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サイドストーリー続き
徐々に壊れていく情緒に私は呪いだと気づかなかった……
だけど私はこんなの望んでなんかない
なんでよ神様
なんでこんなにも私を地獄に突き落とすの?
なんで私を幸福に導いてくれないの?
私はこんなにも愛しているのに
そしたらきっと楽に死ねるよね
だけどダメダメ
壊瑠くんのために生きるの
私は生きないとダメなの
壊瑠くんのために
呪いがどれだけ辛いものでも
私は生き□□
「でも……私は……真面目に恋愛がしたかった」
「なんも逃げずに」
『それって楽しいの?』
「ううん……楽しくない」
「だけど今までは向き合えてなかったの」
「恋愛に」
『なんで?ハッチャケた方が皆笑ってくれるよ?』
『友達出来ないよ?』
「出来るよ」
「きっとね」
『……? なんで?』
「向き合えばきっとこの名前通りになるの」
『この変な名前が?』
「うん」
「私はきっと怖がってたの」
「自分がどんな呪いにかかってるのか分からないから」
「だけどね、恋しちゃったの、それでも誤魔化して笑ってたのは」
「私はもう……伝えるよ」
壊瑠くんに
この愛を届けるよ
『そっか』
「□□□□□、□□□□□□□」
「壊瑠くん」
でも伝えられなかった
何が向き合うだよ
楽すんな
甘えんな
私は……何?
両思いすら叶わない
もう死んでいいかな?
そうだよね……
どうせ小学生なんだから……
いてもいなくても変わらないか
ごめんね
壊瑠くん私生きる意味がもう君しか見つからないよ
ごめんね
ありがとう
私はただの片思いをしていたの
未練タラタラな人生をおくって……
バカみたい……
壊瑠くんだって好きな人はいるじゃない
私は……
ダメ
揺らぐな
壊瑠くんのために……
壊瑠くん……
助けて
助けて
助けて
私を救ってください……
助けて……
私の呪いを
といてくれませんか?
「壊瑠くん……」
「私は……」
「愛したいよ……」
「この赤い糸を……」
「結びつかせて……?」
……人を愛してる人がいたんだ
いつも隣でキスを交わしあって
「愛してる」と言って
羨ましいなって
でもかなわないなって
それでも愛したいなって
私の呪いは人を愛せば愛すほど理性を喪う呪い
でも当たり前なのかもしれないな
私が不幸なのは
トラックに引かれる前に思った
私は死にたくないって
もっと壊瑠くんといたい……
もっと話したい……
死にたくない
でも最後は自分のことだけを考えて
死ぬ
それが人間だ
結局は言い訳をしないと生きていけない
だから私は言った
愛してる