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コメント
11件
普通の生活を幸せの生活って例えるの好こ。 おい母親鬼畜すぎんか。 家族良い奴だと思ってたのに、、、🤛🤛🤛 きょうだいでどっちかの方が好かれるってあるあるだよね。 それで自分なんてって思っちゃうのも
目が見えないのに家事を任されてるのってお母様の精神状態を心配して自分から買って出た事なのかな?だとしたらしんどい 善意だけど結局から回ってるし、それでお母様もカリカリしてるし 自分でやれよとは思うのだけど なんかお父様も浮気ギャンブルに走ってるの生々しいわ。目が見えない娘のすれ違いとかが重なっての事なのかな、ダメだけど
うっへへへへ(⌒▽⌒) 妹ちゃぁん、優しいのねぇ〜! 物語かくのほんとにうますぎるよッッッ🫶✨️ 続きまってるね!
〈第2章〉
〝普通の子になりたい〟
そう思うようになり始めたのは
小学4年生のころだった 。
目が見えない為、普通の子のように
普通の生活が送れない 。
ほとんどのことが私にとっては難しくて
家事してる時には何枚も皿を割って
そんな日々が苦しくて
日々両親の喧嘩が私の耳に自然と入る
父のギャンブルや浮気も少し酷いようで
母の泣き声を聞くのが
とてつもなくしんどくて息苦しくて
私の人生は〝楽しい〟の〝た〟の字も無い
そんな人生の中
唯一 、そばに居てくれるのが
双子の妹だった
『お姉様 、遊びましょ 。』
目の見えないこんな私と
小さな頃から一緒に遊んでくれた
『お姉様』
「…なあに、?」
『大きくなったら、お姉様に』
〝私の片目をあげますわ〟
小学5年生の頃だっただろうか
いつものように、いつもの場所で遊んでいると
そんなことを言われたのが未だに記憶に残っている
貴女はどんな気持ちでそんなことを言ったの?
貴女は…なぜそんなに優しいの。
良い子でとても優しい女の子である
双子の妹の依穏〈いより〉
〝私の目をあげる〟
そんなことを妹に言われるとは思ってなくて
その時は 、口をつぐんで
静かに口元を緩めるだけだった 。
依穏は優しくて、思いやりのある子
小学校では6年間ずっと先生に頼りにされてて
成績もとても良くて
中学校に入っても
先生に頼りにされるのは変わらなくて
私と違って 、 依穏は優秀 。
二卵性双子だからというのもあるかもしれないけど
依穏と私は性格も、見た目も違う 。
依穏は活発で、男の子とよく遊ぶような子
逆に、姉である私はおとなしくて静かで
近づきずらい 、そんな存在らしい
普通に考えて
周りからしたら私は邪魔者かもしれない
依穏は気遣って『そんなことないよ』
と言ってくれるけど
私は私だから 。
私は 、
依穏と違って邪魔者扱いされる存在なの 。
そんなことを本人に直接言ったこともあった
それ以降 、互いに口数も減って
生活は変わらないまま
時だけ過ぎてゆく
〝私は平気だから
気にしないで 。〟
何回それを口にしたのだろうか
きっと 、手では数えきれないほど
口にしたんだと思う 。
私は 、私のままで 。
あなたは 、あなたのままで
お互いに違うから 、良いの 。
〈第2章.end _ 第3章へ続く〉