあるタグがあった。
それはオムツが必要な幼児が、保育園などでほかの園児のものと間違わないようにするためでもあった。
(なまえ書いとくわ!)
(いつまで立ってるの?外すんだから仰向けになるの!)
布おむつは恥ずかしいのですぐに母の前に仰向けになる。
ベリ、ベリ。
おむつカバーのマジックテープを外す音が部屋に響く。
とっさに足を閉じてしまい
(なにしてるの!)
ビシッ!!
右足を叩かれてしまった。
おむつカバーの前当て、そして横ハネを取ると、さゆりの股間を守っていた布おむつがあり、そのまま布おむつも外されると
(え?ちょっとチビっちゃってるの?)
驚いたようにオムツを眺める母。
オムツには小さなシミが出来ていていつの間にか少しだけオムツを濡らしてしまっていたのだった。
(はぁー)
ため息をつく母とおチビりが信じられないさゆり。
(まったく…)
なかば諦めたようにさゆりの顔に視線がくる。
(胸だけは大人なのにね…)
脱衣場
素早くシャツを脱ぎ、ブラジャーだけになる。
(なんで…)
悲しい気持ちになりながら、慣れた手つきでソレを外してお風呂へ入る。
今まで以上に入念に(その)部分を洗っていく。
脱衣場の方から
(着替え置いとくからねー)
と母の声がし、
(わかったー)
と、いつも通りの返事を浴槽の中からする。
数分後、脱衣場で体を拭くさゆり。
パジャマの置いてある隙間から見慣れないものがあったのでそれが気になり、何気なくバジャマをどける。
いつものショーツではなく、おねしょパンツだった。
(え……………)
さゆりはおねしょパンツは見たことがなく、パンツタイプのオムツにしか見えていなかった。
(夜もオムツするの?)
(おねしょなんてしないのに…)
呆然としていると急にドアが開き母親が入ってきた。
(まだ着替えてなかったの?)
(早くして)
(おねしょはしてないけどおねしょ用のオムツも買っちゃったからそれ使いなさい)
親戚の家やお店でおもらしをしてしまった手前、何も言い返すことができない。
(初めてだから履かせてあげるわ)
そのおねしょパンツを取り、足を通しやすいように下の方で広げる。
ゆっくりと右足からそれに足を通していく。
両足が入り、上の方に上げられる。
お尻を超え、腰まで上げられ、おねしょパンツを母親に履かせてもらったさゆり。
(サイズはどう)
(ちょっと大きい?)
(足回り隙間ない?)
(おねしょが漏れちゃうと恥ずかしいのは自分なのよ)
(う。うん。大丈夫)
昼間のオムツも恥ずかしいのに家族以外見られないとはいえ、おねしょパンツまで履かされることになってしまった。
そして自分の手でパジャマを着ていく。
寝るにはまだ早い時間。
気分を変えるためか、リビングにいきテレビの前に座る。
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