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#心音くん愛され
夢燈 凪
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#Amnv
pikata_78💫🌠
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その日の夜。
時計の針は午前2時を過ぎていた。
家の中は静まり返っている。
でも。
らぴすだけは眠れていなかった。
らぴす 「……ねむれない」
何度目かの寝返りを打つ。
目を閉じても眠気は来ない。
眠ろうとすればするほど、意識だけがはっきりしてしまう。
らぴす 「はぁ……」
ベッドから起き上がり、窓の外を眺める。
真っ暗な夜空。
本当は暗い場所は苦手。
それでも、眠れない夜はこうして時間が過ぎるのを待つしかなかった。
・・・
翌朝。
コンコン。
心音 「らぴす、起きるぞ。」
返事がない。
もう一度ノックする。
心音 「らぴす?」
ゆっくりドアを開けると。
らぴすはベッドに座ったまま、ぼんやり窓を見つめていた。
心音 「……起きてたのか。」
らぴす 「おはよ……しおにぃ。」
心音 「その顔……寝てないな?」
らぴす 「えっ?」
心音 「目が真っ赤だ。」
らぴす 「だ、大丈夫……。」
心音 「またその言葉。」
・・・
朝食。
ロゼ 「らぴす、あくび何回目だ?」
らぴす 「えへへ……。」
らいと 「笑ってごまかした。」
メルト 「昨日ゲームしてた?」
らぴす 「してないよ。」
みかさ 「じゃあ何でそんな眠そうなんだ?」
らぴす 「……。」
答えられない。
本当のことを言えば、また心配をかけてしまう。
・・・
動画撮影中。
らぴすは何度も小さなあくびをしていた。
集中しようとしても、頭がぼんやりする。
心音 「今日はここまでにしよう。」
メルト 「え?もう?」
心音 「らぴすが限界だ。」
らぴす 「お、俺なら……。」
ふらっ。
また体が揺れる。
ロゼ 「無理するな。」
らいと 「もう隠せないけんね。」
みかさ 「教えて。」
メルト 「お願い。」
五人の優しい声に、らぴすは目を伏せた。
らぴす 「……眠れないの。」
心音 「眠れない?」
らぴす 「毎日……何時間も眠れなくて……。」
ロゼ 「いつから?」
らぴす 「ずっと前から……。」
らいと 「病名はあるのか?」
らぴすはゆっくり頷く。
らぴす 「……不眠症。」
部屋が静かになる。
心音は驚いた表情を浮かべたが、すぐに優しく微笑んだ。
心音 「教えてくれてありがとう。」
ロゼ 「また一人で抱え込んでたんだな。」
みかさ 「辛かっただろ。」
メルト 「今日はゆっくり休もう!」
らいと 「撮影は俺たちで何とかする。」
らぴす 「でも……。」
心音 「家族より大事なものなんてない。」
その言葉を聞いたらぴすの目に涙が浮かぶ。
らぴす 「……ありがとう。」
こうして六つ目の秘密も、兄たちに知られた。
だけど。
まだ三つの秘密は胸の奥にしまったまま。
その中には、らぴす自身が一番苦しんでいる秘密もあった──。
――続く。
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コメント
4件
続き見たくてハート500まで押しときましたっ!!
うわああ第10話読んだよ…!!😭💕 らぴすの不眠症、ずっと一人で抱え込んでたんだね…「眠れないの」ってぽろっと出たところ、心臓ぎゅってなった。心音の「家族より大事なものなんてない」の言葉が染みるよ…🥺✨ まだ三つも秘密があるの気になるけど、まずは六つ目を打ち明けられたこと、本当によかったね。続きが待ち遠しい〜!!🍀