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【ひろぱの嫉妬大作戦】





「ねぇ、次の企画なんだけどさ──“滉人くんのヤキモチ顔”が見たいって話になっててさ」


「え、は?」


スタッフのその一言に、大森元貴は盛大にコーヒーを噴いた。


「なにそれ!? 本人に言ったら100%機嫌悪くなるやつじゃん!」


「……だから、本人には内緒で。ほら、元貴くんさ、最近すっごく無防備じゃない?滉人くんと一緒にいる時とかさ、なんか……こう……無意識に“あまーく蕩けてる”って感じで」


「ちょ、やめて!? それ僕の名誉に関わるから!」


「いや、名誉じゃなくて“色気”の話なんだよね~」


そんな話から始まった、“滉人の嫉妬心を炙り出すスタッフの暴走作戦”。



【作戦決行:撮影終わりの控室にて】


「元貴くん、喉乾いてるでしょ?これ、特製フルーツスムージー」


「えっ、ありがとう!……あ、うまっ」


(※ストローにリップ跡。しかも、女子スタッフ全員が見守っている)


「元貴くん、そのシャツ、少し肩落ちてて……ちょっと直しますね~♡」


「……えっ、あ、大丈夫、自分で……」


(※さりげなく肩を撫でて、耳元で「似合ってますよ」と囁く暴走スタッフ)


──そして、そこに入ってくる滉人。


「……何してんの?」


一瞬、空気が氷点下まで冷えた気がした。



【滉人、怒りのスイッチON】


「お前ら……何してんの? それ、遊びでやってる?」


滉人の声は静かで低く、逆にこわい。


スタッフは全員、背筋を伸ばして挙手しそうな勢いで硬直。


元貴はというと――


「ちょ、ちょっと待って!?違うの、これ、その、なんていうかドッキリ的な……いや、ほら!ヤキモチ選手権!?的な!?!」


滉人「……選手権?」


スタッフ(あ、これダメなやつだ)



【その夜:滉人の“罰”】


「で。何が“ヤキモチ選手権”だって?」


滉人は腕を組んだまま、元貴をソファに座らせた。

ちょっと上から目線のその姿が、やたらと色っぽいのはずるい。


「いやほんと、僕、悪くないっていうか……あの空気断れなくて……ごめんって……」


「それ、謝ってるようで謝ってないな」


滉人は元貴の顎を指先でつまんで、目を逸らせないようにした。


「じゃあ、“俺が怒ったらどうなるか”、今夜ちゃんと教えてやるよ」


元貴「……えっ」


(心臓の音がうるさくて、言葉にならなかった)



【甘く深い、罰の夜】


滉人は、何も乱暴なことはしない。


その代わりに――

「今日は、俺から“逃げるの禁止”」

「……なんでそんな顔してんの?」

「自分が可愛いってわかっててやってたんだろ、あの時も」

「可愛くねーし!」

「いや。可愛い」


ゆっくり、じっくり、耳元で言葉を織り込むように責める滉人に、元貴はなす術もなく。


「若井、ちょっと……ほんとに、それ……ずる……」


「何が?」


「そんな……目で見たら、……反則だってば……」


その夜、元貴は何度も自分の名前を呼ばれながら、

“彼の嫉妬心がどれほど深いか”を思い知ることとなった。



【翌朝:スタッフの後悔と反省】


「やっぱ怒ったよね……」


「むしろ燃え上がったっぽい……?」


「いや、あれ絶対に“本気の罰”入ったな」


「次からやめよう、ほんと。命が惜しい」


そんな反省会の最中、当の元貴は――


「……うう、あんなにされたの初めて……スタッフめ…」


と、甘やかされすぎて声が枯れた喉にホットミルクをあてがっていた。


滉人はというと、隣でしれっと言う。


「……また怒らせてみる?」


元貴「やめてください。マジで……やばかったんで」


⸻。



ひろぱの嫉妬大作戦

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