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シャンクス…「」 ベックマン…『』
「よう!お前!俺と一緒に来ねぇか?!」
なんだ、このクソガキ…。
はじめて会って、そう声を掛けられたとき、そう思った
『あいにくだな、お前の船に乗るほど暇じゃねぇんだ。他をあたってくれ』
「お前がいいんだよ!頼むよ~」
『泣きついてくるな!汚ねぇ!』
「…!!」
『…!』
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「…なぁんて、時もあったな~!ずっと次で降りるって言っときながら、結局だ!」
『全くだ。お頭に会ってもう20年だ。早いもんだな』
月見酒をしながら、語り合う。
シャンクスと名前で呼んでいた彼は、今では俺や皆からお頭と呼ばれているが、二人きりの時は互いに名前で呼ぶ。
月明かりに輝く赤髪。その赤髪と…
「何見てんだよ(笑) なんか顔についてるか?」
この笑顔に惚れた。ニコニコ微笑むシャンクスの頬にキスをする。
「…なんだ、ベック。甘えたいのか?それとも酔ってんのか?」
『こんなんで酔うわけない、と言いたいところだが、きっと酔ってるな』
「お!珍しいな!じゃあ…」
『あんたに酔ってるよ、俺は』
酒を持ったまま、顔を赤くする。そこがかわいい。
「ったく…平気でそういうこと言うなよ…」
『すまないな、そのつもりはなかったんだが』
気に入らないのか、はたまた恥ずかしいのかマントの襟で顔を隠す。
シャンクスの腰を引いて、耳元でささやく。
『なぁ…続きは俺の部屋でいいか…?』
既に勃ちあがったモノをズボン越しに擦り付け、尻に手を当てるとビクッと震えるのがわかる。
「…そういうとこだぞ、ベック」
『そんな顔で言われても説得力ねぇぞ、シャンクス』
ジトっと赤い目で睨んでくる。が、期待しているのか、モジモジするのを見逃さない。
「…行くなら行くぞ!」
『仰せのままに』
煙草を消し、シャンクスの後ろにつく。
きっと、今日の夜は長く、甘いものになるだろう。