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第三章 第1話「引き籠り女」
「お前さぁ…」
「…うるさい黙れ」
「うるさい」
「は?こっちのセリフだわ!!」
「…うざ」
…という感じで如月…いや、引き籠り女は何を言っても出かけない。
食材の買い出しは俺、生活用品の買い出しも俺。
やっぱ引き籠り女は頭のネジが外れてるんじゃないかと思う。
…というか感性がおかしいのでは?
なーんて思いながら食パンをかじる。
この味にも流石に飽きてきた。
「ピーヒョロロー」と鳥のさえずりが聞こえる。
「うー眠い…。」
俺は朝食を食ると、ソファーに「脱力」という感じで横になる。
と同時に引き籠り女が一階に降りてくる。
「…来たか引き籠り女…。」
「はいはい、行きますよ…。」
「…マジ…?」
「マジでーすー。」
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第三章 第2話「謎の人物」
「はぁ…疲れた…。」
「お前体力ねぇな…。」
「…なんか悪い?」
「いやどう考えても悪──────」
「…は?」
「誰」
「えーっと!あたしはっ!!伊達なつひだよぉぉぉぉっっ!!」
「いやうるさ」
俺と如月がハモる。
「ごめんね〜!」
その謝罪さえもうるさい。
…いったいこいつは何者なのだろうか。
伊達なつひと名乗る人物は金髪でお団子ツイン、口にはフェイスベールをつけている。
「じゃあ、ついてきてっ!」
「は?なんで?」
「なんであなたについていかないといけないんですか…。」
「…おーいーでー!!!!」
「っちょ…!」
「っ…!」
伊達に手首を掴まれ、抵抗しようとするが、力が強くできない。
…もしかしてこいつヤバい奴なんじゃないかと思った時にはもう遅かった─────────
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第三章 第3話「心霊スポット」
「…ここどこですか…。」
「うーん…」
「は?」「え?」
そう言った瞬間、天井に付いていたシャンデリアが「バリィィン」と音を立て落ちる。
「幽霊って…マジ…?」
「うんっ☆」
「なんでそんなに呑気な顔してるんですか…!」
机の上に置いてある血まみれの家族写真が落ちる。
なぜか置いてある皿が落ち、割れる。
急に床が「ギィィィィ」と音を立てる。
と同時に伊達がスマホと自撮り棒をポケットから取り出し、スマホを自撮り棒に差し込む。
「おい、何してんだよ!!」
流石にヤバいと思い、そう言うが意味はなかったようで。
「せーのっ!はい、チーズ!」パシャ。
青い顔した俺と如月、めちゃくちゃ笑顔の伊達、真顔の白いワンピースの女が写っている。
…真顔の白いワンピースの女…?
白いワンピースの女はもちろんこの場にはいない。
心霊写真ってことなのか…?
「よし!祓えたっ☆」
「…え?どういうシステム…?」
「あ〜…!あたしの能力のこと?」
「あたしの能力は「ゴーストバスター」!」
「写真に写った幽霊を祓える能力!」
「おぉ…結構そのままだな…代償は?」
「あ〜…それがね…」
「え?それ結構不便じゃね?」
「ん〜…そうでもないよ!」
「ふ〜ん…あ、そういやポルターガイスト現象?的なのなくなったな…。」
「そうだね!」
「んじゃ帰るか!」「この調子で二階も祓おうっ!」
「は…?」
「じゃあ行こうっ☆」
「あ、おい待てよ!!」
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第三章 第4話「質素ごはん」
「あ〜疲れたー…。」
「飯質素すぎるだろ…。」
「いっただっきまーす!」
米、魚、スープ。…質素すぎる。
「ん〜!おいし〜!」
「…ありがと。」
「なんだその?は…。」
「あたしもわかんない☆」
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第三章 第5話「おやすみ」
「雪ちゃんって髪長いね…。」
「うん」
伊達さんは1日泊まることになり、私と同じ部屋で寝ることになった。
「…ふわぁぁ〜…眠いから寝るね…おやすみ…。」
「…おやすみなさい」
次の日、事件が起こることをこの時の私は知る由もない。
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第???章 第???話「結局は気合☆」
こんちゃす☆meruです
あの…実は…この第三章は1日(今日)だけで書き上げました☆
気合出したらいけました(?)
自慢することじゃねぇだろって思う方いると思いますが!!主は!!マジで!!遅筆なんです!!
まーじで余談だけど最近黒歴史を思い出しすぎて死にそうなんよ…
誰か助けてくれ…^^
なつひちゃんのアイコンはオリわちゃで出します…!
語彙力終わってるのでおつめる…()
コメント
2件
すごいね!!遅筆…分かるよ…僕も最近遅筆になった… というか伊達さんや…代償が分からない=重要ってことだぞ…(うん…で?)