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もしも人間になれたら
もしも人魚になれたら
もしも生まれ変われたら
ないこ「なぁ,,,聞いた?人魚,,,出たんだってさ!」
いつも通りの変わらない夏の学校の廊下で噂好きのないこが早速、噂話をもちかけてきた
いふ「ただの噂やろ,,,?世界に人魚なんて居るはずないやん」
おばけ、宇宙人、人魚,,,そういう世間の噂なんて信じたことがなかった
ないこ「チェ,,,いふって、ほんと噂信じないよね,,,信じないのはいいけど少しの興味とか湧いてこないわけ?」
いふ「そんなこと言われても,,,噂やろ?実際に見た証拠なんて言葉だけなわけやん?写真があるならまだしも,,,言葉だけとか信じられへん」
ないこ「ぐっ,,,クソ真面目が,,,つまんないの〜、」
昼の廊下から差し込む太陽はいつもより暖かく感じたがどこが胸騒ぎがしていた
いふ(なんなんや,,,このザワザワ感,,,気持ち悪い,,,)
ないこ「ん?どしたの?顔色悪いじゃん,,,保健室行く?」
いふ「あぁ,,,ちょっと気分悪いから保健室行くわ,,,ないこは教室行き、流石にこんなしょうもないことで迷惑かけられへん」
ないこ「しょうもないって,,,別にそんなこと思ってないけど,,,まぁわかった、倒れんなよ! 」
ただ、保健室に行く洗濯は間違いだったのかもしれない。
??「ねぇ,,,いふくん,,,愛してるよ」
いふ「はぁっ!はぁ,,,っはぁ,,,っ」
不思議だった、現実にいたかのような水を浴びたあとの体の冷たさに息苦しさ、冷や汗
いふ(なんなんや,,,ホンマに,,,昨日は帰ろう,,,体調悪いから体も変なんやろ,,,)
早退をし、家でゆっくり体を休めたがどこか胸がざわめき、意味もなく海に行きたいと思った
いふ「なんも見えへん,,,夜の海とか行ったことないからな,,,」
呟きながら波のスレスレを歩き音と匂いで気持ちを落ち着かせていた
そんな時
いふ「なんや,,,あれ,,,光?誰か居るんか? 」
不思議な光を見つけ、少しの興味で近づく
いふ「,,,?あれは,,,人魚,,,?!」
目に映るのは大きなヒレが下半身着いている人間らしい何か、目を大きく見開いたまま戻らない
いふ「ヒレがおかしい,,,?捕まっとるんか?」
ヒレには縄のようなものがついていた
いふ「っ,,,たく、しゃあねぇ,,,」
いふ「おい、そこの人魚、お前縄にかかったのか? 」
???「っ?!人間,,,僕をどうする気!売るの?実験体にするの?」
不安な目で見つめてくる水色の瞳、今にも恐怖で泣きそうだった
いふ「んな事しねぇよ、ただその縄、取ってやろうかと思ったんだ 」
???「,,,ほんとに、?でも!優しそうなフリしてヒレを切断とかするんじゃないの?!」
いふ「いちいちうるせぇやつだな,,,いいから黙って俺に委ねろよ」
少し暴れる人魚を抑え近くのガラスの破片で縄を切る
いふ「ん、取れたぞ、ほら、他のやつに見つかったら危険だ、戻れ」
ほとけ「ねぇ,,,最後に名前聞いてもいい?お礼がしたい!僕はほとけ! 」
いふ「あぁ,,,俺はいふ。別にお礼はいい,,,強い人は弱い人を助ける、ただ小さいことをしただけだ」
ほとけ「いふくん,,,ありがとう,,,僕、もう行くね!バイバイ!」
いふ「おう,,,じゃあな」
この出会いが、俺自身の人生を変える始まりだった。