・irxs, nmmn
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・2000文字書いたのに保存し忘れて全部消えてガン萎えの作者がお送りします
・青桃
深い、キスをされる。まるで溶けてしまいそうなそのキスを欲しがるようにまた俺は彼の首に手を回す。
「もっと……♡♡」
「ないこ、起きろ」
ぶっきらぼうで不機嫌な声が聞こえて意識が浮上する。たしか大学で講義を受けてたけど案外つまらなくて寝たんだっけ。
「ふぁ、やっと終わったの?あの先生の講義眠すぎ」
「寝すぎて出席扱いになってなかったらおもろしけどな」
「寝てても出席してたら出席なんですぅー!」
まろと教室を出て、広い食堂へと足を進める。そして当たり前かのようにこいつの隣に座る。講義の時のように。
まろは大学からの知り合いで田舎から来た俺は知り合いなんていないから、まろは唯一の友達だ。
でも、いつからだっけ友達じゃなくなったのは
気がつけば、見知らぬ部屋だった。ご丁寧にベッドで寝かされてると思ったら左手にはベッドにくくりつけるように手錠が付いていた。
見知らぬ部屋、手錠。誰かに連れ込まれたのか、という恐怖があった。しかし、部屋を見渡すとまろがいつも持っているリュックがあった。それで少し安心した。ここにまろがいるのは事実だ。
じゃあ、まろはどこに?というかここは?まろの家ではない。あいつの家がこんなに綺麗じゃない(失礼)。
ふと、甘い匂いがした。
「なるほど…ラブホかここ」
最悪だ。
しばらくすると、バスローブを着て、髪が少し濡れてるまろがひょっこり出てきた。風呂にでも入ってたのだろう。
「あ、ないこ起きた?」
「起きた?じゃねぇよ、なんでラブホに連れ込んだ?」
「ん~、ないこと素敵なワンナイトを過ごしたくて」
「それに加えて手錠か、趣味悪お前」
「冗談や、それに趣味悪いのはないこやろ」
「俺をラブホに連れ込んだのないこやし」
「は…?」
俺がまろをラブホに連れ込んだ…?嘘だろ……
「酔っぱらって俺をラブホに連れ込んで…SMルームなんてそんな趣味あったんやなぁ、ないこは」
なにも言い返せない。まぁ俺はどっちかと言ったらMだし、そういうのも見るし…じゃなくて!
「覚えてないし…ていうか俺が連れ込んだって言うんならこの手錠は?」
「部屋に入るなりお前ががっつくからそこら辺の手錠で大人しくさせて俺は風呂に逃げたんや」
なんで部屋に入るなりがっついたんだよ俺。完全にやってることヤリチンかビッチじゃん。
「もうこんな時間やし、ないこも風呂入ってくれば?」
「え、ここに泊まるの?」
「もう帰る方法ないやろ、誰かさんが連れ込んだからな」
「スミマセン……」
成す術はないと思い、潔く風呂に向かった。
冷水を浴びて少し冷静になったないこ。どうやらずっと片思いしてたまろをラブホに連れ込んでがっつこうとしていたらしい。絶対にヤリチンかビッチだと思われたよね…
そんな相手と一泊しなきゃいけないのか…まぁ俺のせいなんですけどね!はぁ……
あの日、興味本位で後ろをいじった時にまろにやってもらってるって妄想したからこんなことになったんだ。
「もう二度とまろと酒なんて飲まない…」
「お風呂、上がりました……」
「んー」
「「………」」
え、超絶気まずいんだけど。俺今からでも野宿してこようかな。え、この気まずい空気にしたの誰だよ(俺だよ)
「なぁ、ないこ」
「ハイ!なんでしょうか」
なに言われるんだろう…説教かな…もう絶縁とか言われちゃうかな…
「お前、酔った時のこと覚えてないんやろ?」
「え…うん、そうだけど…」
「だったら、少し俺に付き合え」
「え…」
なにを?と言おうとした口はまろに塞がれてしまった。すぐにまろにキスされているんだと気づいた何が起きてるかなんて理解できなくて、戸惑いなんて隠せなくて、でも、二人で舌を絡めた。
やっと離された口はなにやろ物足りないような気がしてまろの首に手を回して欲張った。
「まろ、もっと……♡」
そうしてまた深い深いキスをした。
「そういや、ないこタチじゃないんやな」
「え、なに俺に攻められたかったのお前」
キスが終わって一段落ついた頃、まろがそんなことを聞いてきた。
「まぁ、あとで話そうや、そういうことは…てことで触っていい?」
「ちょっと待てお前人の趣味悪とか言ってたのにどこまでヤるつもりだよ」
「え、最後まで」
「待て待て待て、俺後ろの準備とかしてないし無理なんだけど」
なんで急にまろがヤル気になったのか分からないが急にそんなこと言われても困る
「え、さっき風呂で後ろいじってたやろ?」
「なんで、知ってるんだよ!!!」
風呂の時魔が差して少しいじってすぐやめたけどなんで知ってるんだよ
「なんかいろいろボタンいじってたらマジックミラーになってないこの風呂見てた」
マジックミラーになったとしても見んな
「まぁ、俺がないこの変わりにいじってあげるよ。おしり出してー」
「誰が出すかこの変態!!!」
「うわ、めっちゃ引っ付いてくるんだけど…ないこたんエッチ~」
「ん”っ…♡うる、さぃ…ッ~♡そこ、だめぇっ!!」
もう、頭ふわふわしてなんにも考えらんない…なんで俺はまろに指で感じさせられてるんだろう…
「こんぐらいになってんなら挿れてええやろ?」
「ちょっ…と、ほんとにヤるの?」
「逆にヤらなくていいの?ないこのここ限界そうだけど」
そう言ってまろは俺の膨張しきったモノを優しく撫でる。
「ひぅ…っ、ぁ……♡」
少しの快楽でも拾ってしまう敏感になりすぎている俺の体はもう、限界だった。
「まろ、挿れて……♡」
俺は自ら求めてしまっていた。
後日、順序を間違えた俺たちだったが無事お付き合いをした。
「ないこ、次あっちの教室」
「あ、そーなん?」
「ちゃんと話聞いとけや」
まろの隣はいつも俺で。俺の隣はいつもまろ……のはずだったんだけど……
「ないくん!そろそろりうらと付き合ってよ!」
「はぁ?ないこは俺のやしクソガキぃ!」
厄介な後輩に手を焼いております……
To be continued …
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