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桜の花びらが舞い新たな出会いの訪れに街が賑わう今日、僕は書いていた。
そう。あなたへの想いを綴る手紙を。
5年前のこと。僕、神田弥緒斗は高校生になった。
1年3組__僕の所属するクラスはこのクラスらしい。下駄箱に貼られる名簿表から自分の名前を見つけ教室へと向かった。
足取りはとても軽い。
どんな友達ができるかな? 自己紹介何を話そう、。
そんな希望で満ち溢れていたのである。
いざ教室に入るとやはり緊張した。
知らない人ばかりだからか、互いにいそいそとしている雰囲気も感じられた。
席に着いてみてもどうも落ち着かない。
しかしこの雰囲気は初日さがありむしろ楽しくまで感じる。
僕がそんなことを思いそわそわしている時、後ろから声をかけられた。
「初めまして!私、菊乃涼風!前後同士よろしくね〜!!お名前なんていうの? 」
「僕は神田弥緒斗。こちらこそよろしく。」
びっくりした。 ちゃんと返事出来だろうか、、。ぶっきらぼうだったかな、?
初日から人に、ましてや女子に話しかけられることなど思いもしなかった。
もともとコミュ力はあまり良い方ではなく、おまけに見た目も大した特徴がない。
クラスに居ても「え、、?あっ、たしかに居たわ。でも話したことあったっけなぁ、。」そんなことを言われる始末。そんな僕は当然女子に耐性はない。
自分がなんと答えたか1文字1文字思い出しながら後悔しては落ち込んで、遂には開き直った。
ぶっきらぼうでももう仕方ないだろう。
そして、次話す機会があればその時に取り返せばいい!と、来るかも分からない後の自分に期待するようにした。
しかし、僕に新学期恒例の壁が立ちはだかったのである。
係決めだ。