テラーノベル
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「んっ‥‥んんっ‥‥あ‥‥」
「‥‥こや‥‥」
浴衣の帯が解かれる
まだ心のどこかでどうしようかと揺れているのに、叶さんの行動を止めようとは思わない
こんな気持ちがもどかしくて、叶さんの手を掴んだ
「嫌?」
「‥‥‥‥‥‥」
嫌じゃない
でも俺の気持ちが宙ぶらりんな気がして申し訳ない気持ちになる
何を言葉にしたらいいかも分からずに叶さんを見つめた
「‥‥やめようか」
「やっ‥‥!」
こんなの俺の我儘だ
いつから俺はこんなに女々しくなったんだろう
それにこんなに悲しいのは何故なんだろうか
「こや‥‥」
「‥‥‥‥して」
「でも‥‥」
「して欲しい」
掴んだ叶さんの指先にキスをした
それを見た叶さんの唇が俺のくちひに降り注ぐ
こんな事って‥‥
俺はいつから叶さんが好きになっていたんだろう
叶さんの唇が俺の胸の上を滑っていく
下着を下されあっという間に熱が高まっていった
そして初めて叶さんを俺の身体に受け入れて気がついた
瞑っていた瞼から次々と涙が溢れていく
もうそれは俺にはどうしようもなかった
「こやっ‥‥痛かった?」
「ん‥‥違っ‥‥大丈夫‥‥」
「ゆっくり動くね?」
「大丈夫‥‥っ‥‥叶さんが良いようにっ‥‥あっ!」
痛い?
そうじゃない
俺は気づいたんだ
バカみたい
こんな事今更遅いのに
叶さんは星導とするまでの予行練習で俺と一緒にいるのに‥‥
俺が絆されて本気になるなんて
これ以上どうにもならない関係なのに
「こや‥‥気持ち良い?」
「ぅ‥‥あ、はいっ‥‥んんっ!」
「僕も気持ち良いよ」
これで心置きなく星導と付き合えるの?
俺は叶さんの味を知ってしまったのに‥‥
隣で寝息を立てる叶さん
こんなに近くにいるのにとっても遠くにいるみたいだ
これからどうしよう
もうこんな関係やめた方が良いんだよな?
それでもこの人が言うなら
俺はきっとまた体を差し出してしまうのかもしれない‥‥
どうしようもない馬鹿だ
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コメント
7件
もう時すでにおそし、〜かなえさん〜?複雑、、
うわ……読んでてすごく胸が締め付けられたよ…… こや君が自分の中で変わっていく感覚に戸惑いながら、それでも叶さんを受け入れちゃうっていう、その葛藤の描き方がすごくリアルで。 「もうこんな関係やめた方が良い」って分かってるのに、それでも差し出しちゃうの、切なすぎるよ…… あと、涙が止まらなくなるシーン、めっちゃ刺さった。 好きになったのが予行練習のためにって、その認識のズレがもう……😢💔
わっ
27
メロォン
48