テラーノベル
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「博士、女装に興味ありません?」
「あるわけないだろ」
「でも、女装でもしないと自然に外には出られませんよ?」
「もっといい案あるだろ!?例えばー…あー………
お前の服の中に俺が隠れて行く…とか?」
「私が勝手に服選ぶかもですよ?
それに行き先だって私が自由に選べるんです
もしかしたらあんなことやこんなことできる場所に…」
「あ゛ーやめだやめ!!!!その他には…えっ….と………..」
「女装…女装……」
「女装を促すな」
「博士は元がいいですし、
お髭を剃ってメイクしたら可愛くなりますよ!」
「死んでもやだ。尊厳が損なわれる。
大体、なんでお前は俺に女装して欲しいんだ?」
「可愛い博士が見たいので…」
「今の俺で我慢してくれ」
「…まあ確かに今の博士も充分魅力的…」
「前言撤回俺を見るなあっち行け」
「手のひら返しが激しいですねー」
「なにか…なにかいい案は無いのか…」
「もう諦めて女装しちゃいなyo…
そうだyoそうだyo…」
「いやだよ…」
そもそも状況に流されてるけど、
俺は、まだ漠然としか俺のことが分からない
ラボからも脱出したいし…
その為には 外の情報が少なからず必要だ
「女装…するしかないのか…?」
「博士…もう女装するしかないのですよ……..
博士の女装をみんな待ってます…」
「ここには俺とお前しかいないだろ…」
「では、メイク道具を持ってきますね!」
「手早く終わらせてくれ…」
トントントンガンガンがんキュィィィィィィィィイイイインドゴーン!
「ふう!メイクが終わりましたよ、博士!」
「ギャグ漫画にありがちなありえない音鳴ってたが
…可愛くなってやがる…………」
「あと声の問題ですね
さすがにその声だとすぐ男性だとバレてしまいますし…」
「声はー…俺は無言で指差すから察してくれ 」
「分かりました!それでは…しゅっぱーつ!」
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