TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
2.14

一覧ページ

「2.14」のメインビジュアル

2.14

2 - モテ話。

2024年02月14日

シェアするシェアする
報告する

撮影の合間に、えおえおから差し入れがあった。時期的なところもあって、チロルチョコの大きい箱みたいなやつだった。休憩中にはちょうどよく、これは俺も好きだからかなりありがたい。特にこのコーヒーヌガーが俺は好みだ。



K「あ、これFBには地雷だぞ?」

E「え?あ……」

F「俺を可哀想みたいに扱うなよ!」



今までに恋愛経験が全くないと言われている我らがリーダーは眉間にシワを寄せながらももらったチョコを嬉しそうに頬張っている。相変わらず食べ物が似合うやつだな。



E「きっくんは学生時代モテたでしょ?」

K「あ、俺?あぁ、モテたよ」

A「こんな漏らしてるやつよくモテるよな」



するとチョコを食べていたFBが手を止め、真剣な顔をしながら俺を見た。



F「…いや、マジでモテてたよ」



グループのルックス担当、きっくん。いくらアホでもギターの腕前は確かにある。ライブではMCも担当する目立ちたがりだ、モテないはずがない。学生の時のこいつを俺は知らないけれど、この感じならファンクラブもあったのかな、なんてね。



F「お前もそれなりにな」



ソファの端でぼーっとスマホをいじっているえおえおにも話を振る。確かにこいつも顔は整っているし、何より性格がいい。優しすぎるんだよな。だから断れないって話も何度か聞いたことがある。



E「まぁ…人並みにはね」



俺は自分にも話が振られるんじゃないかと、黙って席を外した。この手の話はそんなに得意じゃない。いや、モテなかったってわけじゃねぇよ?

たださ、その手の話って黒歴史もあったりで面倒だからさ。

あとは…あんまり聞きたくなかったから。いくら昔の話でも、聞かされるのってしんどいんだよな。






・・・






(どのくらいもらってたんだろうな…)



我ながら乙女チックで嫌になる。大事なのは今だろ。それなのに俺はトイレにこもって何やってんだろ…



ドンドンドンドン!!

K「あろまーーー!!??」



(うるさ…)



K「俺も入りたいんだけど!!」

A「どっち?」

K「でかい方」



…こんなんでモテてたなんて嘘だよ。








To Be Continued…

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