冬弥が泣いちゃう話と、どちゃくそえろをただ書きたかっただけの、自己満です🙂
未来パロ、あまあま
設定はいつも通り変わってないです。成人済の話。
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彰人。時刻は20時を回った所。恋人を欲するのはいけない事なのか。なんて、ふっかふかのソファに座り、静かに考えた。彼とのチャット画面を開く。メッセージに、『会いたい』なんて、気恥ずかしい事を打ち込んで、恥ずかしくなって、消す。この工程を幾度と無く繰り返した。
「……、あきと、。」
その名を呼べば、ここに現れてくれるような気がして、何度も何度も愛おしいその名を呼び続けた。
「あきと、彰人、彰人、。あいたい、。」
自分の耳に反響して聞こえた声は、自分でも驚く程に弱々しかった。ソファに突っ伏していると、指に硬いものが当たり、あるメロディが流れた。やばい、これは、呼出音だ。
「……ぁ、」
自分から電話を掛けていたらしい。今、取り消せば、まだ間に合う。でも、このまま掛け続けていれば、会いたくて会いたくて堪らない、その人が電話に出てくれるような気がして、中々指が動かない。
「早く、早くしないと…、」
脳では分かっている。だが、本能が指を動かそうとはしない。そうしている内に、とく、とく、と心拍数が上がっていく。呼出音が途切れた。スマホには、見慣れたその人のアイコンが映し出される。急いでスマホに耳を傾けた。
『もしもし?とーや?』
「あ、あきと、」
『……なんかあったか?』
「いや、そう言う訳では…、」
『家、今から行けるか?』
「嗚呼、大丈夫だが、」
『ん、じゃあ今から行く。』
その言葉を最後に、電話はプツ、と、切れてしまっていた。愛おしくて堪らない、甘い甘い蜂蜜を煮詰めた甘い甘い声の主が、今こちらに向かっている。
「彰人…、。」
「あきと、」
「彰人…、あきと、。」
その名を呼んだ瞬間。
ピンポン。
聞き慣れた音が鳴る。心が弾む。急いでその音の場所へ向かう。
「彰人!」
「!冬弥っ…。」
骨が軋むようなハグをした。長い長い時間、抱きしめ合った。きゅぅっと、心が苦しくなる。こんなにも彰人を、欲してしまうなんて。
「……っ、」
「いきなり、電話なんて掛けてしまって、悪かった。」
「いや、大丈夫だよ。オレも、お前の声が聞きたかった所だし。」
ああ、なんて。甘くて甘くて、かっこいいのだろうか。こう言うのを世間一般的にはスパダリと言うのだろう。
「んで?なんかあったんだろ?」
「え?」
「お前、顔も目も声も、泣きそうだけど?」
全く気が付かなかった。指摘されて、涙が一気に溢れた。大粒で、頬を伝い、ぽろぽろと落ちていくそれは、本当に美しい物だった。
「……っぅ、〜っ、ひぐ、…っ、」
「とーや、行くぞ」
「ん、」
その優しすぎる声色に、今は甘えてもいい時間。幸せな時間を、堪能したかった。ベッドルームにつき、水色の布団が掛かったシングルベッドに腰を下ろした。落ちてくる涙は、少なくなっていて、呼吸も落ち着いてきた所だ。
「なぁ、冬弥、オレのせい、?」
「ぁ、い、ゃ、」
「オレら、間が空いちゃったもんな、オレも寂しかったよ、冬弥。」
彰人は悪そうに眉尻を下げる。彰人は悪くないのに。でも、慰めるのも、なんか違う。どうすればいいのか分からなくなり、目を瞑った。口を差し出した。彰人はその口を己の唇と合わせた。少し開いた俺の口内にぬるっと舌が入り込む。
「ん、…む、ぁ、…ッ、♡」
俺から出てるとは思えない程、甘い嬌声が漏れ出す。
「ん、ぷぁ、ッ、♡」
「ふ、っ、。」
薄暗い部屋で、なんとなくそう言う雰囲気になった。これはもう、雰囲気に任せるしかないだろう。その静寂の部屋響くのは、甘い声だった。
