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#ナイトアウル
アクア@フォロバ
555
炭酸@サイダー🌠💙🎧️
567
#ナイトアウル
碧零👾🧸
330
玲「犯人が分かったって…本当ですか?」
仁「あぁ」
杉「いったい…誰なんだ!!金木さんを…殺したのは…いったい……」
広い会場に容疑者3名と
ホークアイズのみが居た。
さっきまで仁と話してた恵美まどかと皇千ト…どころかその記録者もいない。
どこにいったのかと、ちょくちょく周りを探しているが
見当たらない。
仁「まず、トリックについてだが…用意したのはこれだ」
仁が出したのは2つの瓶
瑠「なんだ、これ?」
杖「お酒か?」
仁「あぁ、こっちはアルコール5%こっちは9%だ」
桜「それが、なんだっていうの?」
仁がおっさんに目を合わせると
おっさんはなにか察したのか近くから透明なコップを持ってきた。
仁は持っていた酒をどちらも半分づつ、ゆっくりと注いだ。
すると、
色の違う酒だからかはっきりと分かった
5%のお酒と9%のお酒の間に綺麗な境目がうまれていた
瑠「すげぇ……綺麗…」
仁「アルコール度数が違うものは混ざらないことがよくあるんだ。犯人はこのトリックを使い。金木 史郎を殺害した。
経緯はこうだ、度数の高い…つまり下のお酒に毒を入れ、上から別のお酒を入れる。被害者には手品とでも良い飲ませたのだろう。落ちていたのはコップとストローだけだが、そのストローには微弱だが口紅がついていた。恐らく犯人は、ストローで飲んだあと何かで拭いたのだろう。犯人は上だけの酒を飲み、無事であるかのように見せると被害者はそれを信じ、毒入りの酒を飲んだ。」
仁の話を聞いて
この中にいる全員がある人物の方を見た。
この中で、唯一口紅をしている人物…
瑠「……まさか…」
仁「あぁ、金木 史郎を殺害したのはお前だろ?桜ノ 玲奈」
玲奈は黙って下を見ていた。
玲「私が…犯人?なんの冗談です?」
仁「お前、彼岸花が好きだったな、被害者との思い出だとか言っていたが。
あの部屋の壁には写真があったな、あそこには藤の花に囲まれた、2人の写真が写っていたが?」
玲「っ……でも、それだけで、犯人とは言えないでしょう!!」
「それなら、僕達が調べてあるよ」
瑠「スワロウテイル!?」
恵「待たせたね、司波仁」
仁「本当だ」
恵美まどかは玲奈の方を見て話始めた
恵「被害者が倒れたとき、こぼした酒を調べてみたんだが…」
健「結果、大量のリコリンとガランタミンが検出されました。」
桜「リコリン?ガラ…?」
誠「彼岸花の毒の成分や、接種すると吐き気や腹痛に襲われる…酷いと死に至るんや」
玲「それだけで?彼岸花を飾っていただけで犯人扱い?」
恵「大丈夫…ちゃんとまだ、あるから」
恵美まどかは不気味な笑みを浮かべた
右「お待たせしました。」
杖「ナイトアウルか」
右手、左手、千トが遅れて登場してきた。
千「実は、この建物には至るところに監視カメラが隠されているんです。その中を見てみたところ。バッチリ写っていました。あなたが、金木 史郎さんのコップに毒をいれているところを」
左「言い逃れ出来ないな~」
左手が面白い可笑しく茶化す。
それに反して、桜ノ 玲奈はわなわなと体を震わせていた。
玲「しかた…なかったのよ……そうよ、私があのクソ野郎を殺したの!!
