増量

向井は少しは増量に協力してもいいかと思っていた。筋肉が付いてる方が舞台映えするし、ボクサーらしい。

今は普通食を作って食べさせている。

どうせ、ツアーが始まれば痩せていくのだから。

向井ー翔太くん、何か食べたいのないか？作ったる。

渡辺ー焼き鳥！

向井ーほな、いっぱい食べや。

渡辺ーいいの？

向井ー何が？

渡辺ーダイエット食作ってたんだろ？

向井ー何で？

渡辺ー目黒がお前と一緒で、食べたいもの作ってやるって言うから。

今まで食べてたの太らないんだろうなと。

向井ーごめん。

渡辺ーいい。後半頑張るし。

向井が渡辺を抱きしめた。

渡辺は向井の背中をポンポンと叩き笑ってる。

こういうところが敵わないと思うことである。

大人な渡辺に追いつきたい。

いつも、向井はそう思っている。

冗談に付き合ってくれるけど、基本は大人である。

可愛いところがあると、子供みたいと思うけど、大人の可愛さだ。

色気がある。

写真に撮りたくなる色気がある可愛さだ。

今もソファで眠っている。

向井のスウェットを着て。今日は泊まっていく。風呂に入りちょっとと言い横になってしまった。

向井ー翔太くん、襲うで？

無防備に眠っている。

向井は、そばに座り、頭を撫で頬にキスをする。

それでも目を覚さない。

ここで寝てしまったら困る。

向井ー翔太くん？

渡辺ー・・。

向井ー抱くで？

渡辺ー・・ばか。

向井ーベッドへ行き。

渡辺ー連れて行って？

向井ー抱き上げられんのやから、手繋いで行くか？

渡辺ーん。

ふらふらの渡辺を抱えて、手を繋いでベッドへ行く。

シーツに包まり渡辺は眠ってしまいそう。

向井が、そっと足を撫でる。

渡辺ーこうじぃ〜。

向井ー寝るか？

渡辺ー眠くない。

向井ー今まで寝とったやん。

渡辺ー足触った。

向井ー撫でただけや。

渡辺ーもっとして？

向井ーええの？

渡辺ー明日は夜の部だけだし。

向井は、どっちか考える。

渡辺に聞いた方が早い。

向井ー優しく？激しく？

渡辺ー激しく。

向井ー腰にくるで？

渡辺ーこうじぃ〜。

向井ーええんやな？

渡辺ーん。