短編集を描きたかったこの頃です。
注意!この短編集は曲パロ多めかもしれません!
今回は曲パロです。
予想してみてね!最後に曲のタイトルを書くよん!
らだぺん
らっだぁ「昨日人を殺したんだ」
君はそう言っていた
梅雨どきずぶ濡れのまんま
部屋で泣いていた
ぺいんと『やっと一学期終わるわ!』
らっだぁ『早すぎでしょ?後3週間くらいあるよ?』
ぺいんと『期末テスト終わったらこっちの時間だよ!』
らっだぁ『……(やっとだ……)』
夏が始まったばかりだと言うのに君は酷く震えていた
らっだぁ『なんで自分がこんな目に?』
モブ『おいてめえ!無視すんなよ!』
らっだぁ『!!!』
そんな話で始まるあの夏の記憶だ。
らっだぁ「殺したのは隣の席のいつもいじめてくるアイツ」
らっだぁ『やだ!やめて!』
ドン…ガシャン!!
らっだぁ『……あ、ああああ……』
らっだぁ「もう嫌になって肩を突き飛ばして」
らっだぁ「打ちどころが悪かったんだ」
らっだぁ「もうここにはいられないと思うし、どっか遠い場所で死んでくるよ」
そんな君に僕は言った
ぺいんと「それじゃ僕も連れて行って」
らっだぁ「いいの? 」
ぺいんと「らっだぁのためなら良いよ?」
財布を持って
ナイフを持って
どこまでも行ける気がしたんだ
らっだぁ「いらないものは全部壊していこう?」
あの写真も
あの日記も
今となっちゃあ要らないさ
ぺいんと「燃やすの?」
らっだぁ「うん……」
人殺しとダメ人間の
らっだぁ「ごめんなさい」
ぺいんと「なんで上手く笑えないんだろう……(泣)」
君と僕の“旅”だ
そして僕らは逃げ出した
この狭い狭いこの世界から
らっだぁ「……そんな金使う?」
ぺいんと「いいじゃん!最後だし!」
らっだぁ「じゃあ、遠出しよう?」
家族もクラスの奴らも何もかも捨てて
君とふたりで!
らっだぁ「遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ」
もうこの世界に価値などないよ
ぺいんと「人殺しなんてそこらに湧いてるじゃんか」
らっだぁ「……」
君は何も悪くないよ
ぺいんと「君は何も悪くないよ」
結局僕らは誰にも愛されたことなんてなかったんだ
ぺいんと「……みんな居なくなっても悲しいとか、帰りたいなんて思わないな」
らっだぁ「……愛されなかったんだよ。僕らは」
そんな嫌な共通点で、
僕らは簡単に信じあってきた
ぺいんと「……そっか」
君の手を握った時
らっだぁ「行こう?」
ぺいんと「……うん! 」
僅かな震えも無くなっていて
誰にも縛られないで
二人線路を歩いた。
金を盗んで
らっだぁ「この金どうする?」
ぺいんと「……んー?知らない!」
2人で逃げて
ぺいんと「どこまでも行ける気がしたんだ 」
らっだぁ「今更怖いものは僕らになかったんだ」
額の汗も
落ちたメガネも
今となっちゃどうでもいいさ
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ
幼いぺいんと「いつか夢見た優しくて誰にも好かれるような見た主人公なら」
幼いらっだぁ「汚くなった僕たちをちゃんと救ってくれるのかな」
幼いぺいんと「なんかかっこよく言うなよw」
幼いらっだぁ「んふふw」
そんな夢なら捨てたよ
ぺいんと「だって現実を見ろよ?」
ぺいんと「シアワセの四文字は無かった。今までの人生で思い知ったじゃないか」
幼いぺいんと「……」
幼いらっだぁ「……」
らっだぁ「自分は何も悪くねぇと誰もがきっと思ってる」
モブ「お、俺は悪くねぇ」
らっだぁ「モブが虐めてくるから……ごめんなさい。」
宛もなく彷徨う蝉の群れに
ぺいんと「……やめて。」
ぺいんと「頼るのはもうやめて!」
僕をそんな目で見ないで!
水もなくなり揺れ出す視界に
らっだぁ「なんでこんなこ とをしてしまったんだろう」
らっだぁ「……許してください…お願いします……」
追い狂う鬼の怒号に
らっだぁ「……いっその事、逃げ出そう」
ぺいんと「……ッ!」
ぺいんと(らっだぁを1秒でも長く)
此処に留まらせたい……
馬鹿みたいにはしゃぎあい
らっだぁ「ぺいんとが居なかったら…俺はこんなに楽しく最後を過ごせなかったよ……」
ぺいんと「!!!」
らっだぁ「でも、ごめん」
ふと、君はナイフを持った
らっだぁ「君が今までそばに居たからここまで来れたんだ」
だからもういいよ
らっだぁ「死ぬのは俺一人でいいよ」
ぺいんと「らっだぁ!」
らっだぁ「さよなら」
赤い花が咲き乱れ、
らっだぁはどんどん冷たくなっていく
ぺいんと「……あ、嗚呼……」
そして君は首を切った
ぺいんと「信じたくないよ……ねぇ!」
まるで映画のワンシーンだ。
ぺいんと「夢なら覚めてくれよ」
ぺいんと「お願いします。」
白昼夢を見ている気がした
だけど現実だも思わせるように感覚が鮮明だった
モブ2「きゃーーー!!!!」
甲高い声が鳴り、警察がこちらに向かってくる
ぺいんと「!!!」
気ずけば僕も捕まって
ぺいんと「これじゃあ、死ねないじゃないか……」
君だけがどこにも見つからなくなって
ぺいんと「……出所したって」
君だけがどこにもいなくって
そして時が過ぎていった
ただ暑い暑い日が過ぎていった
ぺいんと「らっだぁ?…どこ?」
家族もクラスの奴らも居るのに!
【ウソをつく人】ぺいんとさんは精神疾患です。
何故か君だけはどこにもいない
ぺいんと「……なんで、お墓の前を過ぎると、胸が苦しいんだろう?」
あの夏のことを思い出す
ぺいんと「!!!ッは!」
やだやだやだやだやだやだ!!!
本当は分かっているんだ
君は居ないんだ。此処に
らっだぁ「僕は今の今でも歌ってる」
ぺいんと「君にずっと探しているんだ」
らっだぁ「君に言いたいことがあるんだ」
らっだぁ「俺のことは全て“忘れて”」
九月の終わりにクシャミして
6月の匂いを繰り返す
らっだぁ「君の笑顔は」
大好きで、ずっと支えてくれた大切なもの
ぺいんと「君の無邪気さは」
あの時一緒に居て、楽しかった
そんな気持ちが
頭の中を飽和している
ぺいんと「誰も何も悪くないよ」
ぺいんと「君は何も悪くないから」
もういいよ
投げ出してしまおう
そう言って欲しかったのだろう?
なぁ?
エンド》あの夏が飽和する より
コメント
8件
解説は……出す予定あります。いつかは不明。 ……5日?ちがいますよ?笑
うわぁぁ好きだぁ!!あの夏が飽和する好きだから嬉しすぎる!!
こうゆう系大好き…やべぇ…