※ほのぼの
※体調不良
※shaさんが途中泣く描写があります
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side sha
「ん…ぅぅ….」
“パチリ”と目を覚ます。
それと同時に”ズキリッ”と痛みを感じた。
「う”ッ….いってぇッ…」
頭痛….か…
でも、いつもよりも”ズキズキ”する。
「お、きないとッ…」
なのに、体が動かない。
“無理矢理でも….ッ!”
体を無理矢理起こそうとする初動で
頭に猛烈な痛みを感じた。
“ズキズキッ”
「ぁ、ぅぁ…いたぁい…グスッ」
一気に来た痛みに驚き泣いてしまった。
「ゃ、ぁ…いた、いぃ…グス」
「だ、れかぁ…」
スマホで連絡をしたいが
それを取るのも困難なのだ。
「ぅぅッ…グスッ」
side kn
ん〜暇だ〜!
家で何もすることが無い!
「….シャークんの家でも行こっかな〜」
シャークんの家はここからは近い。
彼とは恋人関係なのに、全然こっちに来てくれないのだ。
「ま、そんな事なら俺から行っちゃえばいい話だよな!」
「あ、でも一応連絡はしといた方がいいか..?」
急に来ても困るかな〜?
「…..ん〜いいや!急に行って驚く様子見てみたいし笑」
じゃあ、そうと決まればシャークんの家に
レッツゴー!
“ピンポーン”
しーん….
「あれ?シャークん今日いるよな…?」
出掛けるとかはなんも言ってなかったし…
彼が1人で俺に言わずに出掛けるのもそもそも
ないし….
「なにか、あったのか?」
“ドンドン”
「シャークん〜?」
返事がない。
“ガチャリ”
「ッ!?」
ダメ元でドアノブを引くと”ガチャリ”と
ドアが開いた。
鍵を閉め忘れるなんて危ないな….
ちゃんと後で言っておこう。
「…失礼します〜….」
「シャークんー?居るー?」
────き
────と、グスッ
き───ッとき
この声….ッ!
「シャークん!!?」
声が聞こえた方向(2階)に向かう。
side sha
あたまのずつうがなおらない….
ずっと”ズキズキ”していて正直つらい….
「もッ…やだぁッ….グスッ」
───ガチャリ
扉の向こう側に微かにドアの開く音が聞こえた。
「だ…れッ….?」
あ、そっか….鍵閉めるの忘れてた….
それなら不法侵入者でも有り得る。
だれ….なんだッ….?
────クん〜?
ん….?なにか聞こえる…。
しゃ─────ん?居るー?
────シャークんー??
「きッ….ときッ?」
間違いない。この声はきんときだッ!
「きんッときぃ….グスッ」
大きな声で発したい。
でもそれをすると、頭痛に負担が掛かって
もっと痛くなってしまう。
でも、ギリギリぐらい発しないとッ…
「きッ….んときぃ…!」
「ここッ…!いるよぉ…!」
これで、気付いて貰えてるといいなッ…
きんときッ…..
“ガチャリ!”
「シャークん!!」
「ぅ、ぁぁ…..きッ…んときぃ、グスッ」
「どうしたの、!体調悪いの?」
「あたま、いたぁい…グスッ」
「おきようとしてもッ….“ズキズキ”が止まらなくてぇグスッ….それでぇッ….」
「うん、うん分かったから….辛かったね」
「もう大丈夫だから…..」
暖かい温もりで俺を包み込んでくれる。
落ち着く….
そのまま俺は静かに眠った。
“パチリ”
「ぁ、ぅッ….」
「!シャークん!!」
「ぅぅ…頭に響く….」
「あ、ごめん….もっとダメージ受けちゃうよね…..」
「ううん….へいき」
「ありがとッ…来てくれて….」
「はぁ、ほんとに心配した….」
「何か欲しいのとかない?有るなら作ったりするし、買ってきたりもするよ」
「へーきだよ…」
「でも今は….きんときにそばに居て欲しい….」
「ッ!!もちろん、そばに居るよ?」
「だから、安心して?」
「んっ….ありがとニコッ」
「(可愛い…)落ち着いて休んでね…ヨシヨシ」
「んっ….」
その後、きんときの看病のお陰で無事頭痛は治りました。
「きんとき….その、ほんとありがと….」
「w別にそこまでじゃないよ」
「でも、迷惑って思わないで何かあったら
ちゃんと言ってね?」
「う”ッ…あ、はーい….」
今日も今日とで、平和なカップルです。
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