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なーゆ。
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#crpt
こはく
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溜息をつきながら荷物を床において食材を冷蔵庫に入れようとキッチンに向かった。冷蔵庫を開けるとそこには「奴」がいた。
私はたまらず叫んだ。家には私しかいないし鍵も閉めたはず。そして、何よりゴミ捨て場に棄てたのに。どうして居るのかわからなくなり私はその場に座り込んだ。
少しして立ち上がって冷蔵庫を恐る恐る除くと居なかった。「幻覚?」と思いつつも、たしかにそこにいた。という確信もついた。
大学に向かい、あの日一緒に行った友達に話しかけられた。
「ねぇ、何か、心霊現象的なのおきた?」
ついに私は今までの事を話した。
「うん。クマのぬいぐるみが突然現れて、突然消える。しかもそのぬいぐるみの見た目が不気味でさ。雰囲気も何もかも気持ちが悪い」
それを聞いた友達が急に
「ごめん。俺のせいで、あそこになんか行くべきじゃ無かったよな。あの時大人しく由依の言うこと聞いとけば、、」
「そこで、俺の知り合いに霊媒師というか、その場所に詳しい人がいて、ぜひ話を聞かせて欲しいって言ってたから、大丈夫?」
その会う日を約束し、私は一安心をした。
今日は霊媒師たちと会って話す日。
と思ったが、隣に知らない歳をとった男の人が座っていた。
「拳人。このひとは?」
私は恐る恐る小声で聞いた
「あぁ、この人は俺たちがいった舘について詳しい。そこで何があったのかも。」
そのお爺さんは冷静な声でゆっくりと喋った。
「とりあえず、この部屋は安心です。4つ角に盛り塩をしています。霊も近づきにくいでしょう。由依さんが今まであった出来事、教えて頂けますか?」
私は思い出すのも怖いくらいだけど、詳しく話した。
「そうですか。それはお気の毒に。」
少しの沈黙が流れた後に再び口を開いた
「あの舘は、昔立派な家で、そこにはある夫婦と小さな女の子が住んでいました。しかし、ある出来事をきっかけにその舘周辺に人は住まなくなり、いずれ【あの舘には近づくな。】と言われるほどにまでなりました。その事件について詳しくお話します。」
1984年、そこには幸せでお金持ちな家族が住んでいました。
舘は立派で執事を雇うほど広く、上品な建物でした。
小さな5歳くらいの女の子は常にクマのぬいぐるみを片手に持っていました。かわいらしいですよね。そのクマのぬいぐるみはボロボロになってました。それでも新しいのは買わず、その古くなったぬいぐるみを肩身離さず寝る時も何かをする時も常に持っていました。
ですが、そんな幸せだった日々も一瞬にして壊れました。
いつも通りその女の子は外で元気にクマのぬいぐるみと一緒に駆け回ってました。その幸せな絵面を突如、大きな地震によって館は壁がどんどん剥がれていき、両親、執事、女の子全ての命を奪いました。全員落ちてきた壁にぶつかり、女の子は即死。両親は子供の方に向かおうともがいたが時間が経つにつれ弱り、亡くなりました。暫くしてレスキュー隊が駆けつけましたが、何故かそこに女の子だけ居なかったようです。女の子がいたであろう瓦礫の下にはクマのぬいぐるみだけ、残っていました。隊員はあろうことか間違えてクマのぬいぐるみを踏んでしまい左腕が取れてしまったようです。それを放置し、舘の中を捜索し始めたのですが、それ以降その隊員は帰ってくることがありませんでした。
次々と隊員が行方不明となり、次第に誰ももうその場に踏み入れようとせず、「あの場所は呪われている。」とまで言われ、放置され、現在は肝試しとして使われるようになりました。
由依さん。あなたは呪われています。なにか心当たりはありますか
コメント
1件
え、ちょっと待って!冷蔵庫にクマのぬいぐるみがいるって描写、めっちゃ怖かったわ…。しかも過去の舘の話が重なってきて、あのぬいぐるみがただの心霊現象じゃない感じがしてきた。女の子の魂がぬいぐるみに憑いてるパターンかな?「呪われてる」って言われた由依がどうなるのか、続き気になる🔥