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18 - 第18話捕まる

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2022年08月24日

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時刻は既に七時を過ぎていて、私は思わず悲鳴を上げた。

慌てて飛び起きると、部屋着を脱ぎ捨てて制服に手を伸ばす。

いつもより五分遅い。

きっと、朝食を食べる時間もない。

私は着替えを終えると、机の上に置いてあった鞄を手に取り、家を飛び出した。

「はっ、はっ、はっ」

息切れをしながら走り続ける。

後ろから迫る足音から逃げようと必死だった。

怖い。恐ろしい。なんでこんなことになったのか分からない。

「ひっ!」

誰かにぶつかった。

その衝撃で私は地面に尻餅をつく。

痛むお尻をさすりながら、顔を上げる。

そこに立っていたのは、黒いローブに身を包んだ長身の男。

フードの奥にある瞳は赤く光っていて、私を見下ろしている。

私は思わず叫んだ。

「こ、来ないで! 助けて!!」

すると男は、静かに笑みを浮かべた。

まるでそれが当然のことのように、自然な流れで私の首を掴んで持ち上げる。

足が宙ぶらりんになったまま、必死になって男の手を剥がそうとするけど、びくともしない。

苦しい。息ができない。

なんで私がこんな目に遭うんだろうか。

私は、普通の女子高生だったはずだ。

それなのに、どうして。

涙が頬を伝って落ちていく。

首を掴む手に力がこもり、徐々に気道が塞がれていき、呼吸ができなくなっていく。

「……ごめんなさい、助けて」

掠れた声で呟いても、男はニヤリと笑うだけだった。

そして、私の視界は真っ暗になる。

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