…今日こそ、伝わるでしょ。
「…ナムジュナ」
「んー?」
「これ見て!」
「?、……お?その服、俺と同じやつか?」
「そう!色違いなの!」
「良いな、似合ってる」
「本当?ありがとう!…でね?今度、これ着て出かけに行きたいんだけど……二人で!」
同じ服だよ?そして、二人で、というのを強調。似合ってるって言ってくれたし、少しは僕の事を意識してくれたって良いはず……
「…男二人でペアルックはキツくないか?」
「………馬鹿野郎!!」
ぼふっ!
良いな、何処行く?とか、今から俺も着替えてくるから…とか!甘いシチュエーションいくらでもあるじゃん!何今更キツイとか言ってんだよ、タルバンなんて7人ペアルックだよ?頭にきて、そこら辺にあったRJの足部分を持ち、顔面目がけて振るうと無事ヒット。やってやったぜ。
「うっ…!え?な、何でだ?だってそうだろ?しかもこの花柄でって……」
「もういい!ジュナの馬鹿、鈍感、女心分かってる風の歌詞ばっかり書く堅物!」
「え?何でそんな言われなきゃ……てか、そもそもお前は男だろ」
「…じゃあ、ユンギヒョンにも同じの買わせてペアルックで出かけちゃおっと!」
「おい、俺を巻き込むな」
「ユンギヒョンとペアルック……ふっ、良いな、それ。出かけたら写真送ってくれよ」
やけくそでぼけーっとパソコンと向き合っているユンギヒョンを巻き込むと、目尻を下に下げ、えくぼを出しながら笑うナムジュナ。……何だよその格好良い笑い方!好きなんですけど!つい許してしまいそうになるのをぐっと堪え、意識して口角を下に下げる。
「そのままご飯も食べに行っちゃおっと!」
「昼から酒でも飲むつもりか?」
「アイスも食べちゃうんだから!」
「俺の分も頼む。甘すぎないやつな」
「〜〜っ、もう泊まる!!」
「何処にだよ。無断外泊は禁止だぞ?」
もう!全然伝わらない!こっちが必死になっても、ナムジュナは本に視線を落としたまま冷静に返してくる。…そういうクールなところも好きなんだけど!だけどだよ!
「デートだよ?二人だもん!」
「?、おう、良いんじゃないか?」
「……ナムジュナ以外のメンバーと二人きりだよ?」
「??、そうだな」
「ボディタッチ多め!」
「お前はいつも多いだろ?」
「もう!この…っもう!!」
この鈍ちん!でも、ちゃんと僕の事を見てくれてるからこそさらっとそういう事を言ってくれるんだよね?そういうところも好き!
「ユンギヒョンの馬鹿!」
「何でだよ……」
コメント
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必死でアピールするホソクさん可愛い"(∩>ω<∩)" 大人の余裕のナムさんかっこよすぎる_(:3」 ∠ )_ そして巻き込まれるユンギさん笑 ホソクさん頑張ってください!(๑•̀ㅂ•́)و✧ 次回も楽しみにしております! ご自分のペースで頑張ってください(ง •̀_•́)ง