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「ん…ぁ、は、♡」
口からは、甘い声が漏れ始める。男としての尊厳を失い始めた気分だ。
「ぅ…ぁ”…ッ?♡」
ごりッ♡
「ひ、…ぁ、あ、♡」
「1回イっとくか」
「ん、…ッ、♡」
暖かい手が、自分のナカのいいところを押し潰す感覚がする。雲の上にいるかのような感覚に襲われる。
「はぁ”ッ、ぁ、〜ッッ、♡♡」
ぴゅるる…ッ、
「大丈夫か?」
「あぁ、」
「じゃあ、挿れるぞ」
「ん…、」
恐る恐るにも顔を縦に動かし、眼をぎゅっと瞑る。
ぬぷぷ、…
「ぅ”…ッ、ぁ、ぁ、♡」
「…っ、ふぅ、」
彰人は、俺が大丈夫そうな事を確認すると、少しずつ腰を動かし始めた。
ずっ、ずっ、ずっ、
「ひ…ッ、あ”…、あ、〜ッッ♡♡」
「だめ、♡あきと、あきと、〜〜ッ、♡♡」
「オレはここにいるから。イって。」
「はぁ”ん”…〜〜〜ッッ♡♡♡♡」
びゅる、びゅくびゅく♡♡
「ん…ッ、♡」
目の前の四方八方が白く飛ぶ感覚がする。彼がナカを突く度に、自分の身体には逃しきれない快楽が押し寄せる。
「は…ッ、♡ん♡…ッ、ぅ”ッ、♡♡」
とちゅ、とちゅ、♡♡
「、ぁ”…ッ、♡ん、ふ、ぁ♡♡」
「ごめん、とーや、ちょっとスピード上げるな?」
耳元でそう囁いた彼は、自分の欲を、俺にぶつけ始める。
「〜”ッ!?!?♡♡♡♡」
「はぁ”…ッ、”♡♡ん”、”ぐ、…ッ、!?♡♡」
ごちゅッ、ごちゅッ、♡♡
「ぉぐ”…ッッ♡♡♡ら”ぇ”…ッ、♡♡♡ォ”…お”…ッ、♡♡」
「ぎた”な、”ぃ”…ッ、ッ、♡♡ごぇ”…ッ、でぅ”ッッ♡♡」
ごちゅ♡♡
「もっと出せよ…っ、聞きてぇ…。」
無いはずの子宮口を目一杯潰されているような感覚に陥り、精液やら唾液やらなんやらでぐちゃぐちゃになったシーツをぎゅぅっと握りしめた。
「だめ”それ”…ッッ♡♡♡♡ぎも”ぢぃ”“ッ…ッ♡♡♡」
どちゅッどちゅッ♡♡♡
「しん”ぢゃぅ”…ッッ♡♡♡♡ぎも”ぢぐれ”…ッ、♡♡♡おれ、しんぢゃぅ”がら”あ”…ッッ♡♡♡♡」
白濁とした液体も、雄としてのプライドも全て失い、萎えた俺のソレから出るものは、もう何も無かった。
「はぁ”ぁ”…ッ…ぉ”ぐ、…ッッ♡♡♡♡」
「や”め”れ”…ッ、♡♡つかな、れ”…ッ、♡♡♡」
「おれ、とぶ、とぶ♡♡♡♡へんなとこいく…ッ♡♡♡」
「いっちまえよ。冬弥。」
「はぎゅ…ッッ!?!?♡♡♡♡♡♡♡♡」
耳元で囁かれた時に、俺の脳味噌は機能を停止した。ぐらぁっと、視界が歪むのと共に、冬弥、冬弥。と、俺の名前を必死に呼ぶ声がした。
俺の恋人は幸せになるのが下手だ。
俺の恋人は、優しくて、俺が可哀想だから一緒にいてくれてるだけなのに。
やっぱり俺はその優しさにまた1つ、甘えてしまう。
幸せになって欲しいからこそ、1度彼を手放した。その手を引き寄せられ、身体ごと包み込まれた。暖かい。優しい。
やっぱり俺の恋人は幸せになるのが下手だ。
オレの恋人は幸せになるのが下手だ。
酷く脆いくせして、親父との問題に正面から向き合っていく。
意地張る時もあるけど、やっぱり優しくて、だからこそ気づかせてくれない裏がある。
その裏はオレに預けてくれればいい。1人で抱え込むな。
人の迷惑を直ぐに考えて、直ぐに相談しない。その辛さを全部オレに渡して欲しい。一緒に考えるから。
そう伝えても、相談してくれなかった。理由は、迷惑だから。
優しすぎるよ。こいつ。
そんなオレの恋人は幸せになるのが下手だ。
あ〜…没った〜…。
いつかりめいくできたらいいな。
投稿頻度どんどん落ちてるの本当にごめんなさい…。
最後までお付き合い頂きありがとうございました〜!