Ⅲ 戦
「今日は天気がいいねぇ〜」
「そうだな」
天候は快晴。
「レイさんは魔法を?」
「よくわからない」
「嘘だぁ,昨日殺気をばら撒いたくせに」
「そうなのか…?」
「そうよ」
レイは術式も魔法も封印前の記憶もわからない。
「けど,,」
「けど,?」
「空は飛べる気がする,飛んだ」
「えぇぇぇぇ⁉︎」
「空飛ぶって神聖級だよ⁉︎」
「,,,」
「空飛んで草原行きたい」
「いいよ」
レイに捕まり目を閉じて一気に息を吸った「ふーーーん!」
バンって音が鳴ったその瞬間上空にいた「もう目を開けていいよ」
「んぅ,うわぁ」と口を広げて笑顔になって喜んだ。
「凄い凄いよ!ねぇレイ!」
レイもそれを見て微笑んだ「うん凄いね,」
「ねえねえ」
「どーした?」
「草原って本当にあそこ?」
草原と思われる場所は血と黒煙に包まれている。
「まさか,」
「敵兵がもう此処まで…」
「加勢する…?」
「僕にはそんな力ないよ」
「今思いつきでやりたいことあるんだが,できるかわからない。」
「信じてる」
「やってみる」
レイの頭に一つの術式の呪文が思い浮かんだ
《神の域を汚す腐れ者よこの我が神の怒りを代弁し貴様らを罰する,ギガントゼルセウス》
今までに聞いたことのない音がした,
「ブォォォォォン」
とそこ一面はなくなり敵兵も味方兵も微塵の欠片も無くなってしまった。
「レイ何これ,,,,」
「わからない,頭に出てきたんだ」
一方ガンキでは
【彼奴も復活を遂げたか,面白くなってきたな,】
[プリクリミナル様,彼奴とは一体…?]
【3000年前己の身をも封印してしまうのに一切の躊躇いもなく我を封印した勇者だ】
[勝てますか…?]
【今回は負けないさ】
ーーーーーーーーーー生き残った隊長彼を見て街に戻ると広めた。
神がこの全線を崩壊させたと,
「これ僕のことかな?」
「そうでしょ」
「そうだよね」
「うん」
「話聞いてくる」
「やめときなよ,,」
「大量の仲間を殺めてしまった,」
「そうだけど,」
そう言いレイ本部に行った「あの破壊は僕がやりました。」
隊長は覚えてたらしく話が早く通った
『君だったのか』
「はい,」
『是非我が軍に入らないか?』
「大量の仲間を殺めたんですよ?」
『仕方なかった,そう…』
[隊長に注ぎます,第三大隊が壊滅]
『何⁉︎』
[第二部隊は半壊です,,,。]
『なぜ,だ?』
[魔王,グリムの四天王の仁が出現した様です…]
腰を落としながら言った。
『嘘,,だろ,,,』
『本当に手伝う気は無いのかい…?』
「僕にも責任はありますし,少しだけなら」
「条件は僕のパーティで行くこと」
『承知した。』
「隊長の名前は?」
『言い忘れてたな,俺の名前はビーゼンック』
「わかりました。」
「勝てるとは限りませんが,やってみるだけやりますね。」
本部を離れ宿に行き幸雪に会いに行った。
「一人できたの最前線に行くことになった,隊長と、」
「そう,,なの,,,」
「レイのことだし無事に帰ってくるよね」
「マリアナのために帰ってくるさ」
サチユキは顔を赤らめて言った「ばか…」
「,,,」
翌日隊長と合流し二人で行くことになったが,『ちっとばかり遠い』
「いえ、僕の手を握ってください,後目を閉じてください。」
『わかった,』
その瞬間最前線についた
『なんてことだ』
「それより僕より前に行かないでください。」
『あいつらを呼び戻す。』
『退避ーーーー』
[うをぉぉぉぉ]
一方レイは新しい呪文を唱えていた
《我の怒りを力の糧にし此処に放たんアクアグローバー》
唱え終わった瞬間四葉のクローバーの様に水が四方八方に広がり瞬く間に敵兵も全員を囲んだ。
すると神の様な光が出たのち,水で埋め尽くされ,敵を殲滅した。
『お前はやっぱりバケモンだ,』
「自分でも思います。」
[勝ったぞぉぉぉ]
街に着くと早々と王城に連れてかれた。
功績を讃えるためらしい。
「これは…?」
『あんちゃんの功績をだってよ』すると王が話し出す。{お主の功績を此処で讃えようぞ。}
「あ、はい,」
{全線壊滅その後最前線壊滅これは我々だけどはなし得なかった事}
「はぁ」
{そこでお主に一つ頼み事をしたい。}
{魔王の四天王を伐ってほしい。}
「僕が,ですか…?」
{お願いだ,,}
「わかりました、尽力尽くします。」
その後宿に戻ってサチユキに作戦を話した。
あとがき初めからバトル系目指してましたが最近はのんびり冒険もいいとおもえるようになっていいと思う様になりました,グリム戦後は少しゆっくりしたほうがいいかな?笑。もっと長くしてほしいとの声がありましたら検討します。
次回四天王グリムの畏怖
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!