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(……ダメだ、こいつ……マジで起きねー……!)
潔は、自分の上でスースーと規則正しい寝息を立てる凪に絶望した。
世界最高峰のトラップを誇るその指先は、今や潔の胸元を「最高に感じさせるためのデバイス」と化している。
(……凪も疲れてるんだ。……俺が我慢すれば、そのうち飽きて止めるだろ。……そうだ、耐えろ、潔世一……。これは、ただの指の動きだ……!)
潔は枕に顔を埋め、溢れ出しそうな吐息を必死に飲み込んだ。
だが、その決意とは裏腹に、身体は残酷なほど敏感に反応していく。
カリカリ、コリコリ……。
一定のリズム。けれど、時折指先がギュッと先端を摘まみ、そのまま円を描くように「コリッ」と強く弾く。そのたびに、潔の背骨を熱い稲妻が駆け抜け、足の指先までがピンと強張った。
「……っ、ん、……っ、…………ふ、……ぅ……!」
声を漏らさないよう、唇を血が滲むほど噛み締める。
だが、視界の裏側では火花が散り、凪の体温と、服の中で動く指先の熱だけが世界のすべてになっていく。
(……おかしい……。朝、あんなに玲王にされて……、なのに、なんで……また……ッ!!)
押し殺した鼻息が荒くなる。
凪の指先が、今度は服の上からではなく、直接肌をなぞるようにして、もう一方の胸へと移動した。
湿り気を帯びた指先が肌を滑る感覚。それがまた、潔の脳を「異常事態」だと認識させ、全身の血流を加速させる。
「……っ、ぁ、……んんっ、……っ…………!!」
耐えきれず、潔の腰がピクンと大きく跳ねた。
背後から抱きしめている凪の巨大な身体に、自分の尻が押し付けられるような形になる。凪のジャージの硬い感触が、潔の火照った肌にさらに刺激を与え、逃げ場のない快楽が渦を巻く。
ぐちゅ、コリコリ……。
指先と肌が擦れる生々しい音が、静かな寝室に小さく響く。
潔は涙目で枕を掴み、シーツをぐちゃぐちゃに引き寄せた。
(……もう、むり……っ。……これ、……終わんねーよ……ッ!!)
耐えれば耐えるほど、感覚は研ぎ澄まされていく。
凪の無意識(?)な愛撫は、潔の「ストライカーとしての理性」を容赦なく削り取り、ただの「熱を孕んだ生き物」へと変えていく。
「……ふ、ぁ……、……ん、んっ、……あ、あぁ……っ!!」
ついに、押し殺していた声が、掠れた悲鳴となって漏れ出した。
暗闇の中、潔の意識は再び白濁し、自分でも制御できない熱の奔流に飲み込まれていく。
(……あ、……もう、……ダメだ……ッ!!)
潔の我慢は、限界を突破した。
凪の大きな手掌に胸を包み込まれ、指先で容赦なくコリコリと最奥を弾かれた瞬間、潔の脳内は真っ白な閃光に包まれた。
「……っ、あああああぁぁぁ……ッ!!!」
枕に顔を埋めたまま、押し殺しきれなかった絶頂の悲鳴が漏れる。
腰がガクガクと激しく波打ち、自分でも制御できないリズムで何度も跳ねた。背後から抱きしめる凪の太ももを、潔の脚が力なく、けれど必死に蹴るように痙攣する。
全身の筋肉がピンと硬直したあと、ドロドロに溶けるような脱力感が潔を襲った。
視界は涙でボヤけ、ハァハァと荒い吐息だけが、静かな部屋に響き渡る。
(……はぁ、……終わった……。……やっと、終わって……)
しかし。
潔が安堵したのも束の間、地獄はまだ続いていた。
コリ……カリカリ……コリッ。
「……っ!? ……ひ、あぁっ!?」
止まらない。
凪はガチで寝ている。
あまりの疲労から深い眠りについている凪にとって、腕の中にある潔の身体は、心地よい抱き枕か何かに過ぎない。寝ている間に無意識に指先を動かす癖があるのか、あるいは潔の肌の感触が良すぎるせいか、凪の指先は潔が絶頂したことなどお構いなしに、敏感になりすぎたそこを執拗に攻め続けている。
「な、……なぎ、……まって、……もう、イッたから……っ。……そこ、触らないで……ひ、ぁぁっ!!」
絶頂直後の、過敏なんて言葉では足りないほど「剥き出し」になった感覚器官。
そこに再びコリッと爪を立てられ、潔の身体は電気ショックを受けたかのように大きく反り返った。
「ん、んぅぅ……ッ! やだ、……とめて、……なぎ、……っ!!」
もはや快感というよりは、脳を直接かき乱されるような強烈すぎる刺激。
潔は涙を流しながら身をよじって逃げようとするが、凪の「鋼の腕」は、眠ったままビクともせずに潔を固定している。
コリコリ、カリカリ、ぐちゅ……。
「ひ、あ、……っ、あぁぁぁっ! ……っ、また、……くる、……っ!!」
終わらない愛撫。終わらない刺激。
潔は、ガチ寝している凪の腕の中で、自分の意思とは関係なく何度も何度も、強制的に「快感の極致」へと引き摺り込まれていく。
「……れお、……だれか、……たすけ……っ、んんぅっ!!」