テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
本文中に、嘔吐シーンがあります。苦手な方はUターンすることをしてください!
あとhbcのエセ関西弁
「ッマナくんっ!!」
すぐに、背中を強く叩く。一度、二度、骨が軋むほどの強打に、喉の奥で固まっていた蜂蜜の塊が、せき込みとともに一気に床へ吐き出された。
hbc「ドンッ、……ガッ、ゴボロッ!!ォエ゛ッウ゛……ゲホッ、ゲボゲボッ」
「マナくん!大丈夫!?」
hbc「ゲボッ、ウ゛、ェ……ゲボゲボッ!……ハァ、ハァッ…フーッ、フーッ」
マナくんはすべて吐ききったようで呼吸を整えていた。よかった…
「大丈夫か?」
俺がそう聞くと筆談用のノートに震えた手で書き始めた。
『大丈夫。』
そう書いたあとさらに何かを書き始めた。
『ごめん。ベッドよごしてもうて』
彼はとても申し訳なさそうにこちらを見ていた。自分では抑えられないものなのに、好きでそうした訳では無いのに謝るなんて彼は本当に優しい人だ。
「全然大丈夫だよ。それよりマナくんが無事でよかった。」
一旦布団を畳み地面に置き、マナくんを着替えさせた。
「さて、じゃあ色々聞いてくけど大丈夫?」
俺がそう聞くと彼はコクンと頷いた。
「おっけー、まずなにか喋っちゃった?」
マナくんはフルフルと頭をふった。彼は蜜化窒息病を患っているためなにか喋ると蜂蜜が溢れ窒息してしまう。これが1番可能性があると思ったのだが…
「そっか、じゃあ夜寝る前は何か異変はあった?」
また彼は頭をふる。
「じゃあ、朝起きたらか」
彼は頷く。
「それは朝起きてすぐ?それともちょっと経ってから?もし何かしたなら全部書いて。」
筆談ノートに文字が書かれてく。
『少し経ってからかな。いつも通り起きて欠伸して深呼吸してたらなんか喉にきて…』
彼の行動が書いてある通りだったら喋ってはないはずだ。何故蜜が?
………もしかして
「マナくん、ごめんね。今からちょっと苦しくなるかもだけど協力してもらっていいかな?袋持っててね。少し口呼吸をしてほしんだ。」
彼は素直に呼吸をし始めた。
hbc「スーッ ハー、スーッ ハー、スーッ !ゲフッゴポカヒュ、ごぷっ」
彼の口からまた黄金色の物が溢れてきた。
俺はまた背中を強く叩き袋の中に吐き出させた。やっぱり…
「ごめんねマナくん。無理させちゃって。」
彼は呼吸を整えている。こちらに向けた彼の美しい瞳は自分の体の異変に気づき怯えている瞳だった。
「マナくんも察してるだろうけど…喋るだけでなく口呼吸すると蜂蜜ができる。」
彼は病気が進行したことにおびえているのか分からないが酷く震えていた。その震えた手で何かを書き始める。
『なぁ、俺死んでまうん?最近調子良かったんに。今までどんなに調子悪くてもこんなんにならんかった。なのに、なんなん』
その問いかけに俺は何も答えられない。死などといういつ来るか分からないものの答えを俺たちは知ることかが出来ないのだから。
長い沈黙が続く
『ごめんな、気持ちを整理したい。一旦1人にしてくれんか?』
彼がノートに書いた。
俺は一言「わかった」とだけ言って個室を後にした。
俺の足音しか響かない、長い廊下を歩いている。どうすればいいのだろう。俺には病気を治す知識もないし、薬を作る力もない。何か情報はないかと洗濯機をしかけた後、自室に戻ってみる。
日記があった本棚をまた調べる。日記を見た以外にはまだ全部みてないからな。本棚を漁ってみる。
半分以上漁ってみたがそれらしいものはない。続きを漁ってみる。
ある本に手をかけると何かカチャリと、鍵が空いたような音がした。丁度本棚の後ろから音がしたようだ。ゲームぽく本棚を横にひいてみる。
「えっ!やばぁ!!」
なんと本棚の後ろに扉があった。
「なんでこんなものが…」
俺は好奇心に駆られ扉を開けて入ってみる。
その扉の先には研究室?実験室?的なものかあった。
「マジかよ…こんなとこがあるとは… 」
今は機械が止まっているようだがスイッチをいれればすぐに動きそう。
机の上に紙切れが置いてある。
やった…ついにやった…薬が出来た。治すことはできない、、だが!症状を軽くできる!緩和させれる!苦しみから救える!もうこれで、苦しむ姿を見なくて済む。
筆跡的に日記を書いてた人だろう。続きが裏にあった。
何故だ、緩和させれるのだろう?薬を飲ませたあとは良くなる。が、2時間ぐらいで症状が戻る。これじゃあ作った意味がないじゃないか。余計苦しむじゃないか。…なんで………なんでなんだよ……ただ…救いたいだけなのに…
文字はここで終わっている。
「1日経たずか…」
使えるかも、と思った。治すことは出来ない。けど、事故を防げるかも。寝てる間とかの。薬は…沢山ある。結局全然使わなかったのだろう。薬に付箋が着いている。
[1日2個まで]
俺は薬を持ち出し、マナくんの所へ行った。
コンコン
「マナくん入っていい?」
しばらく間が空く。まだ気持ちの整理がついてないのだろう。もう少し経ってからか。と、思って居ると
ガラッと扉が空いた。
「マナくん…」
彼の瞳はさっきとは打って変わって覚悟を決めたような瞳だった。
俺が口を開くと彼は唇をぎゅっと噛み締めこちらを見あげた。
「君の病気、治してあげることは出来ない。けど緩和させることはできる。 」
彼はハッとした顔をする。
「薬があったんだ。この薬を使えば症状を緩和させていつも通り過ごせるかもしれない。正直効果があるか確信は無い。けど今はこれしか手がないんだ。 」
ノートに何かを書き始める。
『俺のためにごめんな、俺はテツを信じる。正直今のままじゃ、めっちゃ辛い。少しでも緩和できるなら有難い。薬を服用したい。』
マナくんは強いな…
「よしっ、これから病気に負けないよう二人で頑張っていこうな。」
俺の言葉に彼は頷き、薬を飲む。
そして一日中俺はマナくんのそばに居た。
8日目
今日はマナくんの病気が進行していた。緩和できる薬を飲ませたがどこまで防げるか分からない。ひとまず今日は大丈夫そうだった。
ほかの皆も病気が進行していないかみてみた。皆は大丈夫そうだがいつ悪化するか分からない。観察を続けなければ。
あとがき
マジで文章力がないのでくたばりそうです。何気ハートの数増えててメチャ嬉しいです。コメントお気軽に。見に来てくださりありがとうございます。
コメント
1件
第5話読了しました!口呼吸でも蜂蜜が出ちゃうっていう展開、病気の理不尽さが伝わってきて切なかったです…。あと本棚の裏の隠し部屋と薬の日記、製作者の「ただ救いたいだけなのに」って言葉がすごく響きました。薬で完全に治せないもどかしさが泣ける。テツが「二人で頑張っていこう」って言ったところ、じんわりきました。連載応援してます!
#ご本人様には関係❌
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