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コメント
1件
動画の細かいセリフからも過去の人物を創造するなんて・・・!流石です😭スカルミリョーネさんもカイナッツォさんも虐められてきたので繋がる部分がありますね。
青年 「もう、ここで良いか」
青年は一人の人間だ。たった一人の友人に裏切られた、可哀想な人だ。
青年は、小さい頃からいじめを受けていた。
クラスメイト 「退けよ!泣き虫野郎が!!」
青年 「ごめんなさい…ヒック…ごめんなさい…」
昔の青年はいじめが原因で、よく涙を流していた。
そのせいで、更にいじめが悪化した。それは高校に行っても変わらなかった。
クラスメイト 「マジでさぁ?殺されないだけありがたいと思ってんだwww」
友人 「辞めろよ!そうやって虐めて何が面白いんだよ!?」
青年 「え?」
友人 「大丈夫?」
青年 「う、うん、ありがとう…」
友人 「これからは俺様が味方だからな!あーはっは!」
変わった人ではあったが、彼にとってはそれが救いだった。
自分の側にいて、優しく抱きしめてくれる。それだけで充分だった。
だが、そんな幸せも終わりを告げる。
クラスメイト 「なぁなぁ、ちょっと俺らの頼み聞いてくれねぇか?」
友人 「な、何だよ」
クラスメイト 「俺らの代わりにアイツを虐めてくれよ」
友人 「はぁ!?何言ってんだテメェ!」
クラスメイト 「うるせぇんだよ…あんなゴミと仲良くしてんのが気に食わねぇんだよ…
言う事聞かねぇなら…テメェをいじめの対象にするぞ…?」
友人 「…!わ、分かった…」
青年 「え?何これ…」
机には「死ね」「消えろ」「ゴミ」「泣き虫野郎」そんな事が書かれていた。
青年 「何でこんな事するの!?」
彼はそうクラスメイトに問いかけた。
クラスメイト 「違うよwww俺らじゃなくて、お前のだーいすきな友人だよwww」
青年 「え?違うよね?だって…あの時…」
友人 「俺様がやった。お前みたいな奴と最初から仲良くする気なんて無いから」
クラスメイト 「ほらwwwそう言ってんじゃんwww」
青年 「…!」
青年は無我夢中で走った。そして気が付けば、知らない場所に来ていた。
そう、それが幻想郷だ。
青年 「僕…裏切られた…何で…何で…友達って…言ってたのに…もう…嫌だ…
もう…ここで良いか…」
青年は湖に来ていた。自殺をする為に。
ゴルベーザ 「待て!そこのお前!何をしている!?」
青年 「あはは…死ねば楽になれると思って…」
ゴルベーザ 「まさか、人間か…⁉︎諦めるな!死んでしまえば、
愛する者に会えなくなるぞ!?」
青年 「そんなのもう居ないんだよ!!!!!!」
青年は怒りに身を任せそう言った。
ゴルベーザ 「…ならば私の元に来い…必ずお前を幸せにすると約束しよう」
青年 「お願いします!今の僕の記憶を全部消して下さい!
こんな人生望んで無い!」
ゴルベーザ 「…良かろう。今眠らせる」
ゴルベーザ 「目が覚めたか」
青年? 「誰だ…?」
ゴルベーザ 「私の名はゴルベーザ。お前を幸せにすると約束した者だ」
青年? 「俺…名前も覚えて無い…貴方が…俺を作ったんですか?」
ゴルベーザ 「そうだ。お前の名はカイナッツォだ。よろしくな」
カイナッツォ 「…はい!ゴルベーザ様!」
スカルミリョーネ 「お前か、新しい部下は」
カイナッツォ 「何だお前…俺はゴルベーザ様以外信用しない…」
スカルミリョーネ 「いいぞ。まぁ、これからはよろしくな」
カイナッツォ 「…よろしく…」
彼は何処かで、スカルミリョーネからの優しさを感じ取ったのかもしれない。
彼がいつか人をもう一度信頼できる日は訪れるのだろうか。
最後までご視聴ありがとうございました。
今回、何故この様なストーリーになったかを少し解説させて頂きます。
①最初の泣き虫野郎。と言う言葉は幽々子さんにカイナッツォさんが発した言葉です。
何処かで彼の心に残っていたのかもしれません。
②カイナッツォさんの一人称は俺様です。そしてそれは、友人の一人称でもありました。
裏切られても、彼にとってはとても大切な存在だったのかもしれません。
③彼は自殺を考えていました。そこは幻想郷、ですが海はありません。その代わり、
水関連の湖を考え、この様なストーリーになりました。
④そして、幽々子さんとの戦いで、「いくらお前たちが優しい人間でも」その様な言葉から、
いじめや裏切りを考えました。
これが私の考えた話の元ネタです。
最後まで見ていただきありがとうございました。
リクエストもお待ちしております。