だって、あいつが……あいつが…裏切ったのよ…親同士の取引の為の結婚だった…だから、この結婚には愛なんて無かった。でも…それでも……私は彼が好きだった…信じてたのよ……あの人との子供が出来たとき嬉しかったのよ。
なのに……なのに!!あいつは…私の友人と浮気をしていたのよ…許せなかった。
私のことだけなら良かった。なのに……あいつはお腹の子まで殺そうとしていたのよ!!許せるはずが無いでしょ!!」
ゆったりと落ち着いている女性かと思っていたが
声を張り上げ…悲痛な叫びを出している彼女は
傷ついていたのだろう。
沢山…沢山……
傷つくのは、いつも、信じた人だ
信じなかったら…傷つかない
それでも…人は信じてしまう。
目の前に大きな光があったら、手を…伸ばしてしまう。
仁「………それなら、お前は馬鹿だな」
玲「……は?」
恵「君は妊娠してるんだろ?ならなぜ、あの犯行のときお酒を飲んだの?お腹の子への心配は…無かったのか?」
玲「あっ……あ…」
恵「君は、ただ、自分を捨てた金木を殺したかっただけだろう?」
玲「ちが………いえ…そうなのかも…しれません。私は…この子を愛してるか……分からないんです。愛せる…自信も……もうない」
きっと…あの、金木という奴が浮気を……道を外さなければ…裏切らなければ。
この人もお腹の子も……笑えていたのだろう。
日の元を…笑顔で、元気いっぱいに走っていたのだろう。
愛される……はず、だったんだろう……な…
目の前にいる女性が…自分のように見えた
愛されたことがない自分が…誰かを愛することは出来るのかと。
ここには…居たくなかった。
過去の…捨てたはずの記憶が離れなくなる
気づいたら…外に居た。
花の庭園……薔薇があちこちに咲いていた
空は…綺麗な月が浮かび上がり。
その月を目立たせるかのように星母子が輝いていた。
この景色を…何度見てきたのだろうか……
手を伸ばしても…届かない光
それで良い
それが、良い
届く光に魅力なんて無い
届かないからこそ…手に入らないからこそ
美しいのだ…
瑠「仁達…置いてきちまった……でもな、今さら戻るのもな…」
そう思い、近くの椅子に腰かけた
ボーッと空を見る
もしかしたら、あの人も自分と同じだったのではないか
親の人形とでしか生きれなくて
そんな中ではじめての好きな人、大事な人が出来た
なのに……裏切られる
傷ついた心を癒されてから傷つけられる
なんて…皮肉なんだろう。
疲れていたのだろうか…瞼が重い
段々と下がって…く……る…
ーーーーーーーー
暖かい……
説秒な速度で揺れるのも気持ちが良い
ゆっくりと目をあけると
綺麗な景色…
悠然と歩くおっさんと…
俺を抱えて歩いている仁が居た
杖「瑠衣…起きたか」
瑠「あぁ…俺……」
仁「寝てた、庭園で」
瑠「あ~確かに…そうだな」
杖「あのあと、探すの大変だったんだぞ」
瑠「わ…悪い」
杖「皇くんが読心を使って瑠衣の異変に気付いてくれたんだ」
瑠「………そっ…か…」
読心…本当に嫌な異能だ
瑠「で、なんで、俺は仁に抱えられてるんだ?」
仁「お前が寝てたからだろ」
瑠「なら、もう下ろせ!てか、それなら、おっさんでも良いだろ」
杖「仁が聞かなくてな…」
仁「………………」
瑠「……え?…え??」
仁「うるせぇ…」
瑠「もしかして…心配してた……とか!?」
仁「だから、うるせぇ」
仁と瑠衣の良い合いが始まる。
杖「ふっ……良いな、これも」
愛されなくても…それでも…前を向いて
貴方を見てくれる人は必ずいるから
誰かを無理に愛そうとしなくて良い
貴方のペースで進んで行けば…良いんだよ
ーーーーーーーー
お疲れさまでした。
私も、お疲れさまでした。
書いてて途中すっごい楽しくなっちゃいましたw
本当に、リクエストありがとうございました
是非、また、してください。
今回は「愛」をサブテーマとしてかかげてみました。
桜さん…満足いただけましたでしょうか?
親からも愛されなかった、玲奈さんと瑠衣くん
それでも、誰かから愛をもらった2人
その愛さえも裏切られた玲奈さん
その愛を伝わるまで伝え続けようとしてくれる仲間に巡り合えた瑠衣くん
似ている2人…それでも、対比な2人
きっと、自分だけでは変えられない
変えるには周りの力もいる
金木に騙され、さらに人を信じられなくなった玲奈さん
仁くんや杖道さんに会い少しづつ人を信じることが出来た瑠衣くん
対比させるの超ムズかった…
私は…愛とかよくは分かりませんが
それでも…私なりの愛を形に出来たと思っています。
この愛が…誰かの心に残ってくれるのなら
とても…嬉しいです。
それでは、次回で会いましょう。
コメント
39件
大大大満足だよー もう最高すぎて、読んでる私の口角がだんだん上がってくのをお兄ちゃんが見て「どうした」って言われたもう最高、本当にリクエストしてくれてありがとう!! 次回も楽しみにしてるね
愛とは時に誰かを盲目にさせてしまう
ああ、読了しました……ほんと、このエピソード、胸にくるものがあったなあ。 まず、トリックとしての酒の度数差を使ったやり方は「なるほど」って納得させられたけど、それ以上に玲奈の告白シーンが刺さりました。信じた人に裏切られて、お腹の子さえ愛せる自信を失ってしまうって……辛すぎる。 そして何より、瑠衣くんと玲奈の対比が美しかった。同じように愛されずに育った二人が、片や絶望に堕ち、片や仲間に支えられて歩き出す。最後の仁くんに抱えられてるシーン、良かったなあ……心配してるとか照れ隠しとか、そういう距離感の描き方が好きです。 「届かないからこそ美しい」っていう瑠衣の独白、印象に残りました。寺島、こういう繊細な感情の動きを拾える作品に出会えると、編集者としても読者としても本当に幸せです。 作者さま、素敵な物語をありがとうございました。リクエスト作品とのことですが、ご自身の「愛」をここまで形にできるって、すごいことだと思います🌷