Jr.時代

渡辺は目黒の腕の中で眠ってる。目黒は考えてる、いきなりテレビを消して、渡辺は怒ったと思ったらしい。

ただ恥ずかしいだけ。

昔、渡辺たちも嵐さんのコンサートにJr.としてバックに付いてたことがある。

ただ、職人集団と言われていた。

目黒たちも名前は付いていたけどその他のJr.と変わらない。

そんな凄い渡辺が、今はただただ可愛いし愛おしい。

あの頃からは考えられない。

だから思わずテレビを消した。

職人集団と言われていた渡辺に観られるのが恥ずかしい。

渡辺がモゾモゾ動き目黒に擦り寄ってくる。

今はもう過ぎたこと。

一緒に寝よう。目黒は渡辺にキスをして、眠りにつく。

翌朝、今日は1日、収録と練習日。

2人は仲良く楽屋に入っていく。

佐久間ー蓮、探してるからな。

目黒ー何を？

佐久間ーJr.時代のお前だよ。

ラウー観たい！

佐久間ーラウ、写真に撮って持って来てやる。

ラウーありがとう！

目黒ー佐久間くん、余計なことしないでください。

佐久間ーいや、観たくなっちゃって。

目黒ーもぅ！

阿部ー俺とふっかは、嵐さんのステージ構成を観たくて。

目黒ー阿部ちゃんたちも観るの？

阿部ーだても観るよ。

目黒ーくれぐれも、俺を探さないでね。

阿部ーだては昔だから、目黒はいないよ。

渡辺は佐久間は自分と同じことをしようとしてる。

岩本を見る。首を振る。

渡辺は目黒に申し訳ないと思ったが、佐久間を止める自信はない。

渡辺ー目黒、ごめんな。

目黒ーん？

渡辺ー佐久間、俺と同じことしようとしてる。

目黒ーいいよ。恥ずかしいだけ。

渡辺ーホントにごめん。

目黒本人より、渡辺の方が落ち込んでしまった。

自分と同じことをしようとしてる佐久間。

止められない。目黒が見れない。

俯いてる渡辺の肩に目黒の手が乗る。ポンポンと叩く。

気にするなと言われている。

それでも、渡辺は少し元気がなくなった。