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最近、恋人のふっかが毎日「〇〇と俺、どっちが好き?」と聞いてくる。

比べる対象はメンバーから始まり、スタッフ、共演者、地元の友達、家族など。

遂に比べる対象が人ではなくなった。

昨日は「プロテインと俺」だったし、一昨日は「チョコと俺」だった。

これを毎日聞いてくる。

でも、ふっかの中で明確にルールがある。

聞くのは1日1回で聞くのは2人きりの時。

答えは決まってるから、答えを聞き終わると、「ありがとう。俺もひかるが好き!」とハグしてくれる。

これが一連の流れだ。

何で毎回付き合ってあげてるのかって

そりゃあ、ふっかが可愛いからです!!

「ふっかだよ」「ふっかに決まってるでしょ」って答えてあげると、目が無くなるほど顔をふにゃふにゃして笑うから。

それが可愛いくて可愛いくて。

今すぐタンクトップを破りたいくらい。

それにね、ぎゅーって言いながらハグしてくるのも可愛い過ぎる!!

とにかく可愛いんだよ、ふっかは!!

今日の選択肢は何かなって期待してる俺も居て、毎日楽しかったりする。


ふっかから、「○○とどっちが好き?」って聞かれるようになってから、1ヶ月が経とうとしていた。

正直、こんなに長く続くと思ってなかった。

選択肢も段々面白い方向へと進み始めてた。

ちなみに今まで1番面白かったのは地方ロケに行った後の、「こけしと俺」だった。

真面目な顔して聞いてくるふっかに笑うのを堪えた俺を褒めて欲しい。

今日で1ヶ月目になるけど、まだ聞かれてない。

後、2、3時間で今日が終わってしまう。

そもそも、今日はふっかと被るスケジュールが無かったから仕方ない。

今までも、そんなことはあって、その時はメッセージか電話で聞いてきた。

その場合は答えてあげると、ハグが出来ないから、メッセージの場合は「ちゅっ!」って返ってきて、電話の場合は「ちゅっ!」って言ってからご丁寧にリップ音までサービスしてくれた。

流石のリアコ枠だよね、本当に。

今日はそれもまだない。

まぁ、今日はお互い仕事終わった後、俺の家で一緒に過ごすからその時に聞いてくるのだろう。


メッセージを知らせる音がなる。

目をやるとふっかからだった。


『ひかるんち、着いたよー。ご飯まだだよね?適当に頼んじゃって良い?あと、どれくらいで帰ってくる?』

『うん、適当に頼んどいて。これから運転するから、あと、20分くらいかな。』

『了解!気をつけて帰って来てね!』

『うん、ありがとう』

ふっかには合鍵を渡してあるので部屋に入って寛いでるようだ。

メッセージのやり取りを何回かしてから、ふっかが待っている自宅へと車を走らせる。


「ただいまー」

「お帰りー、ご飯届いてるよ」

家に着くと、玄関でふっかが出迎えてくれた。

このやり取り、毎回、新婚みたいで好きなんだよねなんて思っていると、「早く食べようよ」とリビングからふっかの声がする。

それから食事を済ませ、交互にお風呂に入った。

まだ選択肢は聞かれていない。

ふと、時計に目をやると今日が終わるまで後5分くらいだった。

明日はお互いオフだけど少し遠くに出かける予定がある。

「ひかる、そろそろお布団行こう?」

「うん、そうだね」


当たり前のようにふっかを抱き上げ寝室へと向かいベッドに下ろして隣に座ると、ふっかが俺の膝に跨るように向かい合わせに座ると首に手を回しギューッと抱きついてきた。

「今日で最後の質問です!カッコイイ俺と可愛い俺、どっちが好き?」

「どっちも好き!!選べない!!」

即答するとふっかは「だよねー」って嬉しそうにふにゃふにゃと笑う。

最後の選択肢がまさかふっか自身とは…本当に可愛いくてどうしよう…

まだふにゃふにゃと笑うふっかを抱えたまま、後ろに倒れベッドに沈むと急いで体を反転させる。

「エッチな辰哉も好きだよ?」

耳元で囁くと、ふっかの顔がみるみる赤く染まっていく。

「………バカ…俺もエッチなひかるも好き…ひかるの全部が大好き…」

そう小さく呟くと俺の背中に手を回し、体を密着させてきた。

「俺もふっかの全部が大好きだよ」

そう言うと、ふっかは真っ赤に染まった顔で「だよねー」ってまたあの顔で笑うから、もう堪らなくなって、確実に明日の予定は潰れてしまうかもしれないなと思いながら、可愛い恋人にキスをした。


END

ゴロゴロ雪だるま~短編集~

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幸せ過ぎてニヤニヤがとまらないです💛💜

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