コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
つづきです 長いかも。
いつものごとくうちの愛知が可愛い 当方岐阜県民ですが、こんな辺境の地と仲良くしてくれる愛知が本当に愛おしい
愛知県の一番がいつまでも岐阜県でありますように
愛知をこの部屋の一室に閉じ込めてもう随分経ったが、愛知は以前と変わらず日光のような笑顔をくれる。変わったのは、愛知の目に岐阜以外が映ることが無くなった事だ。岐阜はその事実に心底満足していた。このまま岐阜がいなければ生きていけない体になって仕舞えばいいとさえ願っていた。愛知の白い肌、赤色の瞳、美しく光る金髪、そして何より愛知自身の心。それらが全て自分の物になる妄想をしては一人悦に浸っている。
愛知の全てを手に入れることこそが岐阜にとって唯一無二の幸福なのだ。
その日は久しぶりに晴れていた。愛知は昼食を食べた後、窓際に立って空を眺めていた。何をするでもなく、ただぼうっとしていた。その横顔を見ているだけで幸せな気持ちになれると感じる岐阜であった。
愛知の髪を梳いてみたりキスしたりしているうちにだんだんムラムラしてきたので押し倒してしまおうかと思った矢先、愛知が振り向いたため慌てて誤魔化すことになった。
「どうしたん? なんかついてる?」「いや……」岐阜は曖昧に答えつつ、愛知の首筋に鼻を寄せた。「お日様の匂いがする……」
「ふふっ」愛知は可笑しそうに笑うと岐阜の頭を優しく撫でた。「今日はお天気いいもんね」
「ああ……そうだな」
愛知の首につけられた首輪。愛知が逃げないように、首輪には鈴がつけられている。万が一開けてしまった時の為に部屋のドアは南京錠で固く閉ざされているし、窓には鉄格子が付けられている。もちろん外には出られないようになっている。そもそも愛知は家から出ようとすらしないので、余計なお世話かもしれないが念には念をという訳である。
愛知はそんなことも知らずに楽しそうに笑っている。このまま一生ここに閉じ込めておくことが出来ればどんなに良いだろうかと考える。そしていつの日か、愛知が完全に岐阜のものになった時、愛知はどうなっているのかを想像してゾクゾクする。しかしそれでも尚、まだ足りないと感じてしまう。愛知はもう既に精神的に縛られているに等しい状態なのに、それでもまだ物足りないと思うほど、岐阜は歪んでいた。
それはきっと、愛知が岐阜の愛に応えてくれないからなのだろうと思う。いや、応えてくれないのではなくて応えることすら忘れてしまっているのかもしれない。どちらにせよ愛知はもう岐阜しか見ていない。それならばもっと愛してやろうと思う。愛知の身体中にキスをして、俺の物だと主張する証を刻んでやるのだ。それから愛知の心を征服するために精神的にも追い詰めてやるつもりだ。愛知が壊れてしまっても構わないと思っている。だって、愛知が壊れたとしても俺がいる限り大丈夫だから。
(愛知……愛してるよ……)
そう思いながら、愛知の首元に齧り付いた。鋭い痛みと共に血が滲む。愛知は一瞬ビクッと震えたがすぐに落ち着いたようだった。それどころか、もっと強く噛んで欲しいと言わんばかりに首筋を差し出してきたので要望通りにしてやった。暫く噛み続けていると歯形がくっきりと浮かび上がってきたので満足した。
「ありがとうな」そう言ってから離れる。
「……うん」愛知は小さく頷いた。頬を紅潮させながら潤んだ目で見つめられる。その表情に嫌悪は無く、むしろ幸せに満ちた目だった。どうやら愛知は痛みを感じることで喜びを感じるタイプの人間らしいことがわかった。それなら遠慮することはないと判断し、今度は強く掴み過ぎないように注意しながら胸元へと手を伸ばして揉み始めた。
「あ……」愛知は小さく声を上げた。
「痛いか?」
「ううん……もっと強くても大丈夫……かも?」
「そっか」
愛知は痛みに強いのか苦痛に喘ぐ様子はなく、むしろどこか物足りなさそうにしているようだった。その反応を見て満足した岐阜は、今度は乳首に狙いを定めた。そこを摘まむと愛知はまた小さく反応を示した。その反応が可愛くて何度も同じ動作を繰り返す。暫く弄んでいるうちに徐々に固くなってきたようだ。試しに爪を立ててみたり押し潰したりすると愛知はピクピクと痙攣していた。どうやら痛みだけではなく快楽も同時に与えられているようだ。
「愛知……可愛いよ……」
「んぅ……」
愛知は快楽を受け入れる気になったようで、大人しくなった。それを確認した岐阜は愛知の服を捲り上げて直接肌に触れることにした。滑らかで柔らかい感触が心地良い。指先で軽く弾くようにすると面白いように身体が跳ねる。何度も繰り返していると愛知の息遣いがどんどん荒くなっていくのがわかった。どうやらかなり感じているようだ。その証拠に股間の膨らみが大きくなっている。それを確認すると岐阜は満足げに笑い、愛知の下腹部を優しく撫で上げた。愛知は甘い声を出すが、抵抗はしなかった。
「気持ち良い?」
「うん……きもちぃ……」
愛知は素直に答えた。それが嬉しくてさらに責め立てる。乳首を抓ったり引っ張ったりすると可愛く反応してくれるので、つい夢中になって弄り続けてしまう。
「可愛い……愛知……」
「あ……あぁ……」愛知は虚ろな目をしていた。その表情に興奮して、つい強く握ってしまう。
「ひゃあっ!? いっ……」
「大丈夫?」
「だいじょぶ……じゃないかも……」
愛知は涙目になっていた。その姿に嗜虐心が煽られるのを感じながら、それでもまだ加減を忘れずに優しく触れているうちに、愛知の様子が変わって来たのに気づいた。腰を浮かせ、物欲しそうに見上げてくる。それを見て、今度は優しく手を動かした。
「あっ……あぁ……そこぉ……」
愛知は切なげな声を漏らし始めた。それだけで満足せず、さらに追い込むべく、手を激しく動かす。
「や……やめてぇ……おかしくなるぅ……」
「愛知……可愛いな……」
「あぅ……っ」愛知は限界を迎えそうになり、涙を流して懇願した。しかし、それでも止めてやることはできなかった。愛知の快感を得るためのスイッチを押してあげたのだ。
「だめぇ…っ……あぅっ♡♡♡♡」愛知は大きな声で叫んだ。そして身体を大きく仰け反らせると、勢いよく精液を噴き出した。イッてしまったようだ。愛知は全身を震わせて痙攣している。その姿にまた興奮してしまう自分に呆れながらも、なんとか落ち着かせようと抱きしめてあげた。
「落ち着いたか?」
「うん……」
愛知は小さく返事をした。しかし、まだ呼吸が整っていないようだ。しばらくそのまま抱きしめていると、やがて落ち着いてきたのか落ち着いてきたようだった。
「大丈夫か?」
「うん……」
愛知は顔を上げると微笑んだ。その表情にドキッとする。
「ねぇ……キスして……?」
愛知は甘えた声でお願いしてきた。それに応えるために顔を近づけると、愛知は自分から舌を絡めてきた。そのまま暫く舌を絡ませ合う。
「愛してるよ……」
「おれも……」
二人は見つめ合った。そしてもう一度唇を重ねた。
愛知は完全に堕ちてしまったようだ。もう普通の生活には戻れないだろう。それでも構わないとすら思える。これから先ずっと、愛知はこの部屋から出られないし、他の男にも会えない。だがそれが何だと言うのだろうか。むしろ好都合だとも思う。愛知を独り占めできるのだから。
「愛してるよ……愛知……」
岐阜はそう言いながら、愛知を強く抱きしめた。愛知もまたそれに応えるようにして背中に手を回した。二人は互いの温もりを感じながら、そのまま眠りについた。
朝、岐阜はしばらく愛知の寝顔を見ていた。愛知はここに閉じ込めてから随分髪が伸びた。前髪は目が隠れるほど長く、後髪は結べるほどの長さになっていた。それがまた彼の色香を醸し出している。自分しか知らない愛知の姿。いくら眺めていても飽きることはない。愛知は美しく、いつまでも見ていたいと思えるほど魅力的だからだ。
(可愛いな……)と心の中で呟き、頬を撫でた。愛知はくすぐったそうに身を捩らせた。その仕草がまた可愛らしくて愛おしいと思う。ずっとこうやって愛知を眺めて過ごすことができればどんなに幸せなことかと考えてしまう。このまま時間が止まればいいのにと思うほどだった。
愛知の髪を撫でながら物思いに耽っているうちにいつの間にか眠ってしまったようだった。目を覚ますと目の前に愛知の顔があったので驚いたもののすぐに状況を理解してホッとした。
「おはようさん」
「おはよう……」愛知は眠そうに目を擦りながら挨拶を返してくれた。
「髪、伸びたな」
「そうやね、岐阜のお嫁さんになったみたい」
愛知は少し照れたような顔をした。その表情に胸がキュンとなる。
「そうだな……」
「えへへ……」愛知は恥ずかしそうに笑った。その仕草が可愛くて、つい抱きしめてしまう。愛知は抵抗せずにされるがままになっていた。
「可愛いな……」
「ほんまに?」
「ああ、本当だよ」
「そっかぁ……」愛知は嬉しそうにはにかむと、こちらに体重を預けてきた。その重みが心地よい。愛知は完全に油断しているようで安心しきっているように思えた。その信頼関係に満足しながら、愛知の髪に指を通す。サラサラとした感触が心地良い。そのまま撫で続けると気持ち良さそうに目を細めていた。
「愛知……好きだよ」
「うん……おれもやで」愛知はそう言って微笑んだ。その笑顔を見ると幸せな気分になることができる。このままずっと一緒に居られたらどんなに幸せだろうと思う。
「愛知、もっと触ってもいいか?」
「うん……いっぱい触ってほしい……」
愛知は頬を染めながら答えた。その反応がまた可愛らしくて愛おしいと思う。愛知は本当に可愛い。こんなに可愛くて性格が良くて優しい子なんて他にいるわけがない。少なくとも俺が閉じ込めてまで叶うなら永遠に愛したいと思うほどには。そんな子を独り占めできるなんて本当に幸せ者だと思う。この幸せを絶対に失いたくないと改めて思った。
続きはいつも通り気が向いたら